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ハプスブルグ家の語学力がすごい

今日私が推している宝塚歌劇団花組の千穐楽公演のライブ配信を観たんですね。

私が贔屓にしている2番手男役スターさんが、組異動ということで、すごく感慨深い公演だったんですけど、ちょっと感想語り始めたら止まらないので、もし宝塚ファンの方いらっしゃいましたら、個別に話しましょう(笑)

でね、今日話したいのは、ハプスブルク家の語学力すごくね?って話なんですけど。

今回のお芝居の演目が『うたかたの恋』という、フランスの作家クロード・アネ原作の小説を基にしたミュージカルでして、宝塚では何度も再演を重ねている名作なんです。

舞台は19世紀、オーストリア皇太子ルドルフの悲恋を描いた作品。

オーストリア=ハンガリー帝国といえば、ハプスブルク家!

って、めっちゃドヤ顔して言ってますけど、うっすい知識しかないので、もし間違いや補足などありましたら、こっそり教えてください(笑)

とにかくかなーり長い間中央ヨーロッパを牛耳っていた王朝ですね。

あのフランスのマリーアントワネット王妃もハプスブルク家の出身だし、現在のスペインとかポルトガルとか色んなところに君臨していたツヨツヨ一家なわけですが。

これだけ多くの地域に跨って統治したり、婚姻関係を結んだりしていると、その地域の言葉も話せないといけないわけですよ。

国民が理解できない言葉話されても説得力ないし、ついていこうって思わないもんね。

マリーアントワネットはウィーン出身なので、母語はオーストリアドイツ語ですが、一応フランス語も幼少期から学んではいたんですよね。

でもなかなか出来が悪かったので、フランスに嫁ぐのが決まってから、母親のマリア・テレジアにもキツく言われながら、かなり本腰入れて勉強したらしいです。

いきなり10代でフランス連れて来られて、他のフランス貴族に舐められないようにフランス語話さなきゃいけないんだもん、大変だわ。

皇太子ルドルフの母、エリザベート皇后は、逆にバイエルンからオーストリアに嫁いできましたが(彼女がメインの『エリザベート』という作品も宝塚ファンにはお馴染みですね!)、一応多少の違いはあれどドイツ語だったのかな。

でも、もちろんフランス語とか他の言語も習得していたはずですし、ハンガリーにだいぶ入れ込んでいたので、ハンガリー語も短期間でマスターして通訳をつとめるレベルだったそうです。

ルドルフの正妃ステファニーはベルギーからお輿入れ。
こちらはフランス語からのドイツ語ですね。
(しかも姑エリザベートには嫌われるわ、旦那ルドルフは17歳の恋人と心中…ちょっと不遇すぎんか!)

こんなかんじでハプスブルク家の皆さん(ハプスブルグに限らず、当時の王族、上流階級)は、幼少期から英才教育で多言語が当たり前な環境で育っているわけですが、どういう勉強をしていたのか気になりますよね。

家庭教師とのマンツーマン授業とはいえ、今みたいにドラマや映画もないから日常の会話も学びづらいのでは。
オペラで学ぶイタリア語とかやっていたのかしら?

宝塚のお芝居の中では、全員日本語話すので、言語的な違和感を感じることはないのですが、でもこの人本当は〇〇人なんだよな~こんなに滑らかにコミュニケーションとれていてすごいな~頑張ったんだろうな~などついつい考えてしまうのは職業病でしょうか(笑)

昔の語学勉強事情が気になる今日この頃です。


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