NEW STANDARD② 〜社会改革実践の書〜
ソーシャル系ビジネス、社会性と経済性を両立させるCSVモデルを実践する経営者が全国から一堂に集う最先端のビジネスイベント、ソーシャル・シンポジュウムとナショナル・フォーラムの2daysが6.15、16に大阪で行われ、大盛況のうちに今年も幕を下ろしました。
毎年、回を積み重ねるごとに加速度を増すかのように、今年もとても素晴らしい熱い志が迸るイベントとなりました。その中でも強く印象に残った幾つかを備忘録がてら書いておこうと思います。
便乗出店
実は、この二日間のイベントに歩調を合わせてとある仕込みをしていたせいで、非常に忙しく過ごすことになりました。その仕込みとは、経営実践研究会に私が入会してから3年間の中で私が学び、実践、伝播する活動を通じて、アウトプットしたプロジェクトを書籍化し、書店での流通に先駆けて先行販売を行うと言うものでした。240冊の書籍を受付横の書籍販売コーナーに持ち込んで、未来創造企業の事例を集めた「伝えたい、未来を作る会社」とセットで、この度私とマイスター育成協会の理事メンバーが上梓した「2050年、日本で消えない仕事」を販売しました。
実践者による実践本
実は、職人育成を起点にした本質的なキャリア教育を日本に根付かせる、地域企業が学校になるマイスター高等学院プロジェクトは、未来創造企業の認定取得が参画の条件になっています。
2023年に出版された「伝えたい、未来を創る会社」に私が代表を務めている株式会社四方継も取り上げられており、そこで培った職人育成のスキームを元にして未来創造企業が集まって立ち上げたプロジェクトとなっています。
まさに未来創造企業の認定取得の意味と意義、その価値を感じて頂くにはセット購入がベストの兄弟本となっており、多くの人に興味を持って頂き先行販売分の書籍は完売。書店へ配本する7月9日発売開始の前に幸先のいいスタートを切ることが出来ました。
無料購読可能本
この度新たに上梓した書籍は実はこのnoteに書き綴ってきたマイスター高等学院プロジェクトの記事をまとめたものです。なので、本来は書籍を購入頂くまでも無く、noteのマガジンを通読頂ければより詳しい内容を把握頂く事が出来ます。私達が何故、教育事業に足を踏み入れたのか?このプロジェクトを通してどの様な世界を実現しようとしているのか?キャリア教育の本質は何か?等々の私達の活動に関することだけではなく、子供の未来に不安を感じている親御さん、人材不足やマーケットの変容に悩みを抱えている経営者、閉塞感を感じて諦めかけている教育関係者、そして、時代の大きな転換に戸惑いを覚えておられる全ての人に対して、それぞれにメッセージを書き連ねています。その数ゆうに90本を超えており、近く100本を超す勢いでして、書籍の数倍ものボリュームがあります。遡って読んでいただくにはあまりにも本数が増えてしまったので書籍にまとめてみた次第です。勇気ある方こちらから入ってみてください。
社会改革実践の書
今回のナショナル・フォーラムで登壇の機会を頂いた私が掲げていたテーマは“NEW standard“です。社会に新しい当たり前を創り、根付かせるには、まず同じ価値観を共有するコミュニティが必要です。
共感で繋がった共同体を再構築するのは学び、実践、伝播であり、その実務こそがコミュニティ・デザインだと私は考えています。
ダーウィンは「種の起源」の中で適者生存の法則は共感と共同体に作用したと書いています。
そして、私にとってコミュニティ・デザインとは熱い想いを伝えることから。それが全ての始まりだと思っており、今回の書籍の出版は社会変革の為の伝播活動のアウトプットに他なりません。なので、それなりに売れるであろうノウハウを公開するビジネス本とは一線を画す、一人から始まった熱い志とそれに共感してくれた仲間の声、社会課題を根本解決に向かわせる社会実装のプロセスと可能性について綴っています。社会改革、コミュニティ・デザインの実践の書として手に取って頂ければ幸甚です。
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当たり前のことが当たり前に為せる世界を目指しています。繋がってください。
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