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仕事で大事にしていること

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私が仕事をする上で大事にしている考え方や言葉に関する記事をまとめています。
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#マーケティング

ストレスフリーな仕事術 〜受信トレイを空にして、未完了の引力を断ち切る〜

手付かずの仕事には、負の引力があります。 1つ1つは小さいことでも、重なると無意識的なストレスに変わります。 では、どうすれば解決するのか。 今日は、私が実践している、メールの受信トレイを常に空にし続ける方法を紹介します。 来た仕事をどんどん完了させて、身軽な自分を手に入れるための習慣です。 書籍「降伏論」で印象に残った言葉お世話になっている編集者の方から、新しい本とお手紙を頂きました。 タイトルは「降伏論」。 同封された、万年筆で丁寧に書かれたお手紙には、「著

社会人になる前に知っておきたい、『受け取る人』から『与える人』への転換

先日、ある先生にお招き頂いて、広告論のゼミの卒業パーティーにゲストとして参加させていただき、卒業生に向けて短いスピーチさせて頂きました。 私が非常勤講師として出会った学生の皆さんにも届くといいな・・と思い、スピーチのフルバージョンを書きたいと思います。 広告論ゼミ卒業生の皆様へご卒業、おめでとうございます。 ご指名ということですので、少し先に社会に出た先輩として、一言お祝いの言葉を述べさせていただきます。 みなさんはこれまで、大学の勉強やゼミ、バイトなど、さまざまな努

大企業の社長スピーチを考える初コンサル案件は、「怖さ」と「喜び」の両方を教えてくれた

新卒で広告会社に入社した私は、7年目に大きな異動を経験します。 異動先は、できたばかりのコンサルティング部門。 初めて担当した案件で、「もしかしたらコンサルタントとしてやっていけるかもしれない」という、小さな成功体験を味わいます。 その後十数年続くコンサル人生の起点となった「あの会議」について、今日は書いてみたいと思います。 仕事の重大さに気づいた日自分の仕事は、結構ヤバい。 そう感じた日のことを、いまでもはっきり覚えています。 場所は、都内の有名ホテル。そのホテ

目上の人にアポ取りの連絡をする時に、緊張しなくなるおまじない

突然ですが、目上の人にアポイントを取るときって、緊張しませんか。私はします。 例えば、学生時代、就職活動で会ったこともない先輩に連絡をする時、めちゃくちゃ緊張して、何度も文面を見直したり、「やっぱり明日送ろう」と先延ばししたりしていました。 社会人を16年も過ごした今でも、あまり親しくない社内の偉い人に連絡するときや、ほぼ初対面の経営者の方に連絡するときなどは、いまだに緊張します。 なぜ緊張するかというと、冷たく断られたらどうしよう・・という恐怖感があるからです。あるい

やりたい事がわからない時は、気になる何かに参加してみよう

自分のやりたい仕事がわからない、という人は多いと思います。 私も、自分に向いている仕事はこれだ!と思えたのは、働き始めて7年目のことでした(結構遅いと思います)。 それも、半信半疑で関わったプロジェクトだったので、まさか自分のやりたい仕事になるとは夢にも思っていませんでした。 キャリアの世界では、「積極的不確実性」という言葉があるそうです。 不確実な時代には、客観的なデータや論理性による判断だけでなく、主観的・直感的な判断もキャリア形成に重要とのこと。 思い返せば、

経営者に教えてもらった、DXへのブレない向き合い方

最近、さまざまな業界でデジタル化、DX(デジタル・トランスフォーメーション)が叫ばれています。 私が所属する広告業界・マーケティング業界も、その影響を思いっきり受けています。 社内でもDX関連のセミナーが多数行われたり、クライアントに提供するDXのサービスも、ものすごい勢いで増えています。 一方で、情報量が多すぎて何が大事なのか見えにくくなっているとも感じます。 では、実際のところ、企業の経営者はDXをどうみているのか。 今日は、最近経営者の方から聞いた中でも特に心

質問力も大事だけれど、質問された側が何かに気づく力も大事だ

今年は新人のトレーナーを担当しています。 リモートワークだと、個別に話す機会が少なくなりがちです。 そこで、なるべく頻繁に1on1の時間を持って、なんでもよいので質問してもらうようにしています。 すると、限られた時間だからか、そもそも優秀だからか、質問が次々と出てきます。 自分が新人の頃は、何が分からないかも分からず、たいした質問もなかったのに・・・と、感心しながら答えています。 実際、コロナ禍だからこそ新人が積極的で質問力も高い、という記事もあります。 たしかに