超低出生体重児の15ヶ月

こんばんは、百色です。


以前のnote投稿から一年近くになるでしょうか。
相変わらずいろいろありますが、元気に暮らしています。


我が家に600 g少しの息子が生まれてから、気付けば15か月。
昔ほどは、心配の無い日々を過ごしております。
そちらに関しまして少し、文章として残せればと思います。

私も子供が生まれる直前、そして生まれて暫くは必死にネットで誰かの体験記を探し、読みふけりました。

心が引き裂かれそうで、おかしくなりそうな自分を励ます為、綺麗事の作り話であろうとも、それに縋ろうとした。

けれど今、彼が生まれて1年弱になる訳ですが、
彼は何不自由なく成長しています。


あの辛かった頃を思い出すと、、、

ノホホンと過ごしているなあと思います(笑)


あの後、どうなってるの?続きはどうなってるの?お子さんは??
体重の少ないお子さんが生まれ、心配な渦中にいる親御さんは、お子さんの入院中の体験談を読んだ後どうなっているのかを、私のように気になられるのではないでしょうか。

私も当時あらゆるサイトを回りましたが、案外今現在の事を書かれている記事や日記って少ないのかなと。

それは、元気に成長している子供が多く、何も心配なく成長している為に書く必要がなくなった方々も多いんだよ、と伝えたいです。

勿論、皆が皆とは言いません。

でも、普通に生活している親子も本当にいるのだと、感じていただければ嬉しいです。※文章は整理されていません。

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以前の「買って良かったもの」という投稿をご覧になられている方はご存じと思います。
私は出張中に、嫁から切迫早産になるであろうとの連絡が入りました。
そして翌日の早朝、出産に立ち会いました。
確か23週半ばで生まれました。


生まれた我が子は、抱っこする事も無く、NICUへ移されました。


「NICU」ですね。
『Neonatal Intensive Care Unit』の略。

新生児集中治療室のことを言います。


NICUで息子は暫く、呼吸器など多くの機械にをつけられたまま過ごしておりました。

ドラマで見る小さなカプセルというか、透明なお部屋ですね。
真っ黒な肌をし、うつ伏せの為か顔も見えにくい状態でしたが、
毎週病室へ行くたびに、息子の背中を撫で、微かな鼓動を感じる事を喜んでいました。

初めの7日、10日が過ぎるのは、とてつもなく長かったですね。
何とか今日も、病院から電話がかかってこなかったかと、胸を撫でおろす日々でした。


半月少し経つ頃、初めて掌で抱っこしました。両手を合わせると、それよりも小さかった。


『1か月後』初めてカンガルー抱っこをしました。

あたたかさを胸で感じられた。


『2か月後』初めて帽子をかぶり、鼻に呼吸器をつけたり外したりで調整が始まりました。


『その1週間後』初めて服を着ます。これがとてつもなく可愛かった←


『3か月後』帽子を外すようになります。


『3.5か月目』初めてお風呂へ入れます。

普段も横に抱え、腕に乗せて抱っこできるようになる。


『4か月後』一時的に帰宅する。


そして4.5か月後に退院。




退院までが、気持ち的に長かったですね。


NICUには多くの子供が入院していました。
後から入った子も気付けば退院していたり。どうしても心配になります。
心が休まることは無いのではないでしょうか。


退院しても我が家では、呼吸器は暫くつけていました。必要なくなったのは生後8か月後くらいでしょうか。嬉しかったですね。

家で共に暮らすようになってから、
寝返りが打てるようになり、
親の髪の毛を引っ張れるようになり(笑)
喚くようになり、
ミルクの容器を持てるようになり、
高い高いを喜ぶようになり、
おもちゃで遊べるようになり、
ハイハイができるようになり、
離乳食が始まり、
捕まり立ちができるようになり、

今では座ることも出来るようになっています。
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ノホホンと、多くの家庭で経験されているような内容が大半だったと思います。



けれど出産の直前には

子供が亡くなっても覚悟を決めろ」的な書類を書かされたり、

出産後にも何度も呼吸器の量や温度などの調整が行われ、

脳に水が溜まってしまっていて、命もどちらに転ぶかわからないと

医者に言われ続けていました


また、息子に起こる可能性の症状として、

肺の機能不足、視力の低下などが心配されていました。



超低出生体重児にはどうしても起こりうる症状なのだとか。



医者からも、

覚悟していてくださいと言われていました。





今現在、闘っているお父さん、お母さん。

私の家庭も、今の息子の笑顔に、フワフワ浮かれているに過ぎません。


「もう大丈夫だろう」と思っても、やはり熱が上がったり、検診の日には、仕事をしていても気が気ではありません。


そうでなくとも、他のお子さんと比べてしまう事もあると思います。


けれどそれは、小さく生まれていなかったとしても付きまとう物です。



私もこれからは、”彼のこれから”と考え、

出生時の状況などは考える事は無いと思います。

ましてや、noteに特別感を出して書くことも無くなると思います。



彼を生んでくれた嫁さんにも失礼だと感じます。




先を見据え、一生懸命乗り切ってください。



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まだまだ未熟な私ですが、これからも読み続けていただけると有難いです。これからもどうぞ、宜しくお願いします。