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たくあんの価値を...

こんにちは、四代目キムたくです。

昨日は、伝統的なたくあんの価値という題名で記事を書きました。

私自身としては、伝統的なたくあんが大好きです。それは、味も自分にとって好みですし、歯応えや他の食べ物との相性、たくあんそのものの持つ物語や製法など、全てが好きです。

ただ、私とたくあんの間には上質な意思疎通があります。

自分の育った実家がたくあんを作っていて、たくあんを自分ごととして捉えているということが大きくあります。

実家がたくあん屋でなければ、たくあんに対して能動的な意思疎通を図ることは滅多に有り得ないと思っています。

モノとしてのたくあんの価値は素晴らしいと思うのですが、情報としてのたくあんの価値が時代に最適化されてないですよね。という話を昨日の記事で書かせていただきました。

で、それからこの話を私が所属させていただいているオンラインサロンで共有してみました。

このオンラインサロンは、逃走中などのテレビ番組をプロデュースされた髙瀬さんが主宰するものです。

そしたら髙瀬さんからもコメントをいただき、とても嬉しかったです。

Twitterでもツイートしてくださいました。

嬉しくなった私は、さらなる考察をしてしまったので、続編を書いていこうと思います。
(前振りが長くなりました...)

伝統の良さ

そもそも伝統ってかなりすごいですよね。

毎年のように「数十年に一度の○○」が起きている変化の激しい世の中で、伝わって統べられているというのは希少価値があります。

タピオカや台湾カステラのような流行モノが新しく登場する世の中でも、継続して価値が世の中で認知されています。

その結果、多くの人が共通認識としてそのモノのことを理解しています。

たくあんだと、まず漬物ということ、塩分が高いということ、黄色いこと、歯応えが良いこと、小鉢やタッパで食卓に並ぶこと、などさまざまな概念が思い浮かんできます。

多くの人が同様の認知をしているという点では、おそらく鬼滅の刃の炭治郎よりも上であると思います。

守破離について

古くからの日本の言葉で「守破離」という一連の流れがあります。

主に茶道や武道で大事にされている考え方です。

師匠の教えを守って、破って、離れる。という流れです。

観点を変えた言葉遣いをすると、イノベーションの起こるプロセスの一つと言っても良いかもしれません。

武道であれば、まず師匠の門をくぐって、師匠のもとで作法や礼儀などを学び守り、一人前になると自己流の技などを取り入れる。さらに成長すると師匠の元を離れて新たな流派などを立ち上げるわけです。

この流れは、古き伝統が新しき伝統になる一連の流れではないかと思っています。

今までの伝統を見習って伝統的な製法や考え方を学び守り、少しずつ微調整を加える。時が経過して、新たな伝統を築き上げることができるのではないかという考えです。

世代間の事業継承はまさにこの現象であると思います。

上場企業で一般的な世代交代(出世して社長になる場合)においては、守破離でいうところの守破までで留まることが多いと思ってます。

翻って、中小企業の世襲においては、親から子へ一世代入れ替わることによって、守破離の離というところまで実現されやすいと思ってます。

離の部分が後継の洞察や能力に大きく左右されるので、古き伝統を新しい伝統にするためには、事業継承者の力がかなり重要です。

たくあんの価値

それでは本題に入ります。

昨日の記事では、たくあんのモノとしての価値は素晴らしいが、お客さまとの意思疎通においては時代遅れになっているという意味合いの内容を書きました。

私の取り組みとしては、たくあんの今の価値や今のお客さまとの意思疎通がどうなっているのか、何が良くて何が悪いのか、ということを明瞭に理解することが守破離の流れの第一段階として必要なことであると思っています。

私自身はいま、営業を主な職務として遂行していますが、この課題感を明確に持って、取り組んでいこうと思います。

現状は、お客さまとの意思疎通の面では大きな課題があると思っています。

しかし、円滑な意思疎通が実現できれば、たくあんの価値が世の中に広く認められるのだと確信しています。

私自身、たくあんの味や物語などのすべてが大好きであり、それが一つの信頼できる情報源だと思っています。

今後もたくあん伝道師として、多くの方と意思疎通をさせていただきたいとおもっています。

まとめ

今日は、昨日の記事の続編ということで書かせていただきました。

伝統は変化するものであり、古き伝統から新しい伝統になるには、守破離が一つの策になり得るのではないかという内容でした。

たくあんにおいては、古き伝統の偉大さに作り手として納得してしまっている部分が業界として存在していると思っているので、その先を見据えた取り組みをしていこうと思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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