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影響を受けたモノ #1

読みたい本は探しても出てこない。

けれど
坊っちゃんが出てきた。

僕が小学生の頃に祖父の家にあって読んだその当時のもの(昭和43年)。おそらく三人兄弟の----父を含めて誰かが買った、もしくは所有物だったと思われる。昭和43年(1968年)は大学紛争、三億円事件、ビートルズのハローグッバイ・・・もちろんその時代を生きていないので、ただの事実の羅列に過ぎないが

自分が影響を受けた本であったことは覚えている。

これを手に取って読んでいなければ、本を読むようになっていないと思う。小学生には小難しいかもしれないが、他に読んだ覚えのあるズッコケ三人組?シリーズより鮮やかに記憶に残っている。あれはあれで面白かったんだけれど。簡単に読むことよりも、理解して考えて調べて読むようになったんだと思う。

三兄弟の誰かが買わなければ。そう考えると少し不思議な気持ちになる。衝動買いかもしれないし、貸りて本棚にしまい込んで、“かりパク”したものなのかもしれない。実際に読んだという点では違いはないのだが。

僕の家には坊ちゃんが3冊くらいある(出てこないだけで買った記憶はある)。
たくさん本はあるけれど、全然内容を思い出せないのが半分くらいあった。ページをめくっても初めて読むような感覚。とても複雑。ことあるたびに整理して更新しているつもりなのだが、逆に思い入れのある本はきっと本棚に30冊くらいなんだろう。たぶんね。

ちゃんと匂いが残っているのがまた読みたくなる本で、僕にとって良い本。
おすすめ、じゃなくて
そういう思い入れを紹介していくのもありなのかなって思いました。

影響を受けたモノ、として。

探していたのは、海辺のカフカ(下)、真夜中の5分前
見つけたら教えてくださいな笑


nakabayashi


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