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【台本】仕事のやりがいを再構築する!3人目の男理論


※この記事はカケルの『聴くだけで日本人の上位1%になれるラジオ』の台本となります。本編が気になる方は、下記のラジオをご視聴くださいませ。
>>聴くだけで日本人の上位1%になれるラジオ

『人生に成功する秘訣は、自分が好む仕事をするのではなく、自分のやっている仕事を好きになることである』。今の仕事のやりがいを再構築する為の思考を本編で解説しています。

★科学的な適職〜最高の職業の選び方〜
4021の研究データが導き出す
鈴木祐/クロスメディアパブリッシング


今日でシリーズ最終回
この本では自分にあった適職を科学的な観点から学べる一冊であり、組織で働くリーダーや管理者にとってはどんな職場環境が人が辞めずに幸福度を感じられるか?など2つの視点から学べる

そして今回は転職や新しい職場を探す前にそもそも今の職場を辞めるつもりはないけどこのままでいいのか?と考えている人や、今の職場で仕事の満足度を今まで以上に高めることができないか?

ということで、


仕事のやりがいを再構築する!3人目の男理論


『人生に成功する秘訣は、自分が好む仕事をするのではなく、自分のやっている仕事を好きになることである』
ゲーテ

これまで、適職探しの意思決定の精度を上げる為のステップ経てきて、最後はやりがいの再構築。

❶新たな評価値をもとに職場を判断する
❷やはり失敗だったとわかれば転職
❸さほどの不満ではない。と判断できたら問題改善にリソースを注ぐ

★仕事を最高に変える行動計画
現在の職場をいかに良くするか?
いかに今の仕事にやりがいを、見出すか?
この2つにエネルギーを注ぐのがベスト。

ジョブクラブティングのテクニックを使う。
=自分の仕事を価値観にもとづいてとらえ直す方法
仕事のやりがいを大きく高めることがわかってきた。

有名なエピソード
建築家クリストファー・レンのセントポール大聖堂の建設現場の視察での出来事。
そこで働く作業員に『あなたはどんな仕事をしているのですか?』と尋ねたところ
1人目の男は『石を細かく切っているんです』
2人目の男は『5シリングと2ペンス稼いでいるんです』
3人目の男は『私は美しい大聖堂を作っているんです』

話の本質は
建築の仕事を作業ととらえるとそこにモチベーションを見出すのは難しい。3人目の男の認識にシフトできれば日々のタスクはより大きな価値観の一部となる。

『人生に成功する秘訣は、自分が好む仕事をするのではなく、自分のやっている仕事を好きになることである』


■ ジョブクラブティングを進める7つのSTEP

1.ビフォー・スケッチ
自分の仕事の構成を分析する、内容をブロックごとに書き出す。
(必要な時間とエネルギーが多いほどブロックのサイズを大きく書く)
それぞれに費やしてる%を合計100%で記入。

2.ビフォー・スケッチの省察
1.を見ながら3つの質問について考える
◉今の仕事を最初に始めたときにくらべて、現在の時間とエネルギーの割り当てには変化したところがあるか?
◉現在の時間とエネルギーの割り当てを見てどのように感じたか?そう感じた理由は?
◉ビフォー・スケッチを見て、どこか驚いた点はあるか?

3.動機と嗜好のピックアップ
あなたが仕事に持っている動機と嗜好を選ぶ
動機→仕事を通じてどのような価値観を達成したいか?もし今の自分が満ち足りて何の不安もない人生を送っていたとしても、それでも自分を仕事に駆り立てるな感情とは何か?

嗜好→実際に仕事を行うにあたってどのような能力やスキルを発揮していきたいのか?どんな行動を通して自分の価値観を達成したいのか?

動機
自由を求める。成長する、楽しさを求める、達成感を得る、権力を求める、安心を得る、周囲との調和、伝統を守る、影響力を高める、人間性を高める、人を助ける、人を導く、とにかく実行する、新たなものを創造する

嗜好
判断力、よく考える、創造性、知恵、専門性、学習力、忍耐力。集中力、誠実さ、活力、寛大さ、社交性、楽観性、ユーモア、趣味のよさ、ものごとを整理する

4課題クラフディング
日々の課題に関する『責任の範囲』を変えていく
例)
料理人が自分の職務を『食事の提供』だと考えているなら。これを
『他人の食事の喜びを広げるべく美しい皿を一冊つくる。に変える

バスの運転手が自分の職務を『車両の操縦』と考えているなら、これを『乗客の生活を維持するための足を提供する』に変える

★自分の仕事のイメージを、新たな言葉でとらえ直すのがポイント?


5.関係性クラフティング
会社の同僚、上司、外部のクライアントとの関係性の再構築する
◉この作業を行うにあたり。もっとも影響力があるのは誰だろう
◉この作業を行うことで、最も利益を得られるのは誰だろう

6.認知クラフティング
日々のタスク全体に対するマインドセットを変える作業
→自分の仕事の視点を変えて、日常の退屈な仕事に意味を持たせていく。
じぶんの役割を設定する
◉これらのタスクは組織や自分にとって大きな目標につながつているか?
◉より上位のゴールや価値観を満たすために役立つことができるか?

■まとめ


人はバイアスにかかると視野が狭くなり、脳のバグにより正しい判断ができなくなり適職選びに失敗する。
そのために必要なのは知識を知り、バイアスから逃れることが唯一の近道、自分の意見や気持ちだけに固執しない。


そしてさらに大事なのは、今って本当に自分は転職を望んでいるのか?もしかしたら今の職場でもやりがいがあるのではないのか?と改めて考えてみる。
実は今の仕事が1番の適職かもしれないし、自分の考えを柔軟にすれば、今の仕事を自ら適職にすることもできると僕個人は思っているので、そんな自分の仕事と改めて向き合える一冊です。

※この記事はカケルの『聴くだけで日本人の上位1%になれるラジオ』の台本となります。本編が気になる方は、下記のラジオをご視聴くださいませ。
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