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大きな声では言えない孤独。

comme

徘徊する
そこの
小虫

入ってきたところが
出口だ

前にすすみつづける
呪いでも
かけられてるのか


すきま

どうしたって
もじ
には
すきまが
あるから

こぼれないように
たくさん
あつめるけど

どうやら
うまくつたえられないのは
りょうのもんだいでは
ない


こんなにすごい発見なのに

こんなにすごい発見なのに
大人は
くすくすわらっている

可愛い
可愛いと
わらっている

この重大さが
わからないとは
大人なんて
あわれなもの


極楽鳥

ひとりぼっちの
極楽鳥が
お腹がすいたと
鳴いている。

甘い風は
あっち。
苦い風は
あっち。

匂いはしても
足がないから
停まれない。

だからずっと
ひとりぼっち。

だけど
ふたりの正体は
ひとりとひとり。

足があっても
羽があっても
ひとりぼっちは
ついてくる。

レシートみたいに。


しゃぼんBALL

飛んで
こえた
屋根を

とどかずに
終わったと
ながめるひとがいる。

こわれて
消えた
空を

とけて
まざったと
見あげるひとがいる。



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何不自由なさそうとか、満たされてるとか、そうみえるひとや瞬間にも孤独はある。でもちょっとタイミングや言い方を間違うと、マウンティングだとか贅沢だとか言われてしまうこともある。というか自分だってそういう反応してしまうこと、あったかもしれない。その感情は誰と比べる必要もない、その人だけのものなのに。自戒。

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