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超優秀な複業(副業)チームだからできた「DataMage」のα版リリースの裏側。複業チームのメリット・運営体制を紹介!

こんにちは、株式会社UPDATAのHRマネージャー関戸です。

今月の頭についにデータ活用SaaS「DataMage」のα版をリリースしました!
構想から約1年、世の中に1つのアウトプットとして、α版をリリースできたのは、本当に嬉しいものがあります。

そんなDataMageのチームですが、まだ世の中的には事例が少ない複業(副業)中心のメンバーで構成されています。今回の記事では、そんな複業(副業)中心のチームで運営してきた1年で得たメリットや、チームの運営体制などをまとめました。

スタートアップや新規事業において、どのようにチームを作るかというのは非常に重要な課題です。チーム作りが上手くいかないと、良いプロダクトは絶対に生まれないでしょう。

スタートアップや新規事業のチーム作りにおいては複業(副業)メンバーでチームを構成することは、1つの最適解として強く推奨しています。
是非、みなさんのチーム作りの参考になれば幸いです!

時間がなく、一部だけよみたい方は見出しをお読みください。結論ベースで記載したので、全体像は理解できると思います。
(でも全部読んでくれたら嬉しいです)

またPodcastでも話しているので、耳で聞きたい方はPodCastをお聞きくださいませ。

1/DataMageチームの紹介

現在、DataMageチームは14名で構成されています。(22年6月時点)
最も多いのは、副業メンバーで、次に多いのがフリーランスとなっています。フリーランスの方に関してもフルコミットしているメンバーはおらず複業という形でみなさん参加いただいてます。

また役員・正社員に関しては、CEO岡村CTO浦田、そして私の3名という最少人数で経営されているのも特徴といえるかなと思います。


2/なぜDataMageを複業(副業)中心のチーム作りを決断したのか

それではなぜ我々が複業(副業)中心のチーム作りを決定したのか、その背景をまとめました。

【2-1】DataMageはテクノロジードリブンなサービスで優秀なエンジニアの採用がマストだった

DataMageではサービスを通してユーザーに、簡単にデータ活用ができるような環境を社会に提供したいと考えています。

しかしそれは逆説的な言い方をすれば、今までのデータ活用基盤を構築することの難易度の高さを表しています。

我々は、汎用性の高いデータ活用基盤の構築をSaaSとして提供するという事は、技術的にも非常に難易度が高いことは、構想段階からわかっており、この事業を展開していく上で、超優秀なメンバーでチーム構築することを最優先の課題として設定しました。

【2-2】超優秀な人は転職検討していない説・・・。

そして超優秀なメンバーを採用したいと考えたときに、我々が思う超優秀メンバーの取り巻く環境を妄想してみました。

・そもそも超優秀なメンバーは事業が伸びている会社にいるはず
・更に事業のエースとして活躍しているはず
・そして、転職を検討していないはず
・なぜなら本業が自分の影響力で成長し、充実感を得れているから

そうか、そもそも超優秀な人は転職を検討していないのか・・・。
じゃあどうやって採用したらよいの?w

【2-3】優秀なメンバーを採用できたとしても残るリスク・・・。

また仮に採用できたとして、年収相場の高い超優秀なエンジニアは、資金が潤沢でないスタートアップにおいては、資金を圧迫してしまいます。

スタートアップにおいてランウェイを短くすることは、死活問題です。
時には経営者自身の報酬を削るなどしてランウェイを長くすることも全然ありえます。

採用の難易度、ランウェイを圧迫する現実、そしてリスクなどを考えた結果、チーム作りのスタートとして正社員でのチーム作りを選択肢から外しました。

【2-4】コロナの影響もあり副業・複業という新たな働き方が増えた

そこで希望の光となったのが、複業(副業)という選択肢です。

コロナの影響によりリモート環境が整えられ、交通時間の短縮など人によっては、自由に使える時間が増えている人もいます。

また2018年に厚生労働省が作成する「モデル就業規則」の副業・兼業に関する内容が変更されたことで、副業解禁された企業も増え、副業という選択肢が社会的にも推進されている流れがありました。

この流れは、超優秀なメンバーも例外ではありません。複業・副業に特化した媒体も次々生まれ、超優秀なメンバーが複業(副業)を求めて媒体に登録するようになりました。

転職意欲はないが、副業意欲は高いそんな人たちがポツポツと顕在化しはじめました。

YOUTRUSTの意欲バー

そんな時代の流れもあり、副業・複業中心のチーム作りを大きな方針として策定しました。


3/実際に副業中心のメンバーで事業を推進してみて得たメリット

そして各種媒体などを中心に採用活動をしていく中で、無事優秀なメンバーの採用ができ、プロダクト構想時から新たに10名ほどのメンバーを加えてチームを構成することができました。

(さらっとお伝えしましたが、副業メンバーの集め方に関しては、別途記事かMeetyなどでお伝えしようと思います。興味がある方は下記のMeetyTwitterでDMください)

頭出しだけすると複業(副業)専門の媒体はかなり活用させていただきました。

doocy JobWorkshipJOOiquick AGENTFindy FreelanceRelancePayCareerYOUTRUSTOffersワークホップSubstartSollectiveSOKUDANWantedlyなど数々の採用パートナーの皆様にご協力いただき本当に感謝してます!

下記では、1年ほど複業(副業)中心のチームを運営してみて得たメリットを記載したいと思います。

【3-1】超優秀な人は短い時間でもパフォーマンスが高い

優秀の定義にもよりますが、我々は下記のような定義でメンバーを探しました。

・専門的な技術や知識を保有している
・本業でも活躍し事業に貢献している
・自ら判断し、方針をたてて推進することができる

上記の条件を満たす人は、スキル x コミット力が高いので、短い時間でも集中して価値の高いアウトプットを出すことができます。

0→1のフェーズでは、時間をかけずに価値の高いアウトプットを出せるかが非常に重要です。スタートアップの成功確率は試行回数の回数を増やすことで確率を上げられると考えています。

アウトプットを出せる人こそが重要だと考えた時に複業(副業)での優秀なメンバーの採用は正しかったと思っています。

【3-2】1つのポジションを複数のメンバーで運営できる

0→1フェーズでは、発明に近いアイデアがたくさん必要になります。開発、デザイン、マーケティングなど、それはどのポジションにおいても言えることです。

そんな過酷な状況を1人で担うのは相当、大変です。

しかしコストを考えると、少数精鋭で運営することが、必須となってくるスタートアップでは、1つのポジションを1人で担わなければいけないケースが多く見られます。

漫画ワンピースのように各ポジションに最強のメンバーを集める事が理想ですが、現実は難易度が相当に高く、それは奇跡のような事だなと思っています。特にスタートアップの立ち上げ時には相当難易度が高いでしょう。
(ただワンピースのようなメンバー集めという理想は捨てないけど・・・絶対に・・・!)

また1つのポジションを1人で担うという事は多くのリスクが生じます。

まずそのメンバーの影響力は良くも悪くも大きくなり事業の命運を握る割合が大きくなってきます。優秀なメンバーといえ、必要以上の責任やプレッシャーを抱えながら高いアウトプットを維持できる人は多くないでしょう。

しかし複業(副業)人材であれば、時短勤務になるので、1人当たりのコストは抑えることができるため、1つのポジションに複数のメンバーを配置することも可能です。

正社員を採用するコストと同等のコストで、2人〜3人を配置することも可能です。

早い時期から1つのポジションに対して、複数人のメンバーに参加してもらうことで、アイデアを出す観点も増え、アウトプットの質が上がり、またリスクが分散できる体制がつくれていると思っています。

つまり個ではなくチームで運営できるというメリットです。

【3-3】トライアル期間を長くとりミスマッチを防げる

採用で1番怖いのは、ミスマッチ採用です。
コストも時間も有効活用できず遠回りをしなければいけない状況は、スタートアップ・新規事業を推進していく上で致命的です。

ミスマッチを防ぐ施策としては、色々ありますが、結局は実際に一緒に働いて見極める、「トライアル」以上の施策はないと考えています。

またその「トライアル」に関しても正社員採用の場合は、長いトライアル期間を設けることは、現実問題難しく、半日・1日などというケースがほとんどかなと思います。

しかし複業(副業)で参加していただく場合に関しては、トライアル期間を、1ヶ月と長期間で設定しても理解してくれる方がほとんどです。

本業との並行での活動になるため、金銭的なリスクなども少ないのが理由にあげられると思います。またはじめて複業(副業)に取り組む方もまだまだ多いため、求職者の方もトライアルをして自分の生活の変化を確認したりと、むしろトライアル期間が長いことによるメリットの方が双方にとって大きいと思ってくれいる点もありそうです。

正社員雇用に比べて気軽にマッチングし、まず一緒に働いてみてから合う合わないの部分については判断しましょう!というラフな環境は心理的安全性も高い状態で双方、判断できる環境作りに影響していると思っています。


4/複業(副業)メンバーが活躍しやすい体制作り

実際に複業(副業)メンバー中心のチームを運営するにあたって、特徴的なチーム体制があるので、いくつか紹介したいと思います。

【4-1】定例MTGは19時以降、本業が終了した後に開催

DataMageチームでは、各チームごとに定例MTGがあります。
その定例MTGは毎週(隔週)に1回、19時以降に設定し複業(副業)メンバーが参加しやすいような体制にしています。

やはり本業あっての副業なので、本業に影響が出ないように配慮もしたいと考えています。また業務終了時間が遅くなりがちなので、その分、正社員メンバーに関しては、フレックスタイム制をとり、稼働開始時間を自由に設定できるので、柔軟に対応しやすいようにしています。

【4-2】複業(副業)メンバーもスタメン扱い

Notion、Slack、Githubなど各ツールの権限や情報は、複業(副業)メンバーにも正社員同様、ほとんどの情報にアクセスできるようにしています。(個人情報や機密情報は除く)

事業を作っていく上で必要な情報には自由にアクセスいただき思考しやすいような環境を用意しています。

DataMageのチームでは、複業(副業)のメンバーをただのリソース要員のような扱いはしません。逆に言うと、タスクに関しても明確に詳細まで指示することはほとんどない環境かもしれません。

それぞれが役割(ロール)を認識してもらい、自分自身で必要に応じてアクション内容を決め実行するという環境なので、スタメンが自分で試合を動かすように、複業(副業)メンバーが主体的に動きやすい環境作りが重要だと考えています。

【4-3】基本はフルリモート、Gatherでバーチャルオフィスを構築

複業(副業)メンバーは基本フルリモートの環境で、オンライン上のバーチャルオフィスにはGatherを採用しています。

働く時間に関しても自由に設定してもらっているので、本業の就業前後、土日など、働きやすいタイミングで働けるような環境です。

またMTGなども基本Gatherで開催していますが、MTG以外の時間に利用していただいてももちろん問題ありません。

ちなみにリアルオフィスは渋谷にあります。仮に出社しても働ける環境は整備してあるので、今日はオフラインで働きたいという希望を頂いた場合は、対応できるような環境もあります。

Gatherでバーチャルオフィスを構築

まとめ

大分、長くなりましたが以上、DataMageチームの紹介でした。
冒頭でも書きましたがスタートアップや新規事業のチーム作りには、複業・副業メンバーの積極採用をおすすめしています。

チーム運営方法、採用方法など本格的に話しを聞きたいという方がいれば、是非、Meetyでお話しましょう!可能な限りお伝えできればと思います。

またもちろんDataMageで働くことに興味をもってくれた方の参考になれば非常に嬉しいです。色々聞きたいことがあったら追加質問してください。

Meetyでは様々なスタートアップ、新規事業を運営されている方とお話できる機会を作りたいと思っていますので、気軽にご応募いただければと思います!

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Podcast:https://open.spotify.com/show/6RlEIdOW9TmlupfdFm6LGZ
Meety:https://meety.net/matches/ZmaIVAHmVVsD

またPodcastでも話しているので、耳で聞きたい方はPodCastをお聞きくださいませ。


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