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人生を変容させる習慣の落とし穴

毎週火曜日の早朝は経営者の学びの場、神戸市倫理法人会のモーニングセミナーに参加しています。今日は、不肖私が講話者に選ばれて、倫理法人会で学び続けている原理原則に自分自身の経験を掛け合わせて話させていただきました。1時間弱の短い時間なので、伝え切れないこともあったりもして、少し補足的な内容をここでご紹介しておきたいと思います。

ストア派の教え

倫理法人会にはバイブル的な位置づけで「万人幸福のしおり」と言う冊子があり、そこには人の道で守るべき17箇条が書かれてあります。今日はその中から「〜破約失福〜約束を違えれば己の幸を捨て人の福を奪う」をテーマに取り上げてはなさせていただきました。内容は以前のノートに書いているので、上のリンクを参考にしてもらえればと思いますが、要約すると、誠実さはまず自分に向けるべきで、自分との約束を守れない人が人との約束を守れるような力を持ち得ない、古代ギリシャのストア派の哲学者たちが信奉した己が決めた習慣、自己との約束を守ることこそ、成果を生み出す状態を整え、人生を切り開く糧になるとの当たり前の理屈と、20年以上にわたってそれを実践して私が手にしてきた結果を話させてもらいました。

習慣の力と2つの注意点

講話を終えた後、朝食のコーヒーとパンをいただきながらのシェア会では、皆さん習慣の大切さを再度見直して、毎日少しずつの実践に取り組むとの決意を語ってくださいました。元大工で、軽トラ1台、徒手空拳で起業した私が、何とか20年以上も事業を続け、建築の事業だけではなく、一般社団法人職人起業塾を立ち上げて全国で後進の育成をしている現在との大きなギャップを埋めたのは、ひとえに習慣の力を身に付けたからだと認めて頂けたようでした。
私がシェア会の最後の挨拶で皆さんにお伝えしたのは、誰もが簡単に取り組めるはずなのに、それを大きな成果に結びつけることができずに自分で決めた習慣を投げ出してしまう人があまりにも多いことに対して、いつも伝えている2つの注意点です。この2つをしっかりと認識した上で新たな習慣に取り組んでもらえたら、きっと微力方程式の通りに大きな成長が誰にでも手に入ると思っています。

男子の志は塩のように溶けやすい

1つ目は、習慣はいつでも始められると言うことです。今まで多くの人たちに習慣の力を使ったら、必ず知識が身に付くし、健康を管理できるし、技術も磨けるし、資格も取得できる、地道な努力が全て報われるとは限らないが、積み重ねることで必ず手に入るものはたくさんあり、それらはたった1回切りの人生を、自分が思う理想のライフスタイルに変容させる大きな風になるものばかり。人生はやるかやらんか、ただやると決めて決めたことを守る。ただ、それだけでなりたい自分になれるのだと言い続けてきました。そんな誰にでもわかる簡単な理屈を私から聞いて、ではやってみます!と習慣にチャレンジした若者は数多くおりますが、とても残念ですが、志半ばで全く習慣をやめてしまい元通りの暮らしを続けている人が少なくありません。そんな人たちにあんなに一生懸命頑張っていたのにどうして?と聞いてみると、特段に大きな事件や出来事があったわけではなく、忙しい日常を過ごす中でつい習慣を途絶えてしまい、そのままズルズルと元の暮らしに戻っていった。と言われます。男子の志は塩のように溶けやすいと言われますが、誰しもそんなに強い意志を持っているわけでは無いのをよく理解して、たとえ途絶えても何度でもチャレンジを繰り返す粘り強さが週間の力を身に付けるには必要です。


本当に強い人は何度でも立ち上がれる人

全国の小学校を回っていじめ撲滅のキャンペーンを行われているプロレスラーの大谷晋二郎選手は、小学校に作った特設リングで悪役レスラーに何度も倒され、その度に立ち上がると言うプロレスでのパフォーマンスを続けておられます。彼が子供たちに届けたいと言われるメッセージは「本当に強い人は倒されない勝ち続ける人ではなく、倒されても倒されても何度でも立ち上がり、チャレンジを続けることができる人だ。」とのことです。私は、人生を変えるべく新たな習慣に取り組むと言う若者にこの大谷選手のエピソードを紹介して、人間の意思はそんなに強いものではなく、習慣はは必ず途絶える。大事な事は弱い自分が表に出てきたときに、そこで諦めずに何度でも立ち上がることであり、続けてきた習慣が途絶えた時こそ、その人の真価が問われる、倒れても倒れても立ち上がる粘り強さを持って習慣に取り組んでください。と言い続けています。

残酷な陳腐化との戦い。

もう一つは、不都合なと言うよりは残酷な真実です。習慣の力は微力を積み重ね、学んで自分がさらに学び、成長した自分がさらに成長することによって複利計算で圧倒的な力を身に付けるようになれます。微力計算式と言う毎日1000分の1だけ成長することができると、1だった自分は1年後には1.4倍の自分に、3年後には3倍の自分に、なんと10年後には38倍もの影響力を持てるようになると言う計算式ですが、この方程式が成り立つには、成長した自分に見合った習慣を持つ必要があります。

何をやるかではなくどうやるか。

要するに、習慣をブラッシュアップさせ続けなければその様な成長はあり得なく、習慣を身に付けたとしても決まった習慣をただ単に繰り返すだけではすぐに陳腐化してしまい、成長のスピードは止まってしまいます。私は10年以上毎週、10キロ程度のランニングと、毎朝6分程度の筋トレを行って健康維持をしてきました。始めて1年位で、20キロぐらい体重を減らして、持病を治し、ずっとそのまま健康を維持してきましたが、8年目位を境に体が慣れてしまい同じ運動量をこなしているだけでは徐々に体重が増えて元のぽっこりしたお腹へと戻ってしまいました。非常に残念で残酷ですが、習慣は、何をやるかよりもどのようにやるかの質、レベルが非常に重要で、常にブラッシュアップを心がけなければせっかくの習慣も大した意味はなくなってしまいます。

私の当たり前過ぎる理論に同意頂けならば、以上の2点をよく踏まえた上で簡単にできることからコツコツと、習慣で積み重ねて得られる人生を変える大きな力を身に付けてもらえれば嬉しい限りです。

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意識を変えて習慣変えて人生を変える研修やってます。

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本業は神戸と台北を拠点に設計デザイン、自社大工による施工を行う建築事業を営んでいます。 自分自身の出自は大工と言う事もあり、職人育成と職人の社会的地位の向上をミッションに掲げ、一般社団法人職人起業塾を立ち上げて日本全国で職人の意識改革、キャリアアップの支援活動を行なっています。