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マロンクリームちゃん2023

ほしのです。
noteではご無沙汰してます。

このnoteはゆうこさんと2人で動かしている、SHOP編集というプロジェクト兼ショップ兼ラジオ兼喫茶なんやかやについての活動にまつわることを書く場所で、それに加えて時々個人的な文章も勝手に書いています。

noteを書くことが久しぶり過ぎたので、今さら基本情報をお伝えしていますけど。

今回は、個人的な文章の一つで、年一で書いているマロンクリームちゃんのグッズ購入記録や、サンリオキャラクター大賞の結果などについて書きます。

マロンクリームちゃんはサンリオキャラクターの一つですが、私は2020年、ちょっとしたきっかけからマロンクリームちゃんのグッズを細々と買い集めたり情報を収集したりすることを始めました。
その記録を年一でnoteに書き溜めています。

マロンクリームちゃん2020〜2022

昨年は自分にしてはちょっと元気なテンションで書いてしまったようです。もっと陽気な雰囲気の方が人は読みたくなるんじゃないかと、ちょっと無理したことを今思い出しましたけど、今年は普通に普通のテンションで書いていきたいです。


雑談1

(いきなりですが、しばらくマロンクリームちゃん出てきません。)


さて、ある日、私はゆうこさんとバーミヤンに行った。

その日は私の誕生日で、何か食べたいものがあるかと聞かれたので、「唐揚げ、中華ちまき、水餃子」と適当に答えた。
本当はなんでも良かったけど、せっかくご飯に誘ってくれているのに無回答はやる気が無さすぎると思ったのだ。何が食べたい?と人に聞かれることがいつもとても苦手だ。一人なら毎日ポテチばかり食べていたい人間だから、急に普通の食事みたいなことを聞かれると戸惑うのだ。
「あ〜、つまり中華ってことね」と、さっさと理解したゆうこさんは、私をバーミヤンに連れて行ってくれた。
唐揚げ、中華ちまき、水餃子、と、なんとか思い浮かんだものを言ったつもりだったけど、私は中華メニューを並べているだけだった。 

ゆうこさんはバーミヤンが好きらしい。
私はバーミヤンは久しぶりに行った。
久しぶりに行ったので忘れていたけど、中国茶の飲み放題があったからいろいろ飲んでみたし、なんでも好きなだけ食べて、と言ってくれたから、好きなものをたくさん食べた。

食べながら近況を話したりしている途中で、ゆうこさんが急に「バーミヤンってサイゼリアみたいな立ち位置なのかな?」と言うので、「うーん、サイゼリアの中華版みたいな?」と返す。
そこから私たちは、もし誕生日に恋人がバーミヤンに連れてきてくれたらどう思うのか、という「デートでサイゼリア」で散々話し尽くされたような話題のバーミヤン版をしばらく話し合った。こういう、どうでもいいけど本音も見え隠れする、みたいな話をゆうこさんとするのは楽しい。
バーミヤンは美味しくて最高だが誕生日にしては特別感が足りないだとか、誕生日に特別感が欲しいというのは誕生日に対するイメージが刷り込まれ過ぎているだとか、バーミヤンはおいしいけどなんかダサい気がするだとか、そういう時に文句を言わない自分になりたいだとか。
結局、バーミヤンじゃない方が誕生日が平和に過ごせそうだった。
特別なことを期待しているなら期待していると言えば良いのに、恋愛ではムードやセオリーみたいなものの方が優先されてしまうような。

その日の私達にとっては、そういうことは本当にどうでもよいことで、ただおいしくバーミヤンを楽しんだ。
変な形の期待が、友達同士では起きづらい気がする。

結局バーミヤンは最高!

何より、最近忙しそうにしているゆうこさんが時間を割いてお祝いをしてくれることだけで嬉しかった。
デザートまでお腹いっぱい食べて、お茶も飲んで、少し寄り道もして、幸せに家に帰った。

雑談2


バーミヤンに行くまでの車中では、こういうことがあった。

車に乗り込むと、ゆうこさんが急に大きな白い袋を渡してくれた。
誕生日プレゼントだと言うので、早速水色のリボンを解くと、中からマロンクリームちゃんのピンクのパジャマが出てきた。

めちゃくちゃかわいい

私はいつもパジャマの代わりにヨレヨレTシャツを着ているから、きちんとしたパジャマに対する憧れがあった。さすが、ゆうこさんはいつもわかっている。
色はピンクと水色2種類あって、どちらかというと水色の方が似合いそうな感じだったけれど、ピンクの方がより「THE!パジャマ」感があって良かったとのことで、そのチョイスもうれしかった。
ゆうこさんはいつもプレゼントセンスがあり羨ましい。
私もこれからはパジャマを人へのプレゼント候補にしたいと思った。

そしてもらったパジャマを手ですりすり撫でながら、今年のサンリオキャラクター大賞の行方はどうなるのか?という話をした。ちょうど中間結果が出た直後だったのだ。
今年も一位はシナモロールで決まりなんじゃないか?(結果そうでしたね)、トップ10に変動はあるのか?、そしてマロンクリームちゃんはどうなるか?ということなど。ゆうこさんにもマロンクリームちゃんへの投票をお願いしたかったけど、決まった投票先があるとのことで、頼めなかった。

そんな話をしている内に、「自分たちが子どもの頃はみーんなマロンクリームちゃんのグッズを持っていたよね」という話になった。
キャラクターものの雑貨をあまり持っていなかった私でも、確かにマロンクリームちゃんの何かを1、2個もっていた。なんだったかは忘れた。
私はその頃千葉に住んでいたけど、福岡にいるゆうこさんの周りも同じような感じだったみたいだ。
みんながマロンクリームちゃんを持っていた一番の理由は、単にグッズがたくさん展開されていたからではないかな、と思った。
例えば今だったら、マロンクリームちゃんで小学校の入学グッズを全部揃えることは難しい気がするけど、当時はそれが可能だった。そのくらいグッズがたくさん出ていたから。
でも当時も、バツ丸とか、ケロッピとか、もちろんキティちゃんもいたし、けれどなぜか、マロンクリームちゃんを持っている子はとても多かったように思う。
それはなぜだろう、という話になり、

「マロンクリームちゃんって親が子どもに持たせて安心できる、ちょうど良いキャラクターなんじゃない?」
と、ふと思いついたことを口にした。
けれど、自分の言った言葉にすぐにショックを受けた。マロンクリームちゃんはピンクを基調としたうさぎのキャラクターで、「かわいい」「優しい」「女の子らしい」そんな言葉が真っ先に出てきそうなデザインのキャラクターなのだ。
親が子どもに買い与えるには、ちょっとした品もあって、なんだかとってもちょうど良いデザインなんじゃないだろうか?
急にそんな風に思って、言ってはみたけれど、自分で自分の好きなキャラクターに「ちょうど良い」という言葉を使ってしまったことに、かなり寂しくなった。

当時のみんなはどうしてマロンクリームちゃんを選んだんだろう。
私はなんでマロンクリームちゃんを持っていたのか、忘れてしまった。


最近読んだ初代デザイナーさんのインタビューでは、パリに住むおしゃれなリセエンヌ(フランスの女子学生)がマロンクリームちゃんの最初のイメージなのだそうだ。リセエンヌは当時、雑誌「Olive」でファッションやライフスタイルが紹介されとても流行っていたらしい。


雑談3

小学校1年生の時、「うちの子のお友達になってほしい」というクラスメイトのお母さんがいた。
実際は、そこまではっきりは言わなかったが、良いお友達を娘の隣に置いておきたい、その母親のそういう感じが透けて見えた。妙に優しくされたり、同じ習い事をして欲しいと見学に誘われたり、そういうのにちょっと戸惑った。

親にとって、ちょうどいいお友達、っていうのがあるんだな、とその時思った。
私は「ちょうどいいお友達枠」として期待されることがあった。
大人から見たその当時の私は多分、穏やかで女の子らしいおっとりした雰囲気で、なにやら害がなさそうな感じだったんじゃないか。

私はその子とは特別仲良しにはならなかった。小学生なりのグループ作りや友達付き合いの結果で、その母親が理由ではなかった。
その結果がじんわりと明確になっていった頃、私は別の友達とよく遊んでいた公園にその親に呼び出され、かなり険しい顔で「二度とこの公園で遊ばないように」と注意された。
その公園はその子が住むマンションの真下にあり、私が別のお友達と遊んでいるのを自分の子どもが見るのがかわいそうだから、というのが理由だった。
その公園は誰が遊んでもいい場所だったし、その子が実際悲しんでいるのかもその話からはよくはわからなかったし、そもそもわざわざそんなことを言ってくるのは意味不明でもあったが、あまりに怖い顔でそう言うので私はその公園で遊ばなくなった。

勝手に子どもをかわいそうな子にしているのは親の方ではないの。私を勝手にちょうど良いお友達にして勝手に期待して勝手に怒って。
キティちゃんじゃなくてバツ丸じゃなくてマロンクリームちゃんの文房具を持たせて、あの子でもその子でもない私をお友達枠に置いて、サイゼリアでもバーミヤンでもないおしゃれなごはん屋さんに連れて行ってくれるちょうど良い恋人を子どもの元に連れてくる?

その子はかわいそうな子ではなかった。私が友達にならなくても友達はたくさんいたし、大人っぽくしっかり者で、いつも言いたいことが言えずにいた当時の私には羨ましいくらいだった。
でもそれも私の勝手なイメージで、私はその子の気持ちを直接聞いたことは一度もなかった。

私は、マロンクリームちゃんをちょうど良いと言ったことを後から後悔した。
私にとっては、ただ、かわいいところが好きで、ちょうど良いっていうのは、なんだか中身がなくて、寂しいことだ。

サンリオキャラクター大賞2023

ようやく今年のサンリオキャラクター大賞の話。

今年のマロンクリームちゃんは26位でした。

去年は22位だったから、順位は若干下がったけど、毎年新しいキャラクターや推されキャラクターがたくさんいる中でも26位にいることは、実はかなりすごい。
今年は毎日投票をこつこつがんばりつつ、溜まっていたスマイル(サンリオ内で使用できるポイント)を票に変えて投票したり、できる方法全部で投票してみた。
投票を始めてから今年が一番真面目に投票に取り組んでみたから、順位が上がったらいいなぁという期待はあったけど、マロンクリームちゃんは今年もがんばった。
何より、数年前、順位が上がることでグッズが増えたらいいなぁと思ってた自分にとっては、この一年は本当にたくさんのマロンクリームちゃんグッズが出たから、それだけでうれしかった。
あとはマロンクリームちゃんの公式SNSができたらいいのに。

マロンクリームちゃんグッズ

パジャマに続き、今年のマロンクリームちゃんグッズ紹介

earth music&ecologyとのコラボTシャツ
ネットで買ったけど写真で見るよりも届いた実物はよりかわいかった
お気に入り


ゆうこさんがお土産もの屋さんで見つけてくれた歯ブラシセット
歯磨き粉も付いてたけどかなり古そうで口に入れることはできない、多分30年位経ってる
懐かしい感じのマロンクリームちゃん
すごいかわいい


これもまたゆうこさんがくれた
セリアのランダム6種アクリルキーホルダー
たまたま当たったのかな?
これについては詳しいエピソードを聞いていません


これもやはりアクリルキーホルダーと一緒にゆうこさんがくれた
絆創膏
こういうの、絶対使えないから飾ってるだけだけど
大胆に使える人羨ましい


サンリオキャラクター大賞2023のグッズ
ネームタグ
自分で一つ買ったけど、母がある日もう一個くれた


サンリオピューロランドオリジナルグッズ
ボートライドマスコット
今知ったけどこれはアトラクション内で着用している衣装とおそろいらしい
写真がへただけど実物はすごいかわいい


これもピューロランドで買ったマグネット
味がある
我が家の冷蔵庫の守り神

初ピューロランド

そう、今年人生で初めてピューロランドに行った。
ピューロランドに行ったら普段買えないマロンクリーム ちゃんのグッズが山ほどあるのかと思ってたけど、そうでもなかった。
マロンクリームちゃんが参加しているランダムのものを3つくらい買ってみたけど一個も当たらなかったし、ゲームみたいなやつもやってみたけど取れなかったし、後ろに並んでた子が自分が取れたらあげますねって言ってくれたけど、その子が欲しいものもマロンクリームちゃんもどっちもとれなかった。

ピューロランドでも必死に探さないとマロンクリームちゃんの姿は見えてこない。

でもピューロランドはとても楽しかった。
マロンクリームちゃんには会えなかったけど、直接会えたキティちゃんの圧倒的アイドルパワーに度肝を抜かれた。
そのことについても詳しく書きたいけど、ちょっともういっぱいいっぱいなので、別で書けたら書こう。(川ラジオVOL.25でピューロランドについてはちょっと喋っているので、ご興味がありましたらお聞きください。川ラジオはのんびり系ぼそぼそラジオです。)
マロンクリームちゃんを好きになるまでは、ピューロランドは自分とは縁のない場所だと思っていたから、楽しい経験ができた。またマロンクリームちゃんに会えるタイミングで行ってみたいとも思った。

雑談4

本当はキャラクター大賞とか順位とか投票とか、自分にとってはそんなに重要じゃなくて、ただグッズが増えたらいいなと思ってるだけだったけど、この一年でマロンクリームちゃんのグッズは確実に相当増えたのに、結局私はグッズもそんなに買ってはいない。いただきものも多かったし。そもそもグッズの情報を全然拾ってなかった。
応援の仕方は人それぞれだけど。

私は人とかキャラとか、何かを熱烈に応援している人が昔から羨ましくて、そういうのを自分も体験してみたい、と思っていて、たまたまマロンクリームちゃんに出会ったからこの数年はマロンクリームちゃんを通してそういうことをやってみようと思ってうっすらやっていたのだ。やっていたのだけれど、数年経って、正直、私が何かを応援するっていうのは、この程度というか、こういう感じなんだな、とわかってきた。
マロンクリームちゃんはかわいくて好きだけど、何かに対する応援っていうものには自分はあまり熱が沸かなくて、そういう自分になってみたいというか、そういう趣味を持ってみたいという興味があって、一時期はアイドルを応援してみたいとファンクラブにも入ってみたりもしたけれど。仮に対象をマロンクリームちゃん以外に変えたとしても、自分の性質はそもそもそういうものじゃないのだと思う。
でもそれは別に良くて、私はこれからもこんな風に細々マロンクリームちゃんを応援していく気がする。

また書くことができたら、マロンクリームちゃん2024で!







SHOP編集のラジオや活動にいかされます!