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【おしえて!キャプテン】#17 DCユニバースの元祖ヒーローチーム「JSA」ってなに?

キャプテンYことアメコミ翻訳者・ライターの吉川悠さんによる連載コラム。今回は、5/26(木)発売予定の新刊『JLA/JSA:欲望と希望の狂宴』にあわせて、DCユニバースの元祖ヒーローチームであるジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ(通称JSA)について詳しく解説していただきました!

JSAってなに?

今回は、今月刊行の『JLA/JSA: 欲望と希望の狂宴』にあわせて、ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ(以下JSA)について紹介しようと思います。

『JLA/JSA:欲望と希望の狂宴』
(デイビッド・S・ゴイヤー、ジェフ・ジョーンズ作/カルロス・パチェコ画)

JLAとJSA、ふたつの偉大なヒーローチームが感謝祭を機に初の公式な会合を設けたところ、全世界を巻き込む大事件が勃発してしまう。二つのチームは世界を危機から救うことができるのか?

JSAとはどんなチームか? 一言で説明するとすれば、「スーパーマンやバットマン達が先輩として仰ぎ見る、元祖ヒーローたちが率いる世界最初のスーパーヒーローチームで、旧世代・新世代の架け橋となる偉大なチーム」です。

2009年の『ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ』#26の表紙に使用されたアレックス・ロスのアート。

当初は元祖グリーンランタン(アラン・スコット)、同じく元祖フラッシュ(ジェイ・ギャリック)、ホークマン(カーター・ホール)、ドクター・フェイトといった1940年代に登場したヒーロー達によって構成されていたのですが、時代を経るにつれて後継者となる若きヒーロー達が参加するようになります。
大ベテランが新人を導き育て、歴史を継承していく様を体現してるところが、このチームの大きな魅力の源と言えるでしょう。親子で所属しているメンバーもいるせいか、ヒーローチームの中でも大家族感の強い雰囲気があります。

ドラマや映画への登場

また、近年では実写作品でも頻繁にJSAが扱われるようになりました。TVドラマ『SMALLVILLE/ヤング・スーパーマン』『レジェンド・オブ・トゥモロー』でもフィーチャーされ、そして今年10月公開予定の映画『ブラック・アダム』でもJSAのメンバーからホークマン、Dr.フェイト、サイクロン、アトム・スマッシャーが登場することが特報映像からうかがえます。

さらに、現時点で日本語での配信はされてないのですが、2020年から始まったTVドラマ『スターガール』がJSAを全面的に扱う内容になってます。
悪人達によってJSAが滅ぼされて10年後、スターガール(コートニー・ウィットモア)が彼らの遺産を継ぎ、家族や友達を集めて新生JSAを結成する……というストーリーなのですが、これがもう本当に面白い。わざわざソフトを取り寄せてシーズン2まで一気に見たのですが、青春物とスーパーヒーロー物を見事に融合させており、キャラの肉付けも実に豊か。今まで見たスーパーヒーロー実写ドラマの中でも最高レベルの面白さでした。本当に大傑作なので、なんとか日本版が来て欲しいんですけどね……。

DC's Stargirl: The Complete First Season
伝説のヒーローチーム、JSAが宿敵ISA(インジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ)との戦いで全滅してから10年、高校生のコートニー・ウィットモアは田舎町ブルー・ヴァレーに引っ越してきた。そこでコートニーは、彼女の母バーバラの再婚相手の荷物の中から見つけたコズミック・スタッフによって、スターマンの後継者として選ばれる。義父がブルー・ヴァレーに引っ越してきた理由は、ここに潜伏しているISAのメンバーの手がかりを追うためでもあった。スターマンを消息不明の実父と信じたコートニーは、学校やご近所に潜むヴィラン達に対抗するため、仲間を集め新生JSAを結集し、悪への戦いを挑んでいく。

ここ数年、JSAの本格的な復活の兆しはコミックのあちこちに現れているのですが、銀幕での登場が予想される今年こそは真の復帰を期待したいところです。

とはいえ、JSAが今の形に至るまではかなりの紆余曲折がありました。そして彼らの歴史はアメリカン・ヒーローコミック全体の歴史と結びついていると言っても過言ではありません。そもそも、「スーパーマンが最初のスーパーヒーローなのに先輩ってどういうこと?」という疑問も湧きますよね。ですのでここからは年代ごとに簡単に説明していこうと思います。

1940年代とゴールデンエイジ

1938年の『アクション・コミックス』#1でスーパーマンが誕生してから、コミックブックの世界ではスーパーヒーロー達が次々と現れるようになりました。これをいわゆる「ゴールデンエイジ」と呼びます。

1940年冬、DCコミックスは『オールスター・コミックス』#3で当時自社のさまざまなコミック雑誌に掲載されていたキャラクター達を一堂に集め、世界最初のスーパーヒーローチーム「ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ」を結成させます。この頃の結成のきっかけは意外にも穏やかで、ホテルに集まって夕食を共にし、各ヒーロー達が自分たちのエピソードを語るというものでした(後にルーズベルト大統領がヒーローを結集させる意図があったとされますが)。彼らはチームを結成し、アメリカのために悪と戦っていくことになります。

All-Star Comics #3
記念すべきJSAの結成号。左より、短躯の豪傑アトム、ハイテク探偵サンドマン、復讐の天使スペクター、元祖フラッシュ、転生の戦士ホークマン、最強の魔術師Dr.フェイト、元祖グリーンランタン、化学ヒーローのアワーマン。これに加え、願いを叶える精霊サンダーボルトを従えるジョニー・サンダーによってJSAが結成された。

当時の出版方針として、過度の露出を避けるため、スーパーマンとバットマンは名誉メンバーとされ、たまにゲスト登場するだけでした(同誌の7号は2人の初めての共演シーンであると言われています)。フラッシュとグリーンランタンも自分の個人誌を持つと、同じく名誉メンバーとなって離脱しています。
さらに同誌の8号でワンダーウーマンが初登場し、12号でJSAに加わります(ただ、この号では秘書としての参加で、実戦には赴かないのが、時代だなという感じなのですが……)。真珠湾攻撃の後は合衆国旧陸軍省に協力し、ジャスティス・バタリオンを名乗って枢軸国を相手に戦いを繰り広げます。

All-Star Comics #8

1950年代~1960年代

1950年代は、JSAだけでなくスーパーヒーロージャンル全体が盛り下がっていた時代でした。その頃、犯罪・ホラー・ロマンスなど別のジャンルが隆盛していたためです。それでもスーパーマン、バットマン、ワンダーウーマンなどは引き続き刊行されていたのですが、JSAの活躍の場であった『オールスター・コミックス』は、1951年の58号から『オールスター・ウェスタン』とタイトルを変えて西部劇コミックになってしまい、チームとしてのJSAは登場の場を失ってしまいました。

その後、出版社団体が自主規制基準の「コミックス・コード」を作ったことで、犯罪やホラーといったジャンルに足枷がつきます。それに対する動きの一つとして、50年代後半から「かつての人気キャラたちをリバイバルさせて、もう一度ヒーローコミックをやってみよう」という動きが出てくるようになり、いわゆる「シルバーエイジ」へと繋がることになります。

Showcase (1956-1978) #4

シルバーエイジとJLAの誕生

シルバーエイジの特徴の一つは、「ゴールデンエイジに活躍したヒーローの名前を使い、別人を作ろう」というものです(マーシャン・マンハンターのように新規に生まれたヒーローもいます)。フラッシュ(バリー・アレン)、そしてグリーンランタン(ハル・ジョーダン)はまさにその代表格といえるでしょう。
特にフラッシュは、超スピードを得てヒーローになろうと思った際に、昔のフラッシュ(ジェイ・ギャリック)のコミックを読んでインスピレーションを得ています。

また、ジャスティス・リーグ・オブ・アメリカ(JLA)は、JSAを60年代に復活させようというコンセプトのもとで作られました。名前を変えたのはプロスポーツを思い起こさせる“リーグ”の単語を使うことで、年少の読者にアピールしようとしたものと言われています。

The Brave and the Bold (1955-1983) #28

そして1961年の『フラッシュ』#123。この号は特に重要な号で、異次元に移動する方法を発見したフラッシュ(バリー)が、フラッシュ(ジェイ)はじめゴールデン・エイジのヒーロー達の住む世界を見つけるという話が展開されました。

The Flash (1959-1985) #123

ここで2人のフラッシュは時代と次元の垣根、そしてフィクションとフィクションの垣根を越えて共闘することになります。これにより、バリーの住む世界に「アース・ワン」、そしてジェイの住む世界に「アース・ツー」という呼び名がそれぞれついたのです。そして1963年から1985年に至るまで、『ジャスティス・リーグ・オブ・アメリカ』誌上ではアース・ワンのJLAとアース・ツーのJSAが交流する時空を越えた冒険が毎年1回描かれるようになりました。

『JLA/JSA:欲望と希望の狂宴』は新しい世界設定の元で初めて両チームが全員集合した話ですが、かつての伝統へのオマージュもあるかもしれませんね。いずれにせよ、2人のフラッシュが出会ったこの事件こそが、現代では無限に広がることになったDCマルチバースの始まりとなりました。

マルチバースの概念を発明したのはコミックではありませんし、並行世界のアイデアを使ったコミックがもっと前にも存在している可能性は大いにあります。ですが、その後拡大を続け、いまやヒーローコミックにおける重要な舞台装置となったマルチバースが、この話がきっかけで導入されたというのは非常に重要な意味を持ちます。今やマルチバースを主題に置く映画が世界的ヒットを飛ばす時代ですから……。そしてこれは、過去のキャラクター資産を有効活用する方法にもなりました。

1970年代~1980年代

1970年代から1980年代にかけては、アース・ツーを舞台とするJSAの冒険が連綿と描かれることになります。1951年に57号で終わった『オールスター・コミックス』が、1976年になってから58号から再開され、パワーガール(カーラ・ゾー・エル)がアース・ツーのスーパーマンのいとことして初登場します。そして69号でアース・ツーのバットマンとキャットウーマンのあいだに出来た娘、ヘレナ・ウェインがハントレスとなって登場しました。

All-Star Comics #58

この時期でもう一つ特筆すべきは、1979年に刊行された『アドベンチャー・コミックス』#466です。

Adventure Comics (1935-1983) #466

ここで、50年代にJSAがスパイと戦った際に、逆に合衆国議会から疑いをかけられ、正体を明かすことを迫られるという過去のエピソードが明らかにされます。JSAはこれを拒否し、世間から身を隠すことを選んだのでした。

前述したとおり、50年代はJSAの活躍がなかった時代だったのですが、このコミックは明らかに「赤狩り」を意識した内容で、JSAの不在を現実の歴史と絡めて説明した形になります。このエピソードはJSAのアイデンティティの一つとなり、その後も形を変えて語られていきます。

80年代に入ってもJSAの活躍は続きます。1981年には『オールスター・スコードロン』誌が創刊され、アース・ツーにおける第二次世界大戦中のJSAの活躍が描かれました。

1984年に創刊された『インフィニティ・インク』誌ではオリジナルJSAメンバーの子供世代のヒーロー達が集結し、チームを結成します。

Infinity Inc.: The Generations Saga Vol. 1

グリーン・ランタン(アラン・スコット)の2人の子供、ジェイド(ジェニファー=リン・ヘイデン)とオブシディアン(トッド・レイス)、後のアトム・スマッシャーとなるニュークロン(アルバート・ロススタイン)など、後になって映画やドラマに登場するヒーローが所属していました。

1986年の『フーズ・フー』#12より。この頃のアース・ツーには、ゴールデンエイジから活動している歳を経たスーパーマンやバットマンもいた。

DCコミック史に残る大事件「クライシス・オン・インフィニット・アーシズ」

この頃、1985年にDCコミックス史上かつてない規模の大事件「クライシス・オン・インフィニット・アーシズ」が発生します。

『クライシス・オン・インフィニット・アース』(ヴィレッジブックス刊)

この結果、アース・ワンとアース・ツーを含む5つの次元が統合されて新たな世界が誕生しました。
同時に歴史も統合・改変され、スーパーマンやバットマンは現代になって登場したヒーローであり、JSAのメンバーは彼らより前の時代に活躍していたヒーローたちである、というように設定がし直されたのでした。その後、1994年の事件『ゼロ・アワー』で調整が入った上で、JSAの創立メンバーたちがスーパーマンやバットマンの先輩という歴史が確立されたわけです。

クライシスの後日譚的な位置付けとなる、1986年の『ラスト・デイズ・オブ・ジャスティス・ソサエティ』では、ヒーローがあふれる統合後の世界を目にしたJSAが一度は解散を決意します。しかし宿敵アドルフ・ヒトラーの最後の陰謀を食い止めるため、過去に戻って最後の冒険に赴き、多くのメンバーが北欧神話の世界に幽閉されることになります。

Last Days of the Justice Society of America

1990年代~2000年代

1992年に『アーマゲドン:インフェルノ』誌で、悪魔アブラクシスとの戦いに参加するためJSAは地球に帰還し、同年に短命ながら『ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ』誌が創刊されます。

Justice Society of America: The Complete 1992 Series

しかし1994年、パララックスを名乗り強大なパワーを得たハル・ジョーダンの起こした大事件『ゼロ・アワー』によってチームは壊滅状態になってしまいました。

Zero Hour: Crisis in Time

JSAはここでまたもや表舞台から去るのですが、1993年に特筆すべきコミック、『ゴールデン・エイジ』が出版されます。

JSA: The Golden Age: Deluxe Edition

ここでは第二次世界大戦の傷に悩みつつ、赤狩りとその裏の陰謀に立ち向かうJSAの姿が描かれました。正史のDCユニバースの歴史上の出来事ではないのですが、この作品で描かれた要素が正史のJSAに色々と反映されるようになります。1996年の大名作『キングダム・カム』にもJSAのヒーローたちが多くフィーチャーされ、さらにその要素がのちに正史にも取り込まれるようになります。

『キングダム・カム 愛蔵版』
(マーク・ウェイド作/アレックス・ロス画)

正義と真実の象徴であるスーパーマンが引退し、多くのヒーローたちも姿を消した近未来。混迷を極める世界を目にしたスーパーマンは、かつての仲間たちと共に復帰を決意する。

JSAが栄光に向けて真の復活を遂げたのは1999年開始の『JSA』誌と言えるでしょう。『JLA/JSA:欲望と希望の狂宴』もこの時に始まったシリーズに基づく作品です。次々と復帰し、集結するゴールデンエイジのヒーローたち、そして未来へと正義の意思を継ぐ若きヒーローたちの大世帯という、現代のJSAの定番の姿がここで描かれることになります。途中『ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ』と改題しつつも、実に12年の長きに渡って刊行されました。

JSA (1999-2006)

刊行号数、年数ともに今までのJSAメインのタイトルではトップを誇るシリーズです。ブラック・アダム、シャザム(当時はキャプテン・マーベル)が仲間に加わったのもこの頃です。JLAだけではなく、30世紀のスーパーヒーローチーム、リージョン・オブ・スーパーヒーローズも巻き込み、『キングダム・カム』の正統続編『JSA:ザイ・キングダム・カム』といった壮大な物語も展開されました。

Justice Society of America (2007-2011) #1
2007年に『JSA』から『ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ』へとタイトルを変えて新展開を始めた時のカバー。新旧世代のヒーローたちが1940年の『オールスター・コミックス』#3をオマージュする。

2010年代〜2020年代とニュー52

2011年にDCコミックスが全設定を一新した「ニュー52」において、JSAのヒーローたちも刷新されます。旧JSAのメンバーの多くはアース2と呼ばれる世界で、第二次世界大戦時代ではなく現代のヒーローとして生まれ変わったのです。

この世界では、スーパーマン(カル=エル)、ワンダーウーマン(ダイアナ)、バットマン(ブルース・ウェイン)がダークサイドの率いるアポコリプスとの戦いで全滅してから5年後、新たなヒーローたちが立ち上がるというストーリーが展開されました。こうして若きグリーンランタンのアラン・スコット、黒人のスーパーマンのヴァル=ゾッド、ホークガール、パワーガールにハントレスといったキャラクターたちの活躍が2017年まで描かれることになります。

とはいえ、アース2のヒーローたちの物語は、JSAというよりも、完全に独自の世界を切り開く印象が強いものでもありました。そして従来のJSAの復活の機運が、本家のDCユニバースで盛り上がっていくことになります。2016年の『DCユニバース:リバース』、2017年の『バットマン/フラッシュ:ザ・ボタン』、そして足掛け3年かけて完結した『ドゥームズデイ・クロック』でDCユニバースに復帰します。別の形ですが『ジャスティス・リーグ:破滅の凱歌』でも登場していましたね。

『DCユニバース:リバース』
(ジェフ・ジョーンズ作/ゲーリー・フランク、イーサン・ヴァン・スカイバー、アイヴァン・リース、フィル・ヒメネス画)

『ジャスティス・リーグ:誕生(THE NEW 52!)』から始まった〈ニュー52〉が新章〈リバース〉へと突入する転換点となる一冊。
『バットマン/フラッシュ:ザ・ボタン』
(ジョシュア・ウィリアムソン、トム・キング作/ジェイソン・ファボック、ハワード・ポーター画)
真実に迫る鍵は奇妙な黄色いボタン。DCユニバースに決定的な変化をもたらす事件を描く。
『ドゥームズデイ・クロック』
(ジェフ・ジョーンズ作/ゲーリー・フランク画)

30年の時を経て描かれた歴史的名作『ウォッチメン』の正統続編。過去、現在、未来までもを巻き込んでDCユニバースの歴史を大きく揺るがした作品。

そして2021年の『スターガール:スプリング・ブレイク・スペシャル』で、ついにJSAをメインとするシリーズのプロローグらしきコミックが掲載され、期待は高まる一方の現状となっています。

Stargirl Spring Break Special (2021) #1

結局のところJSAって?

ここまで長々と書いてきましたが、こうなってくるとJSAには「表舞台から姿を隠していた過去の英雄たちがいつか帰ってくる」という、伝説のもたらす魅力があるかもしれません。出版社の都合で50年代にコミックが出ていなかったことが、作中におけるJSA神話の一端へと書き換えられていったのと同じ現象です。その歴史の上で何度も姿を消しながらも、ジャスティス・ソサエティは必ず帰ってくるでしょう。


今回ご紹介した本


◆筆者プロフィール
吉川 悠
翻訳家、ライター。アメコミ関連の記事執筆を行いながらコミック及びアナログゲーム翻訳を手がける。訳書近刊に『コズミック・ゴーストライダー:ベビーサノス・マスト・ダイ』『スパイダーマン:スパイダーアイランド』(いずれも小社刊)など。Twitterでは「キャプテンY」の名義で活動中(ID:@Captain_Y1)。