読後録#8 『戦国僧侶列伝』

ひたすら戦国時代~江戸時代初期の僧侶の生い立ちを数ページでまとめ、総勢35名のお坊さんが掲載されています。明日に命があるかわからない乱世の中で、武将をはじめ時の権力者は心の平安を求めるだけではなく、僧侶に期待されていたスキルや役割は多岐にわたっていた...。

推し僧侶が見つかる・・・?!

織田信長が天下布武を掲げた時期から、豊臣秀吉が太閤に上りつめたころ、そして徳川家康による江戸時代の開府までそれはそれは、多くの僧侶がおりました。ここまで数奇な運命をたどった僧侶、超優秀なインテリ僧侶などもりだくさん。きっとあなたの心に響く僧侶に出会うかもしれません。

個人的には「木食応其」と「日奥」がビビットすぎて記憶に残ります。前者は高野山を秀吉の火の手から救ったとも称され、後者は2度対馬に島流しされても自身の宗教観を変えることのなかった不屈の僧侶でありました。

そんな本はこちらから。