関西の私大教育学部から新卒でUIデザイナーになるまでの2年間
デザイン未経験の文系学部から、新卒のUIデザイナーとして株式会社WELMOに内定をいただきました。
WELMOは介護福祉領域、児童発達支援領域など、社会課題をICTと先端技術で解決していくことをミッションとして、ケアプラン作成のサポートを行うサービスや介護事業所の情報プラットフォーム事業を展開しています。
welmoの思想や、働く人のすばらしさについて書きたいのですが、それはまたいつか書きます。
関西の私立文系教育学部から、独学でスキルを身につけ、どのように事業会社の新卒デザイナーとして内定を勝ちとったか。
境遇の近いデザイナー志望の学生が、
いち事例として参考にできるようなnoteを書きました。
こころ構えだけではなく、文系デザイナー就活するうえでの具体的なリアルも書いています。
例えば、非デザイン系の学生は、会社の探すことだけでも苦労をします。
ぼく自身、ミラクルカルチャーフィットのある会社に出会えましたが、
マッチングを意識してうける会社を絞りすぎると、求人の数がゼロになります。
なので、出会える母数も大事になります。そこで、新卒デザイナー求人に出会える求人サイトも紹介します。
新卒デザイナー就職は、当事者にはわからない苦労が山ほどあります。
「自己分析をして、本当に合う会社に入ろう🤩」といった綺麗事だけではうまくいきません。
執筆した理由の一つは、僕の就活ストーリーをいち事例として参考にしてもらえると思ったからです。
関西の文系私大から独学で事業会社の新卒デザイナーになった事例は、僕自身も探しましたがほとんど見つかりませんでした。
Twitterやnoteにある情報はどうも東京寄りで、東京にいることが前提になっている気がします。
「東京でデザイナーインターンしか勝たん!✊」みたいなのが多く、
関西や地方では現実的でない気がします。
なので、関東には一切出ず、関西でデザイナー就活を終始したぼくの経験談を、同じ境遇を持つ方に参考にしていただきたいです。
文系大学からデザイナーを目指す学生さんへ。
この記事を読んでもわからなかったこととか、生じた疑問に関しては、直接DMをいただければできる範囲でお答えします。
オンライン面談とかも時間が合えばセッティングするので、気軽にメッセージしてください…💭
https://twitter.com/s_shota1127
この記事でわかること・わからないこと
全知全能の神が僕の道のりを見たら、「遠回りすぎワロタw」と一蹴するでしょう。
俺が神だとしても、一蹴します。
けれど、ゼロから自分自身で試行錯誤して、もがきながら一歩一歩進み続けた意思や経験が、内定先に評価された部分でもあります。
そんなクソアホ遠回り事例を通して、イメージがほんのすこし鮮明になるような、そんな位置付けの記事になれるとすごくうれしいです。
あと、ぼく自身はデザインスキルぶっぱなし型というより、マーケやエンジニアリングの会話もできるような器用貧乏型なので、そういった思考背景も加味して参考にしてください。
『やったこと・やってよかったこと』の章までは自分語り多めなので
「うるせぇ😠!!!さっさと事例を教えろ😠!」という方はそこまで飛ばしてください😠!
デザイナーを目指し始めたきっかけ
「デザイナー」という職種になろうと意思決定をしたのは、大学4年生の6月でした。
就職活動をせずに、先輩と一緒にwebメディアを運営していた経験が、
デザイナーを志した直接的なきっかけです。
ボタンの色やバナーの配置をすこし変えるだけで、コンバージョン率などの数値が変わることに面白さを感じました。その体験は、ちょうど同じ頃に読んでいた『誰のためのデザイン?』に出てくる、”アフォーダンス”という概念とバッチリ繋がりました。
たとえ「開く」のラベルがついていなくても、ユーザが迷わずドアを開けれるようにすること、それがデザインだ。
この経験が、デザイナーを志す直接的なきっかけになりました。
とはいえ、当時はデザインの面白さに気づいたものの、だからと言って就職する理由が本当にわからなかったので、休学届けを大学に出しました。まああれです、”モラトリアム”ですな。
就職活動もほんのすこしだけしていたのですが、出会う人事に「なんで働いてるんすか???給料もらわなくても働くんすか???」と毎回聞いていて、めちゃめちゃ「ウザい就活生」と思われてたと思います。
ちなみにぜんぶ落ちました。俺が人事でも落とします。
これまでの経歴
ぼくは教育学部出身です。
小学校の教師を志して、2015年4月に入学しました。
そしてその3ヶ月後の2015年7月に教師の道を諦めました。
大学一年の教育実習の時。
国語の時間に算数のドリルを解いている子がいて、僕はそれを注意できませんでした。むしろ周りに流されないその子だけの好奇心こそ大事だと思っていました。
しかし、授業の後、担当の先生に「あれは注意しないといけない」と言われて、「ああ、これ40年近く続けるのは無理だ…」と挫折しました。
思い切りのよい決断はできるものの、不安が強く悲観的な性格で、将来の自分の姿が見えないことが怖く、キャリア探しは精力的に行っていました。
大学1年生の時に営業のインターンをしてみたり、マーケティングや企画もしました。ライティングもしたし、プログラミングをかじったりもしました。ブログやアフィリエイトに挑戦してみたり、起業もしました。
そしてどれも中途半端で、やり抜いた物はありません。
今振り返ると、不安を埋めるための行動でした。将来自分がどうやって飯を食っているか想像ができなくて、それをどうしても埋めたかった。
焦りからくる行動でした……
まぁでも、いろいろこなしてるうちに、「営業も向いてないことはないけど、黙々と作業に取り組む系の方が向いてるっぽいなーハナホジー」ということになんとなく気づけたので、よかったです。
やったこと・やってよかったこと
具体的なステップを提示するのは難しいので、やってよかったこととその理由を書いておきます。
全人類に当てはまることではないので、自分に合いそうなものを取り組んでください。
仲間を見つける
これはほんと〜〜〜に大事だと思います。
理想はデザイナーを目指す仲間・友達です。同じ興味に基づいて会話や情報収集ができますので。
ぼくの場合は、多くの時間をともにしたのはエンジニアを目指す友達でした。
その友達がいなかったらもしかしたら続いていなかったかもしれません。
モチベーション管理の観点からも大事だと思います。
あと、今はもうないですが、2018年の10月ごろから2019年の6月頃までmasacaデザイン部というコミュニティがありました。
そこはちょうど初学者デザイナーが集まるコミュニティで、そこでたくさんのデザイナー志望の方が集まっていました。
今ふりかえっても、あの繋がりは大きかったなぁ。ほかにもがんばってる人がいるんだなとおもえるだけで、報われた。
お金をもらってweb制作してみる
デザイナーとしての最初の仕事は、クラウドワークスで受注したwebサービスのリニューアルデザインの制作でした。デザインとコーディング合わせて4P。
シンプルに地獄でした。
デザインとコーディングを勉強し始めて一ヶ月くらいで受注したので、なにがわかっててなにがわかってないのかがわからないし、ディレクションもクソもなかったからデザインの出戻りは起こるし、コーディングはハマりまくるし、アホでした。
あの時はホントつらかったなぁ〜。
もしあの頃の僕に会えるなら、受注するのを全力で止めます。
明らかにパワー系の意思決定をしすぎています。もう少し段階を踏んでから取り掛かるべきです。
けど、それでも間違いなくこの経験は、いまの僕の大きな一部になっています。「なんとかなるし、なんとかならないなら、なんとかすればいい」という自信につながりました。
cocoda
ちょうど2年前だから、オープンしてすぐの時でした。
当時は今ほどユーザーはいなかっただろうし、コンテンツもアプリのUIを作るお題みたいなやつしかなかったと思います。
それでも、デザイナーの最初の一歩目を踏み出せているような感覚を確実に持てました。そのほんの小さな成功体験を積める希少な瞬間を生み出しているだったのですばらしいサービスだと思います。
自分がアップロードした制作物にいいねがつくの嬉しかったな〜。
あと、他の人の制作物も見れるので、「この配色いいな」とか、「ここのドロップシャドウ強すぎるな」とか、勝手に添削してみたりするのも使い方の一つでした。ちなみにドロップシャドウ強すぎる人めっちゃおおかった。
コーディング イン ザ ドア
関西や地方に在住しており、デザイナーの経験を積めない環境にいる人におすすめしたい戦略です。
カンタンにいうと、まずHTML/CSSを習得して、それを武器に戦おうというもの。
コーディングインザドアとは「フットインザドア」というセールスなどに使われる心理学の用法です。小さな頼みを承諾させてから、だんだんと要求を大きくしていく。まるで閉じゆくドアに足を挟み込むかのように。
それと同じように、まずはコーディングをできるようにして、だんだんとデザインも任せてもらえるようにする。まるで閉じゆくドアにコーディングを挟み込むかのように。そういうイメージです。
つまり、まずはHTML/CSSを習得しコーダーとしてweb制作会社でインターンを行い、実装の現場に携わりつつだんだんとデザインもできるようにしていく。
完全にぼくはこの戦略が功を奏しました。
関西のデザイナー求人は顕著に少ないです。
地方となるとその傾向はさらに増すでしょう。
そのため、デザインの実務経験を学生のうちに積もうと思っても、実現しないことがしばしば。
東京のように、「スタートアップでデザイナーのインターン✊!そのポートフォリオを持って行ってさくっと内定✊!インターンしか勝たん✊!」
みたいなのが環境的にできません。
まずはコーダーとしてweb制作会社に入る道のりもありです。僕はそのタイプでした。
(不得意の定義はコーディングに対して生理的な拒否反応を起こすレベル。まれに存在する)
とはいえ、最終手段に近いので、デザイナー勤務可能な職場を探して、それでも見つからなかった場合にコーディング イン ザ ドアを検討しましょう。
デザイナーへの入り口を広げれることに加え、コーディングができることが強みになることもあります。
グラフィックはできるけど、コーディングは一切できないデザイナーは結構います。
そんなデザイナーとフロントエンドの間に立って、実装の要件を取りまとめる経験もありました。
また、制作会社でコーダーとして働いている時は、プロのwebデザイナーのデザインを1px単位で観察しながら実装でき、以下のような気づきも得ました。
その他にも、コーダーとして実装を業務として行いながら、「デザインしたい!」と言っていると、バナー制作をまかせてもらったりすることもできるかもしれません。
業務時間外はデザインの勉強に当てれば、実務に携わりながらスキルを引きあげていくこともできるでしょう。
まとめとして、コーディング イン ザ ドアの意味をおさらいします。
休学
デザイナーとしてというよりも、いち大学生として。
周りが就職活動をし始めたころ、ぼくも流れに乗って就職活動をしましたが、肌にあいませんでした。
と言っても、グループディスカッションで積極的に発言するとか、面接で逆質問を用意しておくとか。
そういう作法的なものは案外できました。不満は多少ありつつも、乗り越えられるレベルのストレスだったと記憶しています。
ただ、「まわりが就職するから」は就職をする十分な動機にならず、また、「なぜ就職するのか」に答えが出せない自分の中での不合理を解消できないもどかしさ、一方で人生で一回しか切れない新卒カードを捨てるリスクに釣り合うリターンを見出せない悲観主義、この3つが肌に合わない理由だったと思います。
これ以上ない典型的なモラトリアムですが、言葉で括ったからといって同じ違和感を感じている学生の救いにはならないこともあるので、もう少し解像度を高めるために言語化しました。
上の文章を読んで同じ/似たような違和感を感じているのであれば、休学は選択肢として検討してもいいと思います。
休学すれば東京でデザイナーインターンを行うこともできます。
もちろん、どんな選択もトレードオフです。それもかなりの。22,23歳でもらえたはずの給料はもらえないですし、ストレートに就職した友人からは休学の理由を求められます。時には馬鹿にされるます。(tips:そういう友人には中指立ててもいいです🖕)
休学の是非については、さっさと社会に出ろ派もいますが、僕自身は休学して良かった派です。
デザイナー就職で使っていた就活サイト
これはかなり悲しい現実なのですが、新卒から事業会社のデザイナーになろうとすると求人の数が限られます。
マッチングはもちろん大切ですが、絞りすぎると求人の数がゼロになるリスクもあります。
そういった意味では、出会える経路を知っておくだけでも価値になるかと思いますので、使っていた就活サイトをご紹介します。
ちなみに、全部登録無料です。
Redesiner for student
すでに入ってる方も多いかもしれませんが、Redesiner for studentは登録してた方がいいです。
とにかく新卒デザイナーに特化してます。求人を紹介してるだけじゃなくて、学生のスキルアップにも力を入れています。Goodpatch先輩さすがっす!
また、ぼくはここで出会った会社から内定をもらい、来年4月に入社する予定です。
追記(2020/09/10 18:40):
このnoteをみて、お世話になった田口さんがDMくれました〜〜
キャリア面談は公式らしいので、迷ってる就活生は全員連絡しちゃいましょう🙌
(ただ...まだちょっと求人数が少ないかも...30もないくらい...?もし採用担当者さんがこの記事をみてたら...求人掲載を検討してみてください......いい学生が...たくさんいます....)
サポーターズ
案外知られてないかも・・・?どうなんでしょうか。
サポーターズ経由で会社に会うとお金がもらえます。
総合職・エンジニア職向けが多いです。「デザイナーで通してくれぇ!」と伝えたところ、最終面接まで進んだ会社もあります。社長面接で落ちましたが😭
Goodfind
ここも総合職向けですね〜。ただ、伸び盛りのベンチャー企業が多く、その会社の採用ページを見て、デザイナー採用をしているかどうかみてました。
求人を出していればそこから応募していました。選考につながったことはなかったですが、その会社の選考状況とスキルマッチ/カルチャーフィットがあれば十分に選考に進める可能性はあると思います。
WANTEDLY
WANTEDLYもめちゃくちゃおすすめです。就活だけではなく、インターン・アルバイトの募集もあります。また、デザイナー求人が割と多いですね。
ワンクリックで簡単に応募できる分、プロフィールは結構凝った方がいいです。できることや経歴はじっくり見てると、ある会社の人事に教えてもらいました。
VIVIVIT
VIVIVITは、僕の場合はGOODFINDと同じく、会社のホームページに行って、応募をしてました。
VIVIVIT経由で直接出会った会社はなかったですね・・・。
どちらかというと、グラッフィックとかクリエティブよりです。スキルで戦える自信があればしっかり使ってみてもいいでしょう。
[話したいボタン]でアピールできるみたいですが、残念ながらぼくは返答がきませんでした👍
Macther
MactherはOB訪問アプリです。出身大学が異なる社会人にも会えます。
気になってる会社の社員とか、デザイナーと繋がって話すことに使いましたね。
社会人側の利用理由は、採用活動の一つとして使ってる会社もあれば、ただ学生への恩送りだったり、自分の考えのアウトプットとか、目的がいろいろあるような気がします。
マルチ系の奴が稀に紛れ込んでるので注意⚠️
TRUNK
TRUNKはオンラインでビジネススキルを学べるサービスです。
求人の中にはデザイナー職を出しているところもあります。ここでしかみたことない求人もいくつかありました。
規模は小さめの会社が多いと思います。
繰り返し読み返した本・記事
繰り返し読んだ本を紹介します。
最初は『良かった本・記事』という章タイトルだったのですが、良いの定義ってむずいな〜と思ったので、繰り返し読んだ本と記事を紹介します。
ノンデザイナーズ・デザイナーブック
どこもかしこも紹介されていますが、広く読み続けられる本には理由があります。
この本に理由を求めるとすれば、書いていることの普遍性です。最初に学ぶべきデザイン4原則(近接・繰り返し・強調・揃える)を丁寧にわかりやすく書かれています。
紹介されている4原則を守るだけで劇的に良いデザインを作れるようになります。あと明朝体/セリフ体濫用禁止を守ったりとか。
デザインの概念に触れたことのない人にとっては、眼から鱗でしょうし、なんとなくやってた人にとっては基礎を学ぶ重要性を強烈に意識すると思います。
今読み返しても毎回発見があります。月一回くらいは読み返すようにしています。
デザイン入門教室
これはめちゃくちゃよかったですね〜〜。
ノンデザイナー・デザインブックに書かれている内容を、具体例とともに解像度を高めたような本です。
一番最初に読んだデザイン系の本です。
イシューからはじめよ
ビジネス書になって恐縮ですが、『イシューからはじめよ』は繰り返し読みました。
総合職就活と比べると圧倒的に道が整備されていない中で進む必要があるので、一つひとつの決断が重要になります。
この辺はけっこう意識してました。実行できてたかはしらん。
PDCAノート
2冊続けてビジネス書になりました🙇♂️これはわりと人生変わった本です。
一言で言うと、『毎日目標を立てて振り返ろう✊』的な感じなのですが、とにかく続けやすかったです。
書き始めて2年くらいになりますが、仮説思考や実験思考が以前と比べて段違いになりました。
1ヶ月続けたくらいでも違いが出てくるはず。
特に、デザインを学び始めてまもない時とかは1ヶ月前にできなかったことができていることを認識できるだけで自信につながります。
キャリアのVSOP
ぼくが文系からデザイナーを目指し始めた時、周りに聞けないことがほとんどでした。結果、どうしようもなく不安になることもありました。
そんなときにこの記事を読み返してました。いつかこの経験自体が価値になるだろうと。
ある意味、デザイナーへの挑戦も多彩な経験の一つなのかもしれません。うまくいくかわからない中でもがく経験が、30代になって活きてくるはずです。
エクスペリエンスデザイナーとしてチャレンジしてきた俺の屍を越えてゆけ
https://blog.tsubotax.com/n/nf356e5761689
創るだけがデザイナーじゃないと知れます。冒頭に夢を2つ語られているのがまた良いです。何度読み返しても燃え上がるような、そんな記事です。
振り返って、やっておけばよかったと感じること
後悔まではいかないのだけど、これをしておけばもう少しここにたどり着くまで早かったかも?と思うようなことを書いていきます。
スクールに通ったらよかった
やっておけばよかったというよりも、もう少し検討してもよかったかなです。
お金さえ払えればデザイナーを志す仲間と出会えますし、しっかりと基礎を講師に教えてもらいながらデザインを学べます。
あとは学校によっては就職先も斡旋してくれるでしょう。
特に、就活はかなり苦労しました。今の内定先に出会えていなかったら、もしかしたらこのまだ就職活動をしていたかもしれません。
デザインスキルを高めるスピードと新卒デザイナー就職の可能性を最大限まで高めるという点では、スクールに通うことは有力な選択肢だと考えます。
まぁ独学でヒィヒィいいながら進む過程が楽しめるのであれば、独学でも良いかも。ぼくはどっちかというとそのタイプでした
高スペックのパソコンを買っておく
勉強し始めた当時、パソコンも合わせて買ったのですが、メモリが8GBのMacBookAirでした。
別にケチったわけじゃなくて、よくわからなかったからとりあえず買いやすい値段のものを買った、ということなんですけど、できればメモリは16GBは欲しかったです。
ぼくの場合、制作会社でPhotoshopとIllustratorとXDとATOMとFileZillaとChrome開いてる、みたいなことがかなり多かったのですが、そうなると動作コマ送りになります。
業務ができないわけではないですが、コマ送りで動くオブジェクトをみてると、むかつきます。
自分は今32GBを使ってますがめちゃくちゃ快適です。
ちなみに27万円を24分割してる多重債務者ですが、快適です👍
デザイナー像を明確にする
もっといろんな人に話を聞いて、デザイナー像を明確にする動きをしてもよかったですね。
ピッチャーや外野など、ポジションによって筋肉や技術の付け方が異なるように、デザイナーといっても本当にいろんな職務があります。
配色やレイアウトの取り方、フォントの与える印象など共通して抑えておくべき項目はあります。野球で言うと基本的なスイングとか送球とかかな。
ただ、デザイナーでも体験を考えるUIデザイナーと、マーケ寄りのデザイナー、ブランディングに強いデザイナーでは考え方が結構異なるなぁと感じます。
また、事業会社で働くか制作会社で働くかによっても異なります。
そのなかで自分がどんなデザイナー像になりたいかを思い描いておく、もしくは先輩デザイナーに会ってどんな種類があるのかを明確にする動きはもう少し取っておくべきだったかも知れません。
これから
この2年間、本当にフラフラした歩み方でした。それでも、確実に2年前よりも楽しい人生を送れていますし、今後も時が経てば経つほど楽しい人生になりそうだという期待もあります。
フラフラしたからこそ見える景色があると、僕は信じています。
遠回りばかりで無駄が多いからこそ、人生は面白いのかも知れません。そのおかげでいろんな出会いがあったしね。
まぁ、なんとかなるよ
制作会社でインターンをしていて、スピード感とか受託開発特有の制約も経験していたので、次は事業会社で働きたいなぁと考えていました。
そんななかで、望みどおり事業会社に内定をもらい、さらに強烈なカルチャーフィットを感じる働きやすい職場環境です。
正直、とても幸運です。
でも、いまの会社から内定がもらえていなかったら、多分まだ就活してました。こんなご時世ですし、全落ちの可能性もかなり高かったはずです。
それでも、絶対なんとかなる、とだけ思っていました。
新卒入社できなくても、アルバイトでキャリアをスタートさせて、着実に能力をつければ絶対にのし上がれるはずです。
むしろ、そんな経験こそが価値を持ちます。
どこかのだれかが、言っていました。
「文系からデザイナーを目指したけど、新卒で働くところが見つからない。」
もしかしたらそれも一つの試練かもしれません。むしろそんな試練を積み重ねるから、30代でもっともっと輝けるし楽しくなるはずです。
新卒でデザイナーとして入社できるかどうかを不安に思うより、ダメだったら這い上がればいいし、むしろそっちのが100%面白い人生を送れるとおもう派です。
最後になりますが、関西の文系教育学部から独学で新卒のデザイナーになるまでのこの2年間、かなりハードでした。でも、それ以上に楽しかったです。
デザイナーを志す すべての就活生よ、
めちゃめちゃがんばれ💪💪💪!!!!!!
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