そんなに長いネイルで滝に打たれたら爪折れない？

昨年末から楽しみにしていた滝行に先月友人といってきたのですが、若者の多さにびっくり。私たち以外は全員おそらく２０代。

その中でもひと際目立つ存在が…。
そう、彼女たちはネイルバッチリギャル２人組。

「なぜ滝行にギャルが来たんだろう…。」
「いやいや、見た目に騙されちゃいけない。本当はものすごくまじめな子なんだろう。」
心の声がとまりません。勝手に想像が膨らんでいきます。

滝行全体の流れ

そもそも滝行に初めてきた私たち。
ざっくりこの日のプログラムを記載するとこんな感じでした。

（１）仏さまへのご挨拶／お布施
（２）座禅とお経
（３）お百度参り
（４）滝行
（５）最後のご挨拶

のっけからハプニング

この記事ではギャルにまつわる部分のみピックアップして書いていきます。ニーズがあるかはさて置いて（笑）
まずはしょっぱな。（１）のお布施のシーン。

お金を封筒に入れこみ、名前を書いて仏壇に置くという動作を指示される参加者たち。各自黙々と作業をすること数分。
順番に並び、お布施を納めていきます。

ギャル２人組の順番に。
お布施を仏壇に置こうととすると、「あ、私、名前書いてないけど…。」のジェスチャーがギャルAからギャルBへ。
「え？ここまで来て今それ言う？！」というリアクションをするギャルB。

「どうするのかなぁ…」と心の中で想う私。

結論、そのまま突破。名無しのまま納めたギャルA。

仏壇から降り、ガイドをしてくださったX氏に名前を書き忘れたことを伝えるギャルA。
その会話はもちろん聞こえませんでした。
でもきっとガイドをしたX氏はきっと「え？ここまで来て今それ言う？！」と思ったでしょう。

なんでも事後報告。
これが仕事のシーンだったら相当気になったでしょうが、なぜだかニヤっと笑ってしまう私。しかしなぜ仕事のシーンだったら相当気にするのに、今は許してしまえるのか。
ギャルの一挙手一投足にも学びがあります（マジメ…）。

ちなみにこの話。その後、滝行を終えてからも友人と全くしていません。１か月以上経過してはじめてアウトプットしました。友人２人は気が付いていたのかなぁ。

お百度参りは意外に足早

その後はお百度参りへ。
「南無大師遍照金剛（なむだいしへんぎょうこんごう）！」と叫びながら何度も何度もダッシュを繰り返す修行。

かなり疲れる。大声で叫んで、走る。しかも素足で。外を。
きつそうでしょう？

ギャル２人組ももちろん参加です。

私自身、他の人を見やる余裕は後半なくなってきましたが、意外や意外、とてもがんばる２人。

むしろ隣のレーンの２０代の男子１名がへたり気味で、遅れてるし、少しヘラヘラしている…。

ギャルの好感度がアップ。やっぱり人は見た目じゃないよね。

しかし、ギャルであるということが、そもそも私の期待値を下げていることに気が付きます。
勝手に見た目で中身を判断してしまうなんて…。自分の在り方にまだまだ改善の余地ありです。

ギャルの存在そのものが学びです（マジメ…）。

いよいよ滝行へ

滝場につき、順番に滝行に。晴れていたとはいえ、滝の水は極寒。次々と「ひゃー！」と悲鳴をあげる男たち。

そしてギャルAの番が。
私（大丈夫かなぁ…。爪折れない？すごいネイルだな、よく見たら…。）

ギャルAが滝の中へ。

私（さぁ、どんなリアクションが？）
と少しだけ期待してしまう私。

…チャプチャプ…

ギャルA「…。」

私（え？何も言わないの？？）

ギャルA「…南無大師遍照金剛（なむだいしへんじょうこんごう）…」

私（声ちっさ！！みんな叫んでたのに、マイペースだなぁ…）

淡々と進む。その後も声は小さいままに。

滝からあがる。

中々その場から動かず震える。他の参加者にいざなわれ、簡易脱衣所へ。

何とも覇気のない滝行（にみえる）。私や他の参加者たちも、あれだけ声を張って叫んでいたのに何なのか、この差は。

「いやいや、リアクションや向き合い方は人それぞれ。きっとギャルたちの中でも何かが起こっていたはず…。」

またしてもギャルというバイアス、声が小さくリアクションが小さいというバイアスに翻弄される私。
自分の在り方にまだまだ改善の余地ありです。

改めてギャルの存在そのものが学びです（マジメ…）。

普段接しない人をフラットに見切れているのか

ギャル。

存在しているだけでこれだけ記憶に残り、かつ学びに昇華できる。ものすごいインパクト。

自分が普段接しないような類の方々を、「きっとこの人はこうだろう」と決めつけている。改めてそんなことに気が付きました。

分け隔てなく、色んな人とたくさん触れ、会話していくことは人生を豊かにするよな、と改めて。

ギャル２人組、たくさんの気づきをありがとう！

Focus now , enrich your days .

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