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オーストラリア・レジュメ(履歴書)の書き方

こんにちは。オーストラリア・シドニー在住、キネシオロジストのShokoです。

今日はキネシオロジーとはほぼ関係のない、「オーストラリアでの履歴書の書き方の基本」をご紹介します。在豪11年目。レジュメで応募したことはもちろん、採用側としても、マッサージ店、クリーニング、カフェ、レストラン(キッチン&フロア)での経験があります。
                                                                   これからオーストラリアへ来て仕事を探す方、来たばかりで勝手の分からないワーホリや学生さんの役に立てれば嬉しいです。

レジュメ作成の大前提

レジュメとは何のためにあるのか。

当たり前ですが、レジュメは雇い主が「この人はここで働ける人か」を判断するためにあります。キャラクター的にフィットしているか、働けるスキル/能力を持っているか。肉体労働であれば体力はあるか。必要な資格を有しているか。なので、これらがスパっとキレイに雇い主に伝わる必要があります。

読んで伝わる(長い・情報量が多い)レジュメ、というより、見て分かる(シンプル・要点のみ)レジュメづくりを目指しましょう。雇い主は何枚も受け取ります。さっと見て「?」と思えばそのままゴミ箱行きが現実です。

レジュメの基本

1)顔写真・生年月日・国籍は記載しない

オーストラリアは他民族国家。国の歴史的背景からもあらゆる差別に非常に敏感なため、見た目や国籍、年齢などで採用の際に不平等が生まれないようにこれらの記載はしないことになっています。

2)学歴や職歴はすべて書かない。役に立つスキルが重要。

応募する仕事に関係のない職歴や学歴は省略します。特にワーホリの方が応募するようなカジュアル(日本でいうアルバイト)の仕事は、「この人は明日から働けるスキルがあるのかどうか」が履歴書から伝わることが最も重要。
自分の職歴・学歴の中から、応募する職種によりフィットするものを厳選して記載しましょう。

例えば、飲食店に応募する際に、飲食店での経験が何店舗もあるからと言ってすべて細かく書く必要はありません。一番重要な職歴を1つか2つ選び出し、それについて詳しく書いて、その他は羅列するにとどめましょう。経験があるというが伝わればいいです。

逆に、飲食店に応募したいけど経験がない場合、自分の経験の中から互換性のあるスキルを書いてアピールすることができます。例えば、〇〇の経験から対人スキルに優れている、忙しい環境でテキパキと働くことができる、体力に自信がある、明るい、チームプレイヤーなどなど。スキルというと’技術’とかしこまってしまいがちですが、時間を守れる、欠勤をしない、なども立派なスキルです。どんどんアピールしましょう。

3)シンプルに分かりやすく、A4サイズ1~2枚に収める

1枚に収まっていても情報量がパンパンだと読む気が失せます。必要な情報だけ相手に分かりやすいようにシンプルに。テンプレートはweb上にあります。キャラクターや趣味などは3つ~4つほどを端的に書けば十分です。

4)その他

・ビザの期限は聞かれたら答える。とにかく面接やトライアルまでこぎつけることが優先です。
・リファレンスはこちらでの職歴がなければ語学学校の先生など、頼めそうな人に頼むか、available upon request (リクエストがあればお伝えします。)と記載する。
・言語能力は、fluent以外、正直に初級や中級などと書かないこと。

とにかく自信のなさそうに見えることや、謙遜などは伝わらないので書きません。

以前採用の際に、履歴書が添付されたメールに「私はベストな人材ではないかもしれませんが、採用していただけると嬉しいです。」と応募してき方がいましたが、「え?じゃぁなんで応募してきた?」という印象を持たれてしまいます。

どんなに心の中で怖気づいていたとしても、私はこれができる!(どんなに小さなことでも)だから私を雇ったら雇い主にとってこんなにいいことがある!というテンションで書きましょう。

Good Luck!

Shoko



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