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第一回電鍋教室開催しました

去る7月22日、はなうた食堂電鍋教室を開催しました。
初めての開催でしたが、大勢の方に参加いただき、お陰様で楽しい教室にになりました。ありがとうございました。

台湾好きの方にはすっかりおなじみの電鍋。レトロな外観や、昔懐かしいシンプルなしくみが人気の一つですが、それもそのはず、デザインもしくみも、1950年代半ばに東芝が発売した炊飯電気釜そのものなのです。東芝と台湾のメーカー大同が技術提携していたことから、台湾でも販売され、今に至るまで愛されているというわけです。炊飯はもちろん、蒸す、煮込むといった、電鍋の得意料理が、台湾の食生活とマッチしたからかもしれません。

今回の教室では、電鍋初心者の方でも作りやすく、そしてもちろん、日本の普段の食事にもすぐに活かしていただけるようなメニューをご紹介しました。

まずは、シンプルな蒸し物から。(電鍋は、蒸して加熱するしくみになっています。)
電鍋の得意技の一つとして、複数の料理を同時に作れる、ということが挙げられます。そこで、シンプルなポテトサラダと、中華風の蒸し茄子を一緒につくる方法をご紹介しました。

続いて、パンの温め。「トースト」であればトースターやグリルが良いですが、ベーグルやハード系パンは、蒸しても美味しい。もちもちになります。焦げたり吹きこぼれたりする心配のない電鍋は、朝食の準備にも大助かりです。(この時に、一緒に茹で卵、もとい、蒸し卵をつくるのも良いですよ〜)

スペアリブの豆鼓蒸しは、いかにもごちそう感がありますが、調味料を絡めて長めに蒸すだけ。
肉料理は、肉を柔らかく仕上げることが難しかったりしますが、電鍋はそれも得意。火加減に気を使わずとも、いい感じに柔らかく仕上がります。余計な水を使わずに加熱するので、調味料もしっかり染み込みますね。

茶碗蒸しも、ちょっとしたコツでスのない、なめらかな仕上がりに。せっかくなので、とことん簡単なレシピを、と思い、だし汁を使わない中華風茶碗蒸しをご紹介しました。

最後はきのこと冬瓜のスープ。こちらも、だし汁は用意せず、材料のキノコと生姜の旨味を存分に活かします。

時間中に、これ明日作ろう!なんておっしゃってくださる方もいらっしゃって、嬉しかったです。
シンプルすぎて、却って難しく感じてしまうかもしれませんが、いくつか作ってみると、本当に簡単で、しかも融通が効くのが電鍋のいいところ。最新型家電にありがちな、あれはダメ、これは保証外、みたいな注意事項がほとんどないんですよね。(空焚きしないこと、くらいかしら)その柔軟性が、一番の魅力だなぁと思います。
これを機会に、皆さんもぜひご自身の電鍋を使いこなしていただけたらと思います。

第二回電鍋教室も予定しております。(開催地は大阪市内)
Facebookのはなうた食堂ページにて案内しておりますので、よかったらそちらもご覧くださいねー。


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