Shota

1999(24)/Tokyo 主に閲覧用

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  • 読書感想文「笹塚居候日記」(燈)

    初めて読書感想文を書きたいと思わせてくれた本です。

最近の記事

読書感想文「笹塚居候日記」(燈) Part1

※この投稿はネタバレを含みます。 ただ、ノンフィクションであるため、ネタバレされた後だからこそ気づくことのできる著者の言葉の表現や感性もあると思うので、これを読んで良いと思った方はぜひ読んでみていただきたいです! (どこまでも本当の思いで、どこまでも感想を綴りたいと思わされた書籍です。) この書籍は2023年4月1日〜12月4日の燈さんの、笹塚に住む大学の同じサークルの先輩の家に居候したノンフィクション 前書き、一章、二章…のように、前書き、卯月、皐月…と月毎に書かれてい

    • 読書感想文「笹塚居候日記」(燈) 前書き

      ※本題の感想は次の投稿へ この本と出逢ったきっかけ 私は毎月第一水曜日の夜に本好きな方達で集まって本を紹介し合う「読書会」に参加している。そこでは書籍ならなんでもよくて、極端な話、小説でも漫画でも雑誌でも電車の時刻表でも…。  ある男性が「笹塚居候日記」という本を持ってきた。  表紙は一面に青空広がる写真。そこに手書きで  「笹塚居候日記 燈」  と書かれている。そして本はポケットサイズで薄くコンパクト。  「たしか、マルシェで購入した本で…」  「たぶん、大学生が

      • 笹塚居候物語という本に出逢った。 作者とはnoteで繋がっている 読み終えたから感想を書きたい! 人生で初めての読書感想文になる (夏休みの読書感想文は、書籍化されている映像作品を見て本を読んだかのように書いていた) けれど先に自分のを書きたくなった! 今なら捗る!!🙇

        • トーキョー ロンリネス

          「"トーキョー"って人いっぱいいるのに独りに感じる」 マフィンを食べながらA子が呟いた 大人数で飲んで朝を迎えた日曜6時のマクドナルド 梅雨空の下、朝から本降りの雨が降っている 窓の外を見るとますます雨が強くなってきた 俺の右隣にはA子、その奥には今にも寝そうなB子が座っている 2人は20年以上の幼馴染 A子は2年前に、B子は6年前に九州から上京してきたという とはいえ2ヶ月ぶりに会ったという2人 そんな彼女らが帰る前に2人きりになれる時間の中、B子が俺も一緒に朝マ

        読書感想文「笹塚居候日記」(燈) Part1

        • 読書感想文「笹塚居候日記」(燈) 前書き

        • 笹塚居候物語という本に出逢った。 作者とはnoteで繋がっている 読み終えたから感想を書きたい! 人生で初めての読書感想文になる (夏休みの読書感想文は、書籍化されている映像作品を見て本を読んだかのように書いていた) けれど先に自分のを書きたくなった! 今なら捗る!!🙇

        • トーキョー ロンリネス

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        • 読書感想文「笹塚居候日記」(燈)
          3本

        記事

          みんなそう言うよ

          東京ラブストーリー2020 第6話「繋がる思い、離れる心」より 【かんち】 「…自分の世界とか意見とかちゃんと持ってる人じゃん。で、それを堂々と発信できるじゃん。他人の目を気にしたり嫌われることを恐れないで…って、なんかそれってすげえかっこいいなって、俺とは違うなって思ったんだよ」 【りか】 「みんなそう言うよ。そう言って離れていく」 「最初はみんな『りかちゃんはすごいね』『おもしろいね』って言うんだ。でもそのうち、自分とは違う人間だ、分かり合えない、って離れていくの。最

          みんなそう言うよ

          枯れない花

          なぜ桜だけ「枯れる」ことがないのか。 なぜ桜だけ「散る」のか。 それは日本語の美しさなのか。日本人の感性の豊かさなのか。 外国語でも桜だけは「枯れる」ではなく「散る」なのだろうか。 それとも日本語ならではの表現なのだろうか。 それは桜の美しさなのか。桜の残酷さなのか。 満開の姿で人々を笑顔にさせて、満開の姿で散る。 枯れる前に散ることで、余韻までも楽しませてくれる。 アイドルみたい。かっこいい。エロい。セクシー。 そんな花が咲き始め満開となり散るまでの一部始終を、日本と

          枯れない花

          仮面舞踏会

          仕事中… どんなに熱心な人も どんなに真面目な人も どんなにクールな人も どんなに優秀な人も たとえば都心のオフィス街で勤務しているような 作業着でもスーツでもなく 少しおしゃれな服装の仕事帰りの人も お金に余裕のありそうな人も それは "社会人"という仮面をかぶり "社会"という名の仮面舞踏会に参加している。 しかし、日が暮れ、大衆居酒屋に一歩踏み入れると "社会人"という仮面を剥ぎ捨て "社会"という名の仮面舞踏会から脱出してきた人たちによる 「今日もお疲れ様」と

          仮面舞踏会

          偏見は自らの直感のもとになる

          偏見や差別は良くないという。 差別に関しては賛成。 偏見に関しては…。 今年の成人の日。 山手線。車内の端の椅子に座っていた。 数分間停車した途中駅のホームを、空いた扉から眺めていた。 そこには晴れ姿の新社会人(女性)の姿があった。 髪は金髪。メイクも濃い。いわゆるギャルだろう。 母と祖母らしき方もご一緒にいた。 その新社会人の方は、手元のバッグを両手で持ち、お淑やかな雰囲気で歩いていた。 (偏見) ギャルといえばキャピキャピしている。 そんな方が仕草から凄くお上品

          偏見は自らの直感のもとになる