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リモートワークに大切なのは配慮とアウトプットである理由

こんにちは、豊藏(@shotatykr)です。

普段はSEOとCROが強みなアイオイクスにて、Webマーケティングの仕事をしています。

今日お話しするのはリモートワークについてです。

コロナ禍にて、急速に普及が進んだリモートワーク。サラリーマンにとって最もネックと言っても過言ではない出勤というタスクが必要なくなりました。

顧客と会話する。
社内のメンバーと連携する。
システムを作る。

こうした今までできなかったことが、技術的に可能になったのはとても喜ばしいことですよね。

その一方で、サラリーマンというワークスタイルに大きな変革が迫られるようになったのもまた事実です。

今まで、物理的な距離やコミュニケーションの容易さにて幅広いタスクがこなせる事が正社員の価値でもありましたが、リモートワークによって、「だれが何をしてどうアクションに繋げたか?」がより目に見える形で反映されるようになりました。

「会社の会議が長い・・」「上司に拘束されて・・」といういわゆる我慢料という概念が無くなり、通勤もなくなり、給料が下がるわけでもなく、仕事中に何をやっていても分からなくなりました。

これは「会社に来て仕事をしている」という物理的なサラリーマンの免罪符が取っ払われたことを意味します。

大幅なリストラや、不十分な動きをしている人間の雇用を解除するという選択肢は、今後2~3年で急速に拡大していく可能性が高いと踏んでいます。

そこで、本日は「リモートワーク時代の仕事の取り組み方」について私見を話していきたいなと思います。

結論:リモートワークで重要なのは「配慮」と「アウトプット」の2つだけ

私は、リモートワークになったことで、会社員という働き方がよりシンプルになったと認識しています。

①配慮
②アウトプット

この2つを守れるかどうかが出発点になると思います。以下で詳しく解説します。

旧来サラリーマンの価値:「組織意思に合わせて行動できる」

まず、結論に至るまでの過程を述べていきます。

リモートワークをする前は、基本的に同じオフィスに同じ時間帯に活動をしていることで、物理的な距離の近さが存在しました。

スキルの幅や価値観は抜きにして、同じ場所にいて、同じ組織にいて、同じ行動をとれるというのが最も大きなメリットです。

「明日までにこれに取り組みたい!」とリーダーが思ったら、部下にその行動を即座に反映できます。契約を結ぶ必要もなく、目の前にいるから違った方向に進んだらフィードバックが出来る。

その場にいる近さから、軌道修正をコスト無く行えるという事がメリットです。ミーティングがすぐに出来る。仕事が間に合わなかったら強制力を効かせて残業を(暗に)強いれる。

このあたりが会社に長時間労働という文化が形成された一因だと考えています。

実際、これは大きな強みでした。優秀な外部に委託をするには契約・調整コストがかかるためです。

リモートワークになって近さのメリットがほぼゼロになった。

対してリモートワークになり、上記のメリットはほぼ無くなりました。

ZOOMにて会話し、社内SNSでチャットを取り合い、目標を達成する為に必要なアクションを家から取るようになりました。

このため、近さからなるメリットはほぼゼロとなりました。必要な時間に、必要な動きをしてくれる人であれば東京にいようが、ニューヨークにいようが、九州にいようが関係ありません。

これは、その企業の正社員であるために必要な参入障壁が取っ払われたという事を意味します。代替可能性が高まった。というべきでしょうか。

配慮とアウトプットが超重要

リモートワークになったことでより重要になったなぁと思うものが2つあります。

①配慮
②アウトプット

です。①の配慮は、リモートワークになってから特に意識すべき部分かなと思います。

メールのレスポンス、社内SNSのリプライ、わからない部分や気になる部分を相談する。ビデオチャットにて連絡する等が該当します。

特に、リモートワークだと物理的に距離があるため、個々人が何を考えて、どう動いているのかがより見えにくくなります。

これが「営業数値を追う、」「成果物を作る。」等明確な一つの指標があれば良いですが、色々な人と協力しながら少しずつ何かをするためには、意識のズレが起きないよう細かなやり取りが重要になります。

また、②のアウトプットも非常に重要です。単純な行動指標はリモートワークでは見えない為、その分具体的にどういったアクションを行ったか?が今後見える化されると想定しています。

特に、目に見える成果物を作成する仕事などについては、業務委託やフリーランスに依頼する動きがますます加速していくでしょう。

まとめ:見るべきは社内<社外

結論、リモートワークになってますます、業務委託やフリーランスといった働き方が普及する可能性が高いです。

そうなると、みるべき視点は社内ではなく、社外になります。お金を払えば質の良いアウトプットを丁寧に出してくれる人がいれば、その人に仕事が取られる可能性が高いです。

そう考えると、まず見るべきは、近くの同僚ではなく、遠くの業務委託・フリーランスかなと思います。

自分自身の立場におごらず、どうやれば社内のことを深く理解し、委託をしている人たちよりも優れたアウトプットを出すことが出来るのか?

そんな観点で物事を考えられるようになることが、リモートワーク下にて求められるスキルなのではないかなと思います。

以上、豊藏(@shotatykr)でした!

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