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ガレット・デ・ロワのお楽しみ!
こんばんは、食彩アドコムです。
ヘッダー画像の写真は、わたしが数年前服部学園で東京麹町のパティシエ シマさんの講習会を受けた際の写真です。
この王冠がのってる洋菓子、見たことあるけどなんだろうと思う方もいるのでは? 中から人形がって言うと「あーそれ、それ知ってる ⁈」って方もいらっしゃると思います。
今はこの時期なんです(1月6日から1月中旬ぐらいまで)。
ということで、簡単に説明します。
ガレット・デ・ロワとは
フランス語のガレット・デ・ロワは「王様の菓子」という意味で、フランスでは新年に欠かせないイエス・キリストの誕生をお祝いする伝統菓子。
フランスでこのお菓子を食べる習慣は14世紀からという😲
だけど「イエス・キリストの誕生日ってクリスマスじゃないの?」、実はクリスマスはキリストの降誕祭であって誕生日ではなくはっきりしないらしい。
フランスでは公現祭(エピファニー)としてキリストの顕現を記念するんです。
公現祭は、1月6日または1月2日から8日の間の主日(日曜日)に、すべてのキリスト教会で行われる祝祭です。フランス語の「épiphanie」の語源はギリシャ語の出現を意味する「epiphaneia」で、東方からイエスを礼拝するためにベツレヘムを訪れた三博士へのイエスの「顕現」を祝います。19世紀以降、王様の日とも呼ばれるようになり、フェーヴとガレット・デ・ロワが東方三博士の供物の象徴となりました。
(出所:在日フランス大使館HP)
上の記述に「フェーブとガレット・デ・ロワが東方三博士の供物の象徴となった」ということから、
ガレット・デ・ロワは、当時の供物のようにアーモンドクリームのつまったパイ等(※備考)に、フェーブという陶製の小さな人形を一つ隠して入れてお祝いをするようになったという。
※備考
フランスには2種類のケーキがあります。フランス北部では、冬の後に再来する光を象徴化した黄金色で平らな円形のパイで、中にはアーモンドクリームが詰まっています。南部から南東部にかけてのプロヴァンス地方では、砂糖漬けのフルーツが入った輪状のケーキやブリオッシュです。
(出所:在日フランス大使館HP)
ケーキを切り分けたときに、このフェーブという人形が入っていた人はその日一日王様・王妃様になれて王冠をかぶることができ、みなから祝福されかつ一年間幸運が続くといいます。
最近は、フェーブは陶製の人形だと危ないので、お店によってアーモンドだとか、実物を見るまでのお楽しみが入っているよう工夫してます。
ガレット・デ・ロワをより楽しむために、さまざまな種類のフェーヴを用意することもあります。例えば、指輪の形をしたフェーヴは、「年内に結婚する」という意味や、硬貨は「金持ちになる」、ぼろきれは「貧乏が続く」という意味を持ちます。
(出所:ザ・オークラ東京HP)
何が出てくるか、これも楽しみの一つですね。
子どもたちのはしゃぐ姿が目に浮かびますね🤭
ちなみに日本橋のル・ショコラ・アラン・デュカスのガレット・デ・ロワ。
残念ながらフェーブには出逢えなかった😭
先日は、シュトーレンを食べ、お節料理を食べ、今度はガレット・デ・ロワ、運動しなきゃ!!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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