家づくり研究②

家づくりについて

家を建てて5年になります。思ったことを書いていきます。
家づくりについて書いてはいますが、実現できなかったこともあり多々あり、これから家を建てる方、検討している方参考になればと思います。

⑤玄関について
玄関のポーチ(ドアを開けて外の部分)ですが、来客時にドアを開けたときに来客を一歩下がらせないように設計をした方が良いです。
例えば、雨のときに傘をたたんで雨に濡れないように玄関の前に待っているシチュエーションがあると思います。そんなときに、来客者が一歩も動かずに対応できたときにスマートであると考えます。こちらとしてもドアを開ける際に来客者に当たらないように気を付けることも減ると思います。
玄関ドアを開けると約90cm出っ張るため、ポーチが150cmあればそれが可能になると思います。私の家は120cmでしたので、スペースは30cmしかなく、ドアを開けた際、若干避け気味になってしまうと思います。気にしすぎかもしれませんが、余裕がある設計は今後生活していく中で、考えておいて良かったと思うことが出てくると思います。備えあれば憂いなし、後悔後に立たずです。

⑥トイレについて
私の家のトイレは詰まりやすいです。トイレが詰まりやすいとイライラすると思います。そこまでトイレットペーパーを使用しているという認識はなく、シングルペーパーを使って水に溶けやすくしたり、ウォシュレットを使用して予防をしているのですが、なぜか良く詰まります。
 
家を計画当初から、トイレが詰まりにくいように力を入れたつもりでした。公共トイレのように水で一気に流すタイプのトイレにならないか相談もしましたが、家庭用の水道の口径が足りず、実現できませんでした。
要するに、節水型の家庭用トイレの場合、詰まりやすさと水の使用量は反比例の関係にあるということがいえます。
 
調べてみると、流す方式も色々あるようで、一般的なサイホン式から、サイホンゼット式、INAX(リクシル)の場合はサイホンボルテックス方式というようです。私の家は、INAXのフチなしトイレのため、このサイホンボルテックス方式であると思われます。便器を渦を巻くように水流が流れるため、確かに汚れはつきづらいと思いますが、水を流す力とはトレードオフであると感じます。

高い機種では、機械式エアドライブユニットをタンクの中に仕込まれていて、S字管の中の空気を吸引することで、サイホン効果をより高めることで、排水力を強化しているとのことでした。
一番お買い得な機種を選んでしまったのは私ですし、高いトイレにリフォームする余力もない私ですが、排水管の傾斜が長くて緩やかであったりすると詰まりやすかったりすることがあるので、トイレの詰まりについても検討しても損はないかと思います。

⑦尺モジュール(尺貫法)とメーターモジュールについて
尺モジュールは、日本の昔ながらの長さの単位で1尺=約30.3cmとなります。住宅では主に3尺を基準としているため、図面のマス目も
1マス3尺=90.9cmとなっており、このマス目に柱を設置して、ドアや窓を配置していきます。例えば、廊下を考えたとき、マスの中心に柱を設置し、その柱の上に石膏ボードと壁紙を張り、壁になります。
柱の太さは大体105mm、壁の厚みは石膏ボードが12.5mmであったとき、
<柱の半分52.5mm-石膏ボード12.5mm-廊下-石膏ボード12.5mm-柱の半分52.5mm>となり、
廊下の部分は909mm-130mm(52.5×2-12.5×2面)=内寸は779mmとな
ります。
これがメーターモジュールの場合は、1マスを1mとして設計します。
廊下の部分は、1000mm-130mm(52.5×2-12.5×2面)=内寸は870mm
となり、尺モジュールと比べて91mm=約9cmの違いがあります。
この9cmがどう効いてくるか、例えば階段をメータモジュールで作ると、
荷物を持って階段を上がるとか、階段に手すりを付けても窮屈になりません。廊下を少し広くすれば、壁収納として活用することができます。ただし、階段や廊下を広くすることで、弊害として部屋が狭くなってしまうことがあります。
メリット、デメリットを分かった上で、家を考える上でほぼ最初に決めておかなければいけないことなので、注意してください。

 
 
 

 

 


家の中に収納を作りすぎてもダメ。これは色々理由があるが、収納スペースでも建築費は一様にかかるため、坪単価50万であれば、4畳=2坪の部屋でも100万円は家のコストが上がってしまう。
それならば、家の外に倉庫がおけるスペースを確保しておいた方が良い。倉庫であれば、10~20万円程度で購入することができる。アウトドアグッズや園芸用品、季節小物等がどんどん増えてしまうため、屋外に倉庫がおけるかどうか検討しておく。犬走り(建物の周りのスペース)に内寸で1mほどのスペースがあれば、奥行537mmの倉庫や今後エアコンの室外機やエコキュートやエネファームを置くことができる。
ただし、基本的には、地面に雨水枡や汚水枡がある場合があるので、注意が必要。あらかじめ敷地の外側寄りにお願いをしておいた方が無難である。
また、倉庫を置いてしまうと外壁のメンテナンスに影響があるため、土地に余裕があるのであれば、敷地に対して外際に向けて置けるようにした方が良い。できれば、人が入ることができるサイズの物置が置けると、用途の幅が広がるためおすすめ。1.8m×1.8m(1坪タイプ)、欲張れば1.8m×2.7m(1.5坪)。ただし、建ぺい率にカウントされるため注意。庭に置くスペースがあればベスト。

こんにちは、

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