読後録#1 『海賊の日本史』


日本に海賊はいた(らしい)。古文書を丁寧に紐解くと、船で移動中に海賊に遭遇した...といった記述が残されている。各時代には瀬戸内海や熊野・伊豆といった各所でそれぞれのスタイルで生きていた海賊がいたようだ。

「海賊」という一つのテーマをもとに、歴史を振り返ると、従来の見方に奥行きと広がりを与えてくれるそんな本。周囲は海で囲まれて、6千を超える島々で構成されるこの日本だから生まれた、”職業”であり、”文化”であり、”生き方”なのかもしれない。詳しくは本著で。

『海賊の日本史』山内譲