人と会うときに持っていくもの

この1週間くらいで人に会いまくっている。しかも基本自分から声をかけて無理やり会いましょう!と言いながらすり寄っている。

それまでコミュニケーション怖いよおと言いながら場を待っていたり、声をかけられるのを待っていたことを考えると、ずいぶん進歩したものだなと思う。

ただ、新しく人と会うと、当たり前だが盛り上がるときと盛り上がらないときがあって、この違いってなんなのかしら、私とあなたが合わないからなのかしらなんて考えていたんだけど、そういう人たちとも2、3回会うと普通に盛り上がったりする。

この違いをいわゆるコミュニケーション能力的なもののせいにしたり、会う合わないってあるよね的な話にするのは簡単なんだけど、ここ1週間で10人ほど会ってみたところ、そうでもなさそうだなと思ったので、少し考えをまとめてみようと思う。


今の時代最初に人が会うとき、SNSで名前を知っていたり、経歴を知っていて声をかけたり、紹介で会ったり、何も情報を持たないまま会うことはほとんどない。前情報一切無しは合コンくらいだ。っていうか何も知らない奴と二人で会いたいってそもそも思わない。

結論から言うと、盛り上がるか盛り上がらないかは、『自分がなぜそこに来たのか』をしっかり公言しているか否かだった。

盛り上がるときも盛り上がらないときも、自己紹介は両方しているんだけど、その上に一個、『自分がなぜそこに来たのか』を話してあげると格段に盛り上がりの初速が早かった。

つまり、『私はあなたに〇〇って理由で会いに来た』って一言言ってあげるだけで、相手の顔が急に朗らかになって一気に打ち解けられる。

逆にそれを言わないと自己紹介はどんどん瑣末なものに波及し、結局なんの会合なのかよくわからないただの探り合いになってしまう。

で、書いてて気がついた。これ、会議と一緒じゃん。

ただ人と会うのに会議ライクな目的とかゴールとかめんどくさいなと思うけど、人に会って時間割いてもらうんだから、最低限の持ち物として『私はあなたに〇〇って理由で会いに来た』っていう言葉くらい持って臨もうと思うのでした。

おわり。