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うまい断り方を知る

交渉の場面において、相手の条件をそのまま飲み込むと、自分にとって不利な方向に傾いてしまいます。
必要性を吟味したうえで相手の提案を断るにはどうしたらよいのでしょうか?

そういった場面において有効なのが
DESC法です。

DESC法とは、Describe(描写する)、Explain(示す)、Suggest(提案する)、Choose(選んでもらう)という単語の頭文字をとったもので、上司やお客様先からの提案をうまく断る際に有効な手段です。


まずDescribeのフェーズで、事実のみを伝えます。
例えば相手から「毎週月曜日に会議へ参加してほしい」と言われたとします。
そこで思い切って自分の状況を伝えるのです。
あいにくですが、月曜日はあるプロジェクトで手が空かない状況です」と。

次に、Explainのフェーズで、自分なりの意見を示します。
とはいえ、精一杯お役に立てるように貢献したいと考えております」。
一度相手のテンションを下げて、再び上げにいくイメージです。
このExplainの段階が肝になると思われます。

そこで、Suggestのフェーズで自分にとって都合の良い提案をするのです。
「隔週で参加させていただくのは、いかがでしょうか」。

最後にChooseで相手に決断を促します。
「もちろんご意向もあるかと存じます。いかがでしょうか」と。

このようにDESC法を用いることで、納期交渉だけではなく、仕事のサイズも変えることができるので、ぜひ活用してみてください。

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