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早朝のウォーキング

あたくしオジおばさんは、朝が早い。

5時には起き出して、血圧の薬と一緒に水を一杯、その日のゴミ出しの準備をし、Tシャツは寝てたそのまま、ズボンのみを履き替え靴下を履く。そしてゴミを持って家を出て、ダストボックスに投げ入れ…いいえ、そっと入れる。

スマートフォンを取り出し「体重減少のためのウォーキング」というなんとも禍々しいアプリを立ち上げ、早朝ウォーキングをスタートする。

このアプリはかなり優秀で、45分間で設定するとラップを知らせてくれたり、歩いた距離、速さ、消費したカロリーなんかを提示してくれる。そしてデータとして蓄積され、歩いた経路まで記録してくれる。便利な世の中になったものだなぁ。

そもそもなぜ早朝ウォーキングを始めたかというと、例の如くコロナ禍での体重増加である。10kgも増えた。もともとデブだったのに10kgも増えた。つまりは100kgの大台を遥かに超えた。

「100kg超えるのってある意味で才能らしいよ」と友達が言った。まあ、その通りだった。99kgで増加がピタリと止まり、なかなか100kgは超えなかった。

「ほうほう、流石に100kgはいかないのかぁ」と油断をして体重を測らずにいた2ヶ月後、102kgだった。それからはトントンと増え続けた。結局106kgまで増加したのであった。

汚い話なのであるが、106kgにもなると自分のお尻が拭けないのであるよ。103kgだったら拭けるのに、106kgだと拭けないのであるよ。3kgの差にいったい何が起こっているのだろうか…これには流石に絶望し、痩せねばなと思った。

そして何か運動をということで始めた早朝ウォーキング。今では100.3kgまで減量に成功した。99.9kgが遠い。

減量にも100kgの壁があることを知ったのだった。

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