当たり前から少しはみ出てみる
『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』の要約と感想です。
仕事人たちの言葉があなたの今日を豊かにするものになりますように。
(*全文を網羅しているわけではないので本書のご購入をおすすめします。)
■本日の仕事人
・堺屋太一さん
・作家
■要約
□織田信長の驚くべき斬新性
織田信長は従来の「土地・米の経済」を「銭の経済」に変えました。
土地に縛られない雇われの兵隊を付けたことで出所不明の大将軍が生まれたのです。
信長の改革は人事の面で進歩的でした。
また、長篠の合戦で鉄砲三段打ちが実現したのは、縦割りの組織形態ではなく鉄砲足軽を全軍隊から徴収して一列に並ばせたのが始まりです。
これは封建社会では驚くべきことで、従来の組織論の根本を変えました。
しかし、現在の日本では縦割りの組織が続いています。
織田信長が戦国時代に実現したことを現代の行政機構などは全く学んでいないわけです。
■感想
□当たり前から少しはみ出てみる
さまざまな分野で多様化が進む現代においても、まだ自分自身が持つ当たり前の基準を超えるのは難しいと感じています。
これはイメージの問題ですが「当たり前から少しはみ出てみる」と考えると、少しは常識と呼ばれるものを傍に置いて立ち止まれるのかなと思います。
死に物狂いで前進して固定観念から抜け出そうとせずに、ちょっと片足だけはみ出てみる。そんな気軽な感じで良いのではないでしょうか。
■本の紹介
『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』
藤尾秀昭 監 / 致知出版社
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