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チャンス!新規の法人取引開始!まず、やるべき事!

今日は、B to Bの取引が始まるぞーって時は、期待でワクワクします!
私達、エアコン屋(だけでなく職人さん達)が、元請けと言われる、ゼネコンやサブコンと取引が出来る!ってなると、今後の新規物件受注、継続的な売り上げ、大型物件、など、期待が膨らみますね!
そんな時にも、冷静になってまずやるべき事は、なんでしょう?

契約の締結

取引が始まるきっかけは、さまざまな状況があると思います。紹介などもあるかと思いますが、その段階ではまだ、工事を依頼されるようなタイミングではないかもしれません。でも、その後訪問を繰り返したりする事で、具体的な案件の見積もりや施工依頼が、発生するようになってくるのではないかと思います。
「やっと、案件来た〜‼️」
って事で、嬉しいのはわかります。
でも、施工をして、その報酬として金銭を支払ってもらうという、当たり前のことに対しての契約「工事請負基本契約書」を取り交わしましょう!
これには、履行責任や瑕疵についてなど細かく記載してある場合もあるので、しっかり理解出来るまで読み込みます。また、支払い方法もこの契約通りになるので、締日と支払日や、出来高請求が出来るのか、または、振り込み(現金)なのか、手形なのかなど、取引に対して、様々な条件が書いてあります。
この契約書があることで、何かあった際には、これを元に交渉や、訴訟を起こすことができます。
自分を守るためにも、しっかり契約を交わしましょう!

注文書 注文請書

さぁ工事請負契約を締結したら、現場に乗り込めるぞー‼️…
っの前にもう一つ。

工事請負契約を取り交わせば、元請けさんとの初期の契約は完了です。
ただ、その後、物件を受注するにあたり、物件に対しての契約書が、必要になります。
こちらも、自分を守るためのものにもなりますので、必ず取り交わしましょう。
その書類とは、「注文書」を、もらいそれに対する「注文請書」を返信するというものです。

こちらは、元請けが発行する「対の書類」なので、下請けが作る必要はありません。
この物件は、いくらで注文しますよ!という、私達が受け取る書類。
それに対して、いくらでお請けしますよ!という、元請けさんに対して提出する書類。
この対の書類が、物件に対しての契約書になるものです。
当然、見積書が前提での契約書ですので、見積書の内容を細かく、材料、作業内容、など、記載したものを作りましょう。

まとめ

私達、建設業は、それまでの人と人との関係、いわば、信頼関係で簡単に数百万、数千万の工事の受発注が行われています。
かなり特殊な業界で、値引きも数百万や、10%.20%など、平気で行われます。
本来であれば、契約を交わすような大きな金額の追加や変更工事も、現場の状況などで、スムーズに進行させるため、口頭で施行をする場合も、多々あります。
これが常習的に起きており、毎度、追加のたびに、見積もりだ、注文書だ、と言っていると、正しいことをやっているにも関わらず、干されてしまうこともあります。
とにかく、下請けがまだまだ、「下」として扱われている業界なのです。
それでも、自分で自分を守るために、「契約書」を極力交わしていくことを心がけていきましょう。
未払い、不払い、不当値引き、など、自分だけは大丈夫なんてことはありません。明日は我が身。
でも、そのリスクを少しでも減らすことは出来るので、みんなで、これを当たり前にしていきましょう!

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