【感想】餓鬼レンジャー「芸者屋」【一人語り】
ここ1年、HIPHOPを聴くようになった。
声優さんのラップコンテンツ「ヒプノシスマイク」にハマり、MCバトルに興味を引かれ、贔屓のラッパーさんのライブへも足を運んでいる。
漫画やアニメにハマっては追いかけていた所謂オタクの自分が、HIPHOP…ラッパーさんを追いかけるようになるとは、我ながら微塵も想像できなかった。
ジャンルにこだわりはないが、とりあえず日本のHIPHOPで気になった曲を手当たり次第、音楽アプリでダウンロードしたり、CDを買ったりしている。
まだまだ浅学ながら「この曲、めっちゃいいなぁ…」と一目惚れする出会いが増えてきた。
しかも日本のHIPHOP、1年そこらのヘッズでは到底制覇できない、でっかい宝島である。
更に1度聴いた曲でもライブごとに新たな発見があったりするものだから、宝島は果てしない。島じゃなくて、大陸かもしれん。
楽しい。めっちゃ楽しい。
新たなお宝を発掘する楽しみに、病みつきになりつつある。
その中でも、最近よく聴いているのは餓鬼レンジャーさんの「芸者屋」だ。
恐れながら、自分の思う魅力をまとめてみたい(個人的見解で恐縮です)。
①ビート×2MCの調和
まず、色気溢れる流麗な和楽器のビートが素晴らしい。
その美しいビートが、
YOSHIさんの低めで芯のある声、
ポチョムキンさんの高めで変則的な声
の双方を活かして調和している。
抜群の耳馴染み。
②YOSHIさん・ポチョムキンさんの対比構造
YOSHIさん⇔ポチョムキンさんとして
・声質の低⇔高
・リリックが禁欲的⇔快楽的
・リリックの主体が漢字⇔かな
となっており、対比的なアプローチが却って双方の魅力を際立たせているように感じる。
③魅力的な個性×ラップの基礎体力の驚異的な破壊力
〈YOSHIさん〉
・堅めの韻と声質&禁欲的なリリックに匂い立つ、清水に燻る墨のような色気が魅力。
〈ポチョムキンさん〉
・ルーズなリズム感&変則的なフロウが、柔和で肉感的なリリックと相性抜群。
結論
餓鬼レンジャーさんのしっとりエロい曲、めっちゃ好きだ…(大の字で転がる)(重ね重ね、若輩者の一人語りで恐縮です)
餓鬼レンジャーさんを始めとして、今後も好きなHIPHOPを探して聴いていきたい。
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