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追い込まれた国の方が伸びる

Muli bwanji.

青年海外協力隊のしょーたです。


ザンビアではすっかり雨季が終わりました。というかいつが雨季だったのかわからないくらい雨の無い雨季でした。


ザンビアは年に1回しか雨季が無いので、この1度のチャンスで1年分の食料を蓄える必要があります。


メイズ(とうもろこし)は粉末にして保存します。このおかげで彼らは年中オートマチックにシマ(粉末状のメイズに水を加えて煮て練ったもの)を食べます。


環境は家畜も同じで、乾季には草がすっかり枯れ果ててエサがなくなるので雨季に1年分のエサを蓄える必要があります。


1.草を乾燥させる、2.サイレージ(漬物状態)にする

方法は何十年も前に確立されています。ザンビアのSecondary Schoolの教科書にも記載があり、日本とは違って形式上ほぼ全てのザンビア人が知っていることです。

ですが残念なことに、私の配属先では実行されていません。

豊富すぎる資源のせいで、乾季と言えど家畜は枯れた草の残りを食べて下水の混じった水を飲んで飢えをしのぎます。

彼らも生きるのに必死です。


乾季に家畜が生きられないほどの過酷な状況にでもなれば、真面目に考えるんでしょうけど、この微妙な環境のせいでザンビア人は現状を変えるというマインドになりません。


一方で、まじで過酷な環境で暮らす人たちはいかに生活していくか真剣に考えるので、国際協力に真摯だそうです。


国際協力はこういう切羽詰まった所だけで十分なのかもと思うこともしょっちゅうあります。


先に記載した、1回の雨季で1年分の家畜のエサを保存する方法

1.草を乾燥させる、2.サイレージ(漬物状態)にする

の2は一応完了。

2週間以上逃げられ続けていた1を、先日ようやく着手しました。


休むからね。って言っていた日の前日夕方に「明日1の作業するぞ!しょーたが持ってる道具使うから来て!」と電話があり、行く予定だった同期の配属先訪問をドタキャンしました。私が唐突にお願いして調整してもらったのに・・。


結局その日、電話の主は職場に来ることはなく、予定していた作業はほんのちょっと試しをやっただけで他の同僚は満足し終了。


まとめると、











産まれた瞬間から加工アプリで撮った写真しかない今の子供たちは、過去の本当の自分を見れなくて残念だと思います。












以上です。
See you in the next post.

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