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足オンザグラウンド_2023/6/21


・とても仲良くしてもらっている映画好きの先輩がtwitterにFilmarksのリンクを貼っていたので、最近始めた自分もフォローさせて頂いた。自分はアカウント名が本名なので、すぐに「コイツか」となったに違いない。

・やっぱり人が好きなものについて語っているのを見るのは面白い。同じ映画でもこういう感想を抱くものか、と感心させられる。

・この先輩が書いたレビューについて、そんなにたくさんの映画を観ていない自分と大きく異なるなと思った点は、国内外問わず「この作品でのこの俳優はこうだった」とか、「この監督にしてはこの作品はどうだった」といった、蓄積したナレッジ由来の視点を持っている所だ。こればかりは数を沢山こなさなければ身につかない視点である。カット割りやカメラワークなどについてもそうだが、自分よりも多くの評価観点を持っている人は、楽しめる幅が広くて羨ましいなと思わされる。

・ただ、その感覚を身につけるまでにあとどのくらいの量の映画を観ないといけないんだ?と思うと、果てしなく遠い道のりに感じられて辟易する。そもそも努力して身につけるものでもないだろう。物事を楽しんで経験することで、凡人よりも高い視座を持てることは、ある意味才能だといえる。


・また、自分はnoteを始めたことによって、人が書いた文章を読むのがとても好きになったため、そういう意味でもFilmarksは面白い。知り合いでnoteをちゃんと書いてる人間がほぼいないというのもある。

・多くの映画レビューを参照させてもらったが、やはり自分にない切り口で書かれた文章を見ると、自分にはない「教養」を感じざるを得ない。自分の中での未知の領域に詳しい人の頭の中を覗くことは楽しいし、尊敬の念すら浮かぶ。

・なおFilmarksには「まだ観ていないけど観てみたい映画」を記録する機能があり、その一覧も他者が参照することができる。その先輩の一覧には自分が愛してやまない作品「ロジャーラビット」があった。

・Filmarksだけでも1,000本以上記録している映画有識者がまだ観ていない映画の中に、自分が詳しいとも言える作品が存在したことに謎の優越感を覚える。アレは名作ですよ、センパイ……


・最近はnote欲が高く、ネタ作りの一環として質問箱を始めてみた。昨日instagramで宣伝したところ、早速10件くらい質問を頂いた。皆さんありがとう。どんどん送ってくれよな。


・というわけで早速1件答えてみようと思います。いずれは全部拾うつもりだけど、今日は前段があったので1件だけ。

・まず後段がありがて〜〜!!超励みになるからこういうの!匿名で褒めてもらえるほど嬉しいことないよな。

・ひょっとして1個目にこんなこと書いてくれてるものを選んでしまうことが激イタか??!!ちょっと葛藤はあったけど貰った質問の中でちょうどいい内容だったので選ばせてもらいました。

・では質問に答えます。めちゃくちゃイタイなと思ったことです。

one piece/尾田栄一郎   第6巻より

・このシーンです。ミホーク自体はすごい好きだけど、ここに関してはめっちゃイタいなと思います。え、そういうことじゃない?まあ聞いてよ。


・自分は何かに対して「イタいな」とか「キツいな」とか思うセンサーが比較的敏感だと自負しています。それを知ってて質問してくれたんだと思うし。

・誰かの目を気にし過ぎてることは良くないという意見もありがちだけど、社会で生きていく上では最低限の対人リテラシーが必要だと思うんだよね。で、何かがイタい状態になっていることで、自分自身が不快に感じるというよりは「これめっちゃ周りからイタいとか思われそうだな…」と感じることの方が多いです。ていうか誰しもそうだったりしない?一部の正義の代弁者がSNSで芸能人に噛み付いたりしてるだけであって。

・あと不快より先に「面白い」が来ちゃうよな。

・自分が何かをイタいと感じる場合、それは特に下記の4種類に分類されることが多いです。下に行くほど抽象的でゴメンよ。

  1. 周りにどう映るかを重視して、本質ではない何かになろうとし過ぎている

  2. 自分は苦労を背負っていると思い過ぎている

  3. センスがあるような振る舞いをしているが、ものすごく嘘臭い、またはつまらない

  4. ファンタジーの世界に生きている


・1.はinstagramでよく見る。まああのSNS自体が他者に生活や体験をアピールする側面が強い(自分もそうやって使ってるし)ので、そうならざるを得ないのも分かるけど。以前語った #丁寧な暮らし なんかはこれに該当します。オメー嘘だろうよって。

・2.は職場とかにいる、わざわざ不必要にこれだけタスクを持ってるとか、こんなに大変だとかをアピールしてくる人ね。あとtwitterとかでお気持ち表明してるタイプもこれ。

・3.は中高生に人気なyoutuber全般…これは主語が大きすぎるか。「嘘臭い」の方はフィッシャーズのリーダーが武勇伝をめちゃくちゃ語ってる動画を見た時にすごく感じました。

・あと「つまらない」の方は、有名なバズレシピ研究家の動画とか見てると感じますね。わからない方は見てみて下さい、1発で腹落ちすると思います。料理に関してはもちろんすごいので参考にさせてもらってます!応援してます!ウッス!

・4.は、なんだろうな、すごく幸せな世界に生きていたいというのは分かるのだけど、地に足がついていないというか、周りが見えていないというか。

・強いて言うならinstagramによくある女性のエッセイ漫画(彼氏が可愛すぎる!みたいなやつ)なんかが代表的ですかね。(少なくともこういった場では)分かりやすい具体例を書けなくて申し訳ないが、個人的には4.が一番キツイです。



追記:4.について考えてたらいい表現が見つかりました。「自己陶酔が過ぎるあまり、漫画の主人公とか悪役みたいな虚構の登場人物(これをファンタジーと言ってる)のような振る舞いをする人」みたいなイメージです。いわゆる中二病とかもこれですね。パロディとかでなく本気で自分のことをそう思っていることがポイント。言い過ぎ?

・色々言っちゃってすみません、自分が思ってしまったことなので…その人が好きか嫌いかとはまた別の話です。ちょっと変で面白いよねってだけ。


・実は最近自分でも「イタかったな」と反省したことがあって。バンド活動で難しい曲や複雑な曲を演奏するライブが控えてる期間、「こんな難しい曲をやる」とか「こんなドラムソロがあって」みたいな話を、これまで周りによくしてしまっていた。あと、練習日程がめっちゃ詰まってて、とかね。

・これは上記で言う2.に他ならないなと。こっちはそれ自体が話題のネタになるかなと思っていたけど、相手からすると知らんがな案件でしかないわけで。ここは最近反省しました。改めます。


・まあそんなわけで、総括すると「等身大じゃない」とか「嘘っぽい」感じが透けて見えることがあると「イタイ」と感じがちです。みんな自分に素直に、相手のことも考えつつ、まっすぐ勝負していこうな。


・1つ目に対してすごい文字数で書いたけど、せっかくくれた質問には毎回全力で返したい。愚痴でもお悩み相談でも何でも待ってます!!!引き続きよろしく。

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