3行日記「出だしから最高!小説の1行目だけを集めてみた」
「さびしさは鳴る」
「春が二階から落ちてきた」
「推しが燃えた。ファンを殴ったらしい」
「グラタンが飛んできたのは、お盆休みに入る前日の夜のことだ」
「女に膝枕して食べさせてもらうのに最適な果物は、桃ではないかと思う」
「桜の花が咲くと人々は酒をぶらさげたり団子をたべて花の下を歩いて絶景だの春ランマンだのと浮かれて陽気になりますが、これは嘘です」
1行目で虜になってしまう小説は、大抵その引力が尻すぼみにはならず、かえってぐいぐいと本の世界へ引っ張られていく。
自分だけのお気に入りの出だしコレクションを並べてみるのも楽しいかもしれない。
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