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オーストラリアのコーヒーロースターで働く私の1週間(月曜日編)

私はオーストラリアのコーヒーロースター(コーヒー焙煎所)でヘッドロースターとして働いてます。カフェと違って、コーヒーロースターは業務形態上あまりオープンになっている事がないのであまり普段どんなことをしているのか知らない方が多いかと思います。
そんな日常が気になる方が少しばかりでもいらっしゃることを願い、私の1週間の仕事の流れをシェアしていきたいと思います。

私の1週間は月曜日から始まります。月曜日は焙煎日です。前日の日曜日には卸先のカフェからコーヒー豆のオーダーが入っているので、オーダー分を焙煎していきます。オーダー量にもよりますが、朝の7時から17時くらいまでずーっとノンストップで焙煎していて、私ともう一人のスタッフの2人で午前と午後に分けてやっています。
私は朝まず職場に到着したら、焙煎機を温めることから始めます。料理でオーブンやフライパンをまず温めますよね、それと同じです。温めには最低でも30分から40分くらいかかりますので、その間にまずシングルオリジンのエスプレッソを抽出してクイッと1ショット飲みます。朝一のエスプレッソは体全体にカフェインがジワーっと浸透して細胞達がワサワサ起きてくるような感覚があります。好きです。その間に大体、他のスタッフがバッチブリュー(機械で1Lから3Lくらいを抽出するドリップコーヒー)を作っているので、大きなマグにこれまでもかってくらい並々注いで焙煎機の方に戻ります。

私達が使っている焙煎機はローリングスマートロースト 
(LORING SMART ROAST)というアメリカ発のものです。この焙煎機はとても優秀で様々な利点があってまた詳しく紹介したいと思います。とにかくローリングで焼いたコーヒーはエグミが少なく透き通るようなクリーンな味わいが作り出せるところが私のお気に入りポイントです。
バッチバリューをグビグビ飲みながら、オーダーを見ながらその日の焙煎計画を練ります。焙煎機があったまったらさあ焙煎開始です。お昼過ぎくらいまでノンストップで焙煎し続けてもう一人のスタッフと交代します。
ランチを食べたら次はバギングという作業に移ります。
焙煎し終えたお豆達を小売り用の袋に詰めたり、おろし先のカフェ用にバケツに4キロずつ計って入れていきます。
私達は規模がそんなに大きい会社ではないので、こういう袋詰めもすべて手作業で行います。小売用は豆の重さを自動で計って落としてくれる機械があってそれを使いながらも再度重さを計って、丁寧に空気を抜いて、シーリングマシンでシールします。
卸用のバケツも手作業で4キロずつバケツにつめていきます。だいたい1日で150個くらいのバケツをつくります。
これを16時半くらいまで続けて、最後に清掃して月曜日は終わりです。

次は火曜日の流れを紹介しますね!



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