ドラムとリズムの練習帖(初級編1)
こんにちは。ジャズドラマーの浅井翔太です。やっと本編が始まりました。楽器経験がほとんどない方でもスタートできるようにシンプルになってますので、頭の体操がてらにぜひ。導入編でも冒頭に触れましたが、これから紹介するエクササイズはスティックがなくても出来るものも多いのでドラマー以外にも良いリズムトレーニングになると思います。他の楽器を既にやっている人は、スケールやアルペジオを当てはめて練習すると新たな発見があるかもしれません。
エクササイズ1
4分音符と8分音符を使ったエクササイズです。ここでは右手と右足は常に同時に動き、その間に左手が入ると8分音符になります。左手が出入りしてもテンポが揺れたりせず、右手と右足がズレたりぎこちなくなったりしないように注意してください。
最初はメトロノームを使わなくてもいいですが、動きに慣れたら是非使いましょう。テンポは書いてある通りの80位でできると良いと思いますが、遅くてタイミングが取りづらいようなら100位にしてみてください。慣れてきたら他にも60、120、140、、、と20刻みのバリエーションでできるようにしておくと良いでしょう。ちなみに60以下のテンポは難易度がぐっと上がります。
エクササイズ2
エクササイズ1と同じフレーズですが、手順が全て左右交互になりました。初心者の人は思ったより難しいはず。楽勝だと思った方も、特に左手と右足が重なるところがしっかり同じタイミングになってるか注意してみてください。
エクササイズ3
次は16分音符を叩いてみましょう。先に右手だけで8分音符を叩き、その間に左手が入ることで16分音符になります。エクササイズ1と同じ手法です。ただし足は4分音符をキープしています。8分音符は4分音符に2個、16音符は4分音符に4個、均等に入っていることを確認してください。左手が出入りしてもテンポが揺れたりせず、右手と右足が合うところがズレたりぎこちなくなったりしないように注意してください。16分音符は特に詰まったように速くなりやすいので注意が必要です。
エクササイズ4
エクササイズ3を右左交互の手順にしてみます。ここまで順番にこなしてきたら実は簡単です。右足は常に右手と同じタイミングになることに注意します。
エクササイズ5
ここまで行った練習をすべて右左逆にしてください。難易度は更にアップです。このように、同じフレーズでも手順を変えることによってやり心地が全く変わってくると思います。そこに気づくのが大切で、自分が得意な動きとそうでない動きを見極めてください。
右利きの人は右手スタートの方が圧倒的にやりやすいと思いますが、左利きの人は左右の優位性に個人差があるので、自分がドラムにおいてどちらの手が優位になっているかを知っておきましょう。
ちなみに私は基本右利きなんですが、食事の時だけ(他にもいくつかあるんですけど)左利きになるクロスドミナンスという体質です。ドラムには特に役立っていません笑
最後に話が脱線してしまいましたが、今回はここまで。シンプルだからこそしっかりできるようにしておきましょう。この後に有料記事として、今回紹介したエクササイズを全て(エクササイズ5もしっかり譜面にしてあります)まとめてあるPDFを貼っておきますので必要な方はご購入ください。
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