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未来は今にあるのかもしれない

『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』の要約と感想です。

仕事人たちの言葉があなたの今日を豊かにするものになりますように。


■本日の仕事人

・吉野彰さん
・旭化成栄誉フェロー

■要約

先読みでゴールを見極める

研究をするために大切なことは、
「自分の知識・技術といったシーズ(種)と世の中のニーズを線で結ぶこと」だけです。

しかし、これはジェットコースターに乗りながら針の穴に糸を通すように難しい問題です。
なぜなら、厄介なことにシーズとニーズは昨日と今日ではまるで違うものに変化するからです。

そのため、先読みすることが重要になります。
目の前の的を狙っても絶対に当たらないので、
「あちこちに向かって打てばこういう軌道を描いて当たるだろう」という読みが大切です。

また、信念を持って自分の技術を磨くことも重要です。
必ずゴールはあるという信念を持って、志を実現するための技術を磨くということほど強いものはありません

その信念があったからこそ、リチウム電池という世の中に求められているものを作り出すことができたのです。

■感想

未来は今にあるのかもしれない

吉野さんが語っている「自分のやろうとしていることが何年後、何十年後にこうなっているはずだという信念」は、「自分のやろうとしていることが何年後、何十年後にこうなっていてほしいという信念」だと感じました。

ロジカルに考えても正解なのか分からない問いに対して、唯一確かなものはその時の自分の感情や願いだと思うからです。

つまり、「未来がどうなるか」が誰にも分からないのであれば、「未来がこうなってほしい」とそれぞれが自由に決めて良いのだと思います。


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