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頭を柔らかくするアイデア発想法

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クリエイティブな発想に役に立つ記事をまとめています。
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#COMEMO

モノ視点から顧客視点へ。発想を変えるための簡単なクイズ

突然ですが、クイズです。 ある登山道に、トイレがありました。 非常に汚く、登山客からクレームがたくさん来ていました。そこで、山の管理会社は、重い腰を上げてトイレを改修することにしました。 どうせ変えるならとことん最新式にしようと大奮発。温水洗浄便座機能はもちろん、自動開閉、抗菌仕様で、紙も完備。ぬくもり感じるヒノキ造りの、ピカピカなトイレができました。 ただし、1つだけ問題があります。それは、新しいトイレが山頂へ続く道から少し外れた場所にあること。 そこで、看板をた

広告会社の発想法を小学生が実践したら、つまらない落ち葉掃除が大人気になった

講演会や研究講師のお声がけ頂くことがあります。主なテーマは、アイデア発想法や会議ファシリテーションです。 ところで、講師としての最大の喜びは、なんだと思いますか? それは、アンケート結果でも、謝礼でもありません。 一番嬉しいのは、「学んだことを実践してみたら、成果が出ました!」の一言です。 普段は、その成果まで知ることはなかなかないのですが、今回、小学校からとても素敵な実践報告が届きました。 先日、小中学校の先生方の集まりから、研修講師にお招き頂きました。 その研

今年のヒット商品、いくつ体験しましたか?

この前の週末に、「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」を映画館で見てきました。 映画業界のみならず、日本の経済にも刺激を与えていると言われる大ヒット作だけあって、館内は子ども連れの家族でほぼ満席。 そういう私自身も子どもに付き合って行ったのですが、せっかく見るのだからと、映画の前日にこれまでのアニメを一気見して、万全の態勢で臨みました。 典型的な「にわかファン」ですが、予習の効果もあってかとても楽しめました。 思えば、マーケティングやブランディングの仕事に関わっている端くれ

小学生に教えてもらった「伝え方」のヒント

大学時代の専攻は教育で、卒論のテーマは「幼稚園の研究」でした。今でも教えることにとても興味があります。 ところで、文部科学省が雇用対策の一環として、企業向けに学校の求人を紹介する専用サイトを開設したそうです。 他にも、民間企業でも、小中高の学校教育に特化した人材仲介サービス「複業先生」というものがあるとか。 今後、学校の授業で普通のビジネスパーソンが「会社員先生」として教壇に立つということが増えてくるのかもしれません。 そういえば、私も数年前に、小学校で「会社員先生」

相手をハッとさせる一流の質問

みなさんは「質問」は得意ですか? と、こんなふうに、「質問」から始まる文章やスピーチによく出会うと思います。 質問は、効果的に使えば、相手の注意を引いたり、話を盛り上げることができます。話し上手より聞き上手になろう、そんな本や記事もたくさんあります。それくらい、「質問」が持つ力は大きいのだと思います。 私自身も、仕事で経営者にインタビューする機会も多く、「質問」については昔から色々と考えてきました。と、ちょっとかっこつけてしまいましたが、正直に言えば、昔は「質問」が苦手で