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フランス語がわからないのは語学力だけの問題ではないかも

大学の授業も気づいたら4週目に投入しようとしています。

授業の進め方にはだいぶ慣れてきましたが、先生の言ってることを理解するために全集中しているので、1日の終わりには心身共にヘトヘトになります。

授業がわからない…

月曜の1発目の授業が社会言語学なんですが、初回の授業で先生の言っている事がわからなすぎて、フランス語やばい~~~~と冷や汗をかきました。

しかもその先生パワポもほぼ使わず、1人でガンガン喋りまくるタイプ。

周りを見渡すと、フランス人学生たちは先生が話していることをパソコンで高速ディクテ。フランス語の授業のディクテとは違って、2回繰り返してくれるわけではないので、聞き取れなくてもなんとか断片的な情報を聞き取っていくしかありません。

これは初っ端からやばい…場違いなところに来てしまったかも…

とドキドキしていたのですが、予想に反して、その日の別の授業はわからないなりにも一応なんとかついていけたんですね。

ただ初っ端の授業のインパクトが強すぎて、戦々恐々としながら、家に帰って復習がてら、言語学の専門用語や言語学者の名前、著者、引用など先生の話の中に登場した関連ワードをとりあえず順番に調べていくことにしたんです。

この人はこういう主張をしてるらしい、というざっくりとした知識を入れたり、自分のメモをまとめ直したりした後に、録音した授業を聞き返すと、あれ!今回はけっこうわかる!

今、先生はあの話をしてるんだな、というのが少しピンとくるようになったんです。

要するに、私は前提となる知識自体があまりにも少なすぎたせいで、何の話をしているのかがそもそも理解できていなかったんです。

実際、学士で言語学専門ではなかったネイティブのクラスメートにあとで聞いたら、彼らも「意味わからなかった…」と言っていました。

語学力とは?

語学力というのは定義するのが少し難しいのですが、「フランス語がわかる」というのと「内容が理解できる」というのは必ずしも一致しません。

日本語でも同じですよね。日本語が読めたり、聞き取れたとしても、トピックの前提知識がなければ、内容の理解はかなり難しいと思います。

外国語の環境にいると、生じた問題が語学力なのかそれ以外なのか、というのがすごく判別しづらくなります。

個人的に指標にしているのは、「日本語で同じような状況に陥った場合どうか?」という点です。

日本語だったらできるのに!って時は、純粋に語学力の問題だし、日本語でもできないな…っていうときは原因は別にありそう。

例えばプレゼンが上手くいかなかった、というとき。日本語でのプレゼンなら得意なのかどうか。

友達がなかなかできない、というとき、日本でも交友関係広くてすぐ友達できるタイプなのかどうか。

外国語の本が読めない…というとき、日本語の本は好きかどうか。

海外生活では言葉の問題がかなり大きな壁になることは確かなのですが、語学力が上がれば自動的に解決するか、というとそういうわけでもなく。

今生じてる悩みはもしかしたら語学以外にも何か要因があるかも?と考えると何かしら突破口が見えてくることもあるかもなぁ、と思う今日この頃です。

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