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濃い味好きは太るのか? 気になる塩分摂取量と肥満との関係

塩分摂取量と肥満は関係あるのか?というお話です。

日本をを含む4カ国の約4700人を対象とした研究で分かった事、
日本、中国、英国、米国の40~59歳の男女を対象として、塩分摂取量とBMIの関係を調べたところ、どの国でも塩分の摂取量が増えるにつれて、BMIが上昇していました。
つまり、肥満度が上がっていた、という事ですね。

次に、1日当たりの塩分摂取量が1g増加すると、肥満になるリスクがどの程度上昇するかを調べたところ、日本では21%、中国では4%、英国では29%、米国では24%上昇していました。

このように、塩分摂取量は4カ国全てにおいて、BMIと正の相関を示しました。ですから、どの国でも、塩分摂取を控えると血圧が下がるだけでなくBMIも低下し、肥満者の割合も減る可能性を示唆しています。

肥満と聞くと甘い物、脂っこい物を食べている、食べ過ぎているイメージがありますが、実は塩分摂取量も、これだけ関係しているんですね。
塩分の取り過ぎは肥満に、そして肥満になると高血圧になる、負のループに入り込みます!

減塩が良いと分かっていても、今まで濃い味好きだった人が急に減塩を始めると、味気ないと感じ食事が楽しくなくなり、長続きしません。
徐々に慣らしていく、1回の食事にメリハリをつける事をオススメします。
例えば、冷奴にかける醤油の量。
そこまでかけなくても良いのに習慣的に毎回同じ位の量をかけている事が多いです。醤油さし、醤油のボトルをスプレー式などに変更するだけで、醤油の量が減らせます。毎回の事なので、この積み重ねは大きいですね!

1回の食事にメリハリをつける。
主菜、副菜、汁物があった場合、どれも減塩にすると全体がぼやけてしまい、味気ない食事になってしまいます。
例えば、主菜の肉料理だけはしっかり味をつけ、副菜、汁物を減塩にしてみてはいかがでしょうか。1品だけでも、しっかりした味付けのおかずがあると、メリハリがついて意外と美味しく食べられますよ。

(参考記事)

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