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(カラオケ)友人をお土産でもてなす

デブとサイコパスという友人がいて、彼らとは20年来の付き合いです。(デブに関しては、生まれた時からの仲で、二ヶ月早く生まれた僕が、デブにこの世のあれこれを教えてやったという記憶もあります)
そんな長い付き合いですが、2人とカラオケに行くのは初めてでした。彼らと遊ぶときは、いつも何故か散歩したり、関係に悪影響しか及ぼさないボードゲームをしたりするので、カラオケという普通の娯楽とは無縁だったのです。

そんなわけで、ラーメンを食べた後、我々はカラオケへと向かいました。

サイコパスの特技はモノマネで、様々な人物のモノマネを習得しています。そのうちの1人が福山雅治です。あいつの福山雅治を聞きすぎて、福山雅治があいつの真似をしているみたいに聞こえてしまって、最悪な気分になることもしばしばですが、福山を真似する以上、この曲は外せません。
この曲は、ガリレオシリーズの『容疑者Xの献身』という我々3人が大好きな映画の主題歌となっていて、僕たちにとっては福山雅治の1番のヒット曲がこれです。デブもまた、福山雅治になりきってマイクを握ります。

カラオケに、誇張された福山の声がこだましました。
僕は心優しき人物です。2人のために豪華中国お土産を買っていきました。
それが上の写真の麻辣王子です。中国でかなり有名なブランドらしく、日本に該当する食べ物はないように感じますが、わかりやすく言うならば、辛く油の濃いおやつこんにゃく、というところでしょう。
正直なところを申し上げますと、僕はこのお菓子がやや苦手です。中国特有の痺れる辛さにはおかげさまで大分慣れてきたものの、信じられない量の油がついていて、火をつけたらよく燃えそうな感じなのが、ちょっと...。

ですが、2人はかなり気に入ってくれました。
デブは食べた瞬間に発狂して歌い出す程に気に入ってくれて、普段のカラオケでは出せないような点数を叩き出しました。麻辣王子のおかげで高点数が出せたと、感謝しているくらいでした。
一方のサイコパスも、結構食には口うるさい男なのですが、このお菓子は口にあったようで、なんと、相当な辛さなのに、2個一気に食べたりしていました。

やはりなんというか、お土産を買ってきて、それを喜んで食べて貰えると嬉しいですね。自分としても改めて中国旅行の楽しさが思い出されますし、友人にも美味しい異国のお菓子を堪能してもらい、双方win-winの関係性です。


麻辣王子を楽しみながら、思い思いの歌を歌いました。変な遊びをするのもいいですが、たまにはこうやって普通にカラオケで楽しむのも悪くありません。
突然対決を始めるとか、登りたくない山に登るとか、フリスビーでパスが30回通るまで帰れないとか、そういう変な遊びじゃなくて、これからも普通に遊べばいいのに....

夜は更けました。時刻は午前1時。

我々は帰り.....ません


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