見出し画像

"せ"のはなし:正解がないからこそ

朝の5時です。
考え事をしていたら眠れなくなってしまい、気がつけば朝が来てしまいました....笑
眠れなかった日は久しぶりです。
いつもはスッと眠りにつけるのですが今日に限って考え事が頭の中を駆け巡りました。

立ち上がり、パソコンとにらめっこしてこの数時間の気持ちをそのまま書き残しています。

今日は、自分自身が向き合う試練の日だったのかもしれません。
ベッドに入って目を閉じた際にふと舞い降りてきた『家族』のこと。
これまで生きてきた25年間を振り返りつつ、今もう少し深く家族に対して向き合うことが必要なのか。
そんなことを考えていました。

家族のカタチに正解はありません。
生まれてきた家族もとで様々な愛・怒り・悲しみのカタチが存在しています。

少し前の記憶を引き出します。
昨年10月末、『自己との対話ワークショップ』に参加した際、
僕自身がテーマにした内容が『家族』です。
自分と向き合う中で『家族』は大きなターニングポイントでした。

25年前に教員×教員というサラブレッドの間に生まれた僕は
本名である『浅川憧太』としてではなく『浅川先生の息子』として中学1年生から昨年10月まで生きていました。
本来の自分ではなく『造られた自分』で日常を過ごす。
その繰り返しです。

『先生の息子』という期待値を重く捉えすぎ、
勉強・スポーツ様々なことができて当たり前という環境が出来上がり、
逃げる術を失った僕は、
いつからか親と周りの期待に答えるために自分自身を犠牲にしていました。

当時から本音を話せたことがなく、
家族ってなんだろうと事あるたびに考えていたように思います。
当然その議題も話せることはなく....

『浅川憧太』では生きていけないんだ・生きることができないんだと判断して、ただ期待に答えることだけにフォーカスした時間が流れていました。

正直苦しかった。
逃げる方法もわからず、やらされている勉強は楽しさが忘却し、
呪いをかけられているかのような気分でした。

そんな時間を『自己との対話ワークショップ』でテーマにした理由は....

『変わりたかったから』『変われるかもしれないと思ったから』

これが全てです。
自分を取り巻いていた概念から逃げたかったとも言えます。
当初は向き合うよりも逃げるが勝っていたから...
心の中の水が溢れ出ていたのかもしれません。

今思うと、よく隠さずに話せたなと思います。
ワークショップの雰囲気が話すことを後押ししてくれたのかもしれません。
参加していた皆さん・空間・時間に感謝です。

ワークショップでは『家族』向き合うためのヒントを頂きました。
それから月日が流れ3ヶ月....
母親とはようやく話ができました。
ほんとに少しだけ。

自分がきちんと家族と向き合って『浅川憧太』として見てほしい!という欲求が突き抜けたからできたことなのかもしれません。
怖かったです。
どう思われているのかがわからなかったから。

ただ、母親と話しているうちに、
当時の母親の中での精一杯の愛・対応の表現の選択肢が少なかったからこそ起こっていた出来事だったのかなと感じる内容もあり....

当時はそれが限界だったのかもしれません。
『ごめんね』と謝る姿に胸が痛くなったことを覚えています。

正解がない家族のカタチだからこそ、またやり直せるのかもしれません。
それは母親に対して僕がどう新たに向き合っていくかでカタチは変わるはずです。
新しい僕のテーマですね。

話は少し戻りますが...眠れない中考えていた家族と向き合うこと。
今回向き合うべき一番の相手は『父親』です。

正直まだ面と向かって話すことはできません。
というのも...母親よりも父親の影の影響が僕の中には強いから。

仁王像のようにどっしりと構えている父親の懐に武器もなしで飛び込める勇気はまだありません。
ただ、やっぱり僕自身が自分と向き合った際に避けては通れない道です。

『浅川憧太』が持っている感情・思考は思いっきりぶつけたい。
反対に当時『浅川憧太』のことをどう見ていたのか知りたい。
当時、僕が家族では無いと思っていたけど、
父親の中には家族のカタチがあるはずだからです。

それは正解でも不正解でもないカタチ。
向き合ったあとに仲良く家族のカタチが再編成できるかどうかはわかりません。

一つ確実にわかっていることは僕自身が前にすすめるということ。
周りの様子を伺い、自信を持てなかった『造られた自分』を素直に認めることはできるようになるはずです。

だから、父親宛に手紙を書こうと今朝決意しました。
言葉を口に出すことはできなくても、ありのままの本音を文字でなら伝えられると思ったから。

内容はまだ決まってません。
ただ、僕自身の本音を25年間の中で初めてぶつけます。
届くといいな.....

正解がない問いに対してぶつかることは怖いです。
ただ、新しい道を開きたい。

向き合ったあとも正解がない中で手探りで進んでいくことになるとは思うけど、今は『浅川憧太』を取り戻すために進みます。

怖いなぁ。
怖いと思っていた相手に直球勝負(本音)を挑む。
新しいカタチが見えてくる可能性にかけて、行ってきます。

結局、悩んで考えて出てきた答えは....

『正解がないって素敵』

手紙が父親の手元に届くまで、僕のショートストーリーが始まります。

小学生のころ、何も考えずに無邪気に笑っていた時間。 そんな時間を成長した今こそ楽しみたい。 『楽しく笑って面白く』人生を歩むことが僕の目標です。 素敵な空間素敵な時間を共に過ごしたい。 ありのままの素直な自分を表現して、歩きます。