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会議ファシリテーション

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会議を活性化させるファシリテーションの記事をまとめています。
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#COMEMO

会議でみんなの意見をうまくまとめてアイデアを生み出す2つの視点

最近、会議でまとめ役がいるって大事だなーと改めて感じた機会がありました。 特に今の時期は来年度の活動計画など、アイデアをみんなで話し合う会議が増えています。 そういう時、例えば4〜5人の参加者がわーっとアイデアを出し合った後、「みなさんのアイデアをまとめると、大きくA方向とB方向がありますね」なんて言ってくれる人がいると助かりますよね。 あ、何を話してもこの人が受け止めてくれるんだ、という安心感があります。そういうまとめ役が会議にいる時といない時では、会議の質がすごく変

相手をハッとさせる一流の質問

みなさんは「質問」は得意ですか? と、こんなふうに、「質問」から始まる文章やスピーチによく出会うと思います。 質問は、効果的に使えば、相手の注意を引いたり、話を盛り上げることができます。話し上手より聞き上手になろう、そんな本や記事もたくさんあります。それくらい、「質問」が持つ力は大きいのだと思います。 私自身も、仕事で経営者にインタビューする機会も多く、「質問」については昔から色々と考えてきました。と、ちょっとかっこつけてしまいましたが、正直に言えば、昔は「質問」が苦手で

グダグダ会議を変えるには、一枚の「アジェンダ(目次)」があればいい

オンライン・オフラインに限らずですが、会議の進行って本当に難しいですよね。 クリエイティブディレクターである佐藤可士和さんも「会議をデザインせよ」とおっしゃっていますが、なかなか思い通りにはいかないものです。 で、私が後輩に「会議をうまく進めるにはどうしたらいいですか?」ともし聞かれたら、ファシリテーションとかなんとか言う前に、まず「アジェンダ(目次)を1枚作りなさい」と言うだろうなー、と思います。 会議にアジェンダを用意することぐらい知っているよ! という方も多いと思

初めて、Zoomで100人規模の部門会議をやってみた。

この記事を書いている2020年4月3日時点では、まだ強制在宅にはなっていません(緊急事態宣言はまだ出ていません)。 しかし、リモートワークをしている人はかなり増えている印象です。 4月といえば、入社式に始まり、部門方針を発表したり、新任管理職の研修をしたりと、大人数の会議が多い季節です。 しかし、多くの人が集まる機会を減らすため、大幅に縮小したり、オンラインに切り替える企業が増えています。 そこで、私が3月末に行った、100人規模の社内会議の経験を共有したいと思います。

多様なメンバーをまとめるリーダーには「感情のファシリテーション」が必要だ

今日は、マネージャー(管理職)向けに「異なる部門の多様なメンバーを上手にまとめるには?」について書いてみたいと思います。 マネージャーの役割が大きく変わる新型コロナによる働き方の変化は、特にマネージャーの役割を変えると言われています。 これまでは、自らもプレイヤーとして稼ぐ「プレイングマネージャー」が多かったですが、これからは組織に変革をもたらす役割を期待されるのではないでしょうか。 例えば、現場の仕事は部下になるべく任せ、新規の顧客を開拓するプロジェクトを立ち上げたり

会議でうまく話せないという新人に対して私がアドバイスしたこと

今年度は新人トレーナーというお世話係を担当していたのですが、トレーナー期間ももう終わり。そこで、新人とお茶をしながらここまでの振り返りをしていました。 今年の新入社員は、入社後即リモートで、通常の様な新人研修を受けていません。では、今年の新人が例年よりも劣っていたかというと、そんなことはありませんでした。 これは、私の個人的な感覚だけでなく、全体的にそうだったようです。 とはいえ、当の本人たちは不安も多かった様子です。 私が担当している新人に、何が大変だった?と聞くと