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古民家再生で広がる学生の輪「明治大学 渡邉すみれ」

本日の主役は明治大学に通い古民家再生を通じたまちづくりを行う学生団体Cominiaの代表をしている渡邉すみれさんです。

学生団体Cominiaでは鎌倉を舞台に学生がDIYで空き家のフルリノベーションを行い学生と地域の人が集まる居場所作りをしています。最近は築98年の空き家を図書館にする企画や参加型のDIYイベントを開催していたり精力的に活動しています。

Cominia立ち上げまでの経緯

小学生の頃はとにかく体を動かすことが大好きだった彼女はサッカー選手になりたいという夢を持ちサッカー漬けの毎日を送っていました。小学校、中学校と委員会に入ることや社会活動をすることに興味はそれほどなく自分とは無縁の世界だと考えていました。しかし、高校に入学した頃彼女の考え方が少し変わり始めました。彼女が入学した高校は校則の厳しい高校でその行き過ぎた指導が精神的苦痛になっていました。そんな状況の中でふと彼女は校則を変えたいと思い立ち様々なアクションを起こしていきました。

コロナ禍になったタイミングで彼女は学校外での活動時間が増えtwitterなどで情報を発信することから活動を本格的に初めました。高校生メンバーとして認定NPO法人カタリバや日本若者協議会に参加し校則について政治家や有識者と意見交換をするなどの活動も行い色々なことを重ねて生徒会長に就任。生徒会長に選出されたことは今までの自分からは想像もできないことだったそうです。生徒会長としては女子でも履けるスラックス導入の意見書を提出。しかし、この学校はそんな生徒は受け入れないと差別的な発言があり提案は却下されてしまったそうです。

さらに、受験期に入ってしまったため校則に対する具体的なアクションができなかったため今でもそれが心残りだそうです。ですが、この悔しさをバネに学校外の活動はこれまで以上に頑張ろうとモチベーションが爆上がりし新たな活動に対する熱が湧き上がってきました。小学校3年生から住んでいる鎌倉で、鎌倉の地元愛やそこで自由に暮らす人の姿に魅力を感じながら生きていた中で同級生から刺激をもらう日々を過ごしていて高校3年生のタイミングで鎌倉で学生を集める活動がしたいと考え思いついたのがCominiaだそうです。鎌倉は学生の活動家が多いが集まる場所がカフェやスタバしかないそんな人たちのための活動拠点や地域のために古民家のリノベーションを学生が行うという過程も完成もみんながハッピーになれる活動とのことです。

CominiaでのDIYイベント

活動に持つ信念

自分自身そして周りもおかしいと思っていることではあるがアクションが起こせない人がいるというもどかしさから始まった校則を変えるという活動。そして、小学5年生から今も続けているサッカー、新たに始めた学生団体この3つはそれぞれ独立した別の活動なんですが彼女は共通して生き方の選択肢を広げるという考え方の元に活動をしているそうです。それは、サッカーで繋がる人やサッカーで海外に挑戦すること、守ることが当たり前になっているルールに疑問を持ってアクションを起こすこと、コミュニティ内で切磋琢磨しながら活動することの3つに共通する信念だそうです。

将来の夢

サッカー選手になることが将来の夢だったそうなのですが今は考え方が少し変わったそうです。サッカー選手としては海外でのプレーを子供の頃からの目標にしていてその目標の達成に向け留学を考えているそうです。そして、Cominiaでの活動でイベントを開催できた瞬間や参加者が新たに団体を立ち上げるなどCominia発信で様々な社会貢献ができている事にとてもやりがいを感じているそうで単に女子サッカー選手ではなく女子サッカー選手×社会問題の解決という二足の草鞋で自分の言葉で自分を発信できる人間になりたいと将来の自分を語ってくれました。

サッカーの試合中の写真

私はすみれさんとのインタビュー中で自分を信じて自分のやりたいことをやっていたらいい結果がついてくるという言葉を貰い自身の活動に対して自信をもてました。そして、彼女はその言葉を体現しているなぁと感じました。とても良い経験でした!今後も彼女の活躍に期待です!

渡邊すみれさん: Twitter
Cominia公式Twitter: Cominia

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