読書感想文「笹塚居候日記」(燈) 前書き


※本題の感想は次の投稿へ

この本と出逢ったきっかけ

 私は毎月第一水曜日の夜に本好きな方達で集まって本を紹介し合う「読書会」に参加している。そこでは書籍ならなんでもよくて、極端な話、小説でも漫画でも雑誌でも電車の時刻表でも…。


 ある男性が「笹塚居候日記」という本を持ってきた。

 表紙は一面に青空広がる写真。そこに手書きで
 「笹塚居候日記 燈」
 と書かれている。そして本はポケットサイズで薄くコンパクト。

 「たしか、マルシェで購入した本で…」
 「たぶん、大学生が書いた自費出版のノンフィクションの本で…」
 男性は感想を述べる前にそう言った。

 それを聞いて、直感的に絶対面白いと感じた。
 大学生が、自らのお金を使ってまで書きたい思いって?
 大学生が、笹塚で居候した日記(ノンフィクション)を綴るって?
 燈という著者の名前に何かこの方の感性をますます感じた
 (「大学生がー」と偏見的な言い方でごめんなさい)


 読書会終了後、すぐにiPhoneのSafariで「笹塚居候日記」と検索をかけた。
 すると、燈さんのnoteアカウントがすぐに見つかったのでフォローした。
(すぐにフォローバックしてくださった)
 そして、メルカリでも出版されていたので購入することにした。

燈さんと私のメルカリでの購入後メッセージ

私(全文まま)
「初めまして。知人に『マルシェで買った〜』とこの本を勧められました。自費出版ならではの書籍そのものの物理的な見た目、この青空広がる写真の感じに惹かれてインターネットで検索をしました。そこから出品されていること、noteを書かれていることを知りました。noteフォローさせていただいています。ぜひ読みたいと思い購入致しました。私も言葉を綴るのが好きなので、そんな参考にも…。よろしくお願いします。」

燈さん(一部抜粋)
「嬉しすぎる言葉までありがとうございます。」


私(全文まま)
「本日受け取りました!手書きのメッセージまでありがとうございます。感想はnoteにでも書こうかなと思います。というのも燈さんにフォローいただいているので笑」

燈さん(全文まま)
「わ!わわ!一致しました笑 楽しみにしていますTT」


本が届くと、黄色の画用紙に青のボールペンで綺麗な文字のメッセージが同封されていた。文末には
「shotaさんの日常に小さな幸せが溢れていますように」
と書かれていた。きっとこの本は日常の小さな幸せが詰まっているのだろう。
この本を読む楽しみがさらに増した。

人生初めての読書感想文

 小学校の夏休みの宿題で毎年読書感想文が出されていた。普通の作文は誰よりも早くスラスラとかけてしまうが、読書感想文は全く書けなかった。そんな私は、テレビっ子で映像が好きだった(実際に今は映像の仕事をしている)から、書籍として存在する映像作品を見て、あたかもその作品の書籍を読んだかのように書いていた。

 初めての本当の読書感想文をここに綴ってみる。そして「笹塚居候物語」は、初めての本当の読書感想文を綴りたいという思いにさせてくれた。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?