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これまでの人生を振り返る〜自由奔放な不動産会社編〜

ほーたろうです。



前回の記事の続きです。



怒涛の日々を過ごしながらも転職活動を行なっていました。



5,6社受けて1社受かりました。(ちなみに大手も受けましたが落とされました)



意外と不動産会社の転職も狭き門だなと思いました。意外と募集もしてないし。当時は2018年。


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そんな僕を拾ってくれた会社は介護事業が主力事業でした。
しかしながら社長がデベロッパー出身なため、不動産事業部という部署もあり、そこは不動産分野を幅広く取り扱う部署でした。



僕は前職から転職した理由は「不動産をより深く知る」ためです。



新しい会社の不動産事業部は数人しかおらず、割とベンチャー企業だったので前職と違い、1から10まで全て自分がやる必要がありました。



良くも悪くも「整っていない」のです。




主に「物件を安く買って高く売る」と言うザ・商人と言えるようなことをするため、仕入れる情報を入手するところから、売るところまで全部自分でやらないといけません。



教育制度も無く、上司も放置プレイする人だったので(質問すればちゃんと答えてくれる)手探りの日々の始まりでした。

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安い物件を仕入れると言うことはめちゃくちゃ難しいのです。(不動産に限らず言えることだと思いますが)




言い方に気をつける必要がありますが、「安く買う」と言うことは売主に「安く売ってもらう」必要があります。
ちょっと考えればわかることですが不動産を「安く売ってくれる人」なんているでしょうか?



普通に考えたら安く売りたい人なんているわけありません。できる限り高く売りたいですよね。



だから「現金を一刻も早く用意する必要がある」とか「よくわからなけど売ってくれ」とか安くうるきっかけのある人から買わないといけません。



そんな狭き門の物件を見つけないといけないんです。



前職は「販売すること」だけで良かった会社です。
目の前にある商品をひたすら売るんです。




その大変さとはまた違った苦悩がありました。




しかし驚いたのは実はそこではありません。




僕が入社して衝撃を受けたのは「ゆるすぎる」ということです。



週に2回、1時間ほどの会議はあるのですが、それ以外は完全に自由行動。
普通の会社ならある「営業日誌」とやらもありません。
簡単に言えば「サボろうと思えばサボりたい放題」です。

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数字が上がらないからと言って詰めてくる上司もいません。




前職からの熱量の差に驚きました。
どちらが良い、悪いの話では無く、前職ではただただ目の前のことに全力だったため「こんな世界もあるのだな・・・」という驚きという感じでしょうか。




僕は真面目なタイプなため(たぶん)自らめちゃくちゃ動きました。
俗にいう飛び込み営業をやりました。
街中にある不動産業者(S友不動産とかM井不動産とか)に「良い物件売ってください!」とひたすらにお願いし続けるドブ板営業です。



車は無いので降りた駅周辺の業者さんに全て飛び込みます。令和にもなってこんな昭和な営業をするとは夢にも思いませんでした。



しかし、行動量が実ったのか入社して4ヶ月目にして契約をすることができました。
買った物件は1棟のワンルームマンションです。
部屋は44戸。戸数は多いですが、ワンルームなので中規模の大きさです。




築30年以上の物件なのでその頃、主流だった「15平米」しか無い部屋です。6畳弱の部屋と3点ユニットという感じです。
今の若者が嫌うタイプです笑




今じゃどんなに小さくても20平米はあります。
狭い部屋はロフトだったりの「付加価値」でも無い限りは借りる人は少ないです。



そんな物件を綺麗にリフォームして売る想定です。
安く買えたのは利回りは10%近くあります。




買った当時は手入れはあまりされていなく、3分の1は空室でした。
元々の所有者も手元資金が無く、売却したという流れでした。



リフォームしてから満室にするまで少し苦労しました。
今時はどんな部屋が受けるのだろうと考えるのですが、それがなかなかに難しいのです。
結局は無難な仕上がりになりました笑


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その物件はある程度会社で保有しながら、賃料で稼いだ後、売却する予定となりました。




続いて物件を買おうとしている最中、新型コロナが世界を襲いました。




会社はリモートワークでの営業となります。




そんなリモートワークで待ち受けていたものは・・・・




続く。

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