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2021年を振り返って

 あと数分で2021年が終わろうとしています。振り返ってみれば、多くの新しい出会いや、様々な場所でご一緒した時間、記憶に残る機会や挑戦など、今年もとても充実した一年でした。我が身・心の未熟さを痛感することも多々ありましたが、それらも含め、成長の糧となりました。ご縁のありました皆さま、一年間誠にありがとうございました。

 さて、2021年から2022年へと切り替わる直前に、記憶に残るエピソードを振り返って記録に残しておこうと思います。

仕事編

1. LINEとYahooが経営統合し、Z Holdings へ
 2021/03/01 に LINE が ZHD Group に経営統合されました。仕事内容が劇的に変化するといった事は無いのですが、シナジーを生むべく Yahoo! JAPAN, Softbank, ZOZO, Vision Fundの投資先など、様々な企業の方々とご一緒させて頂く機会が増え、より多様な価値観、仕事の進め方・考え方に触れ合い刺激を頂きました。

 実際に企業を横断したプロジェクトも推進しており、新たな挑戦と成長の機会を感じる一年でした。

2. 新卒LINE PMとしての、キャリアパス開拓
 私はLINEに新卒で入社し、現在はLINE広告のProduct Managerを務めながら、AD企画室という組織の室長を担当しています。

 勿論、私一人では何も出来ず、日々組織を横断して周りの人に助けられながら、協力して広告プロダクトを作っているのですが、新卒社員の比率が10%以下というLINEにおいて、PMとして一定の成果をあげながら、対外的にも・社内向けにも発信することを通じて、新卒PMのキャリアパス開拓に少しでも貢献できた一年だったなら幸いです。

 IT業界では比較的ユニークな社会人大学院というキャリアを歩んでいることもあり、若手の子たちからキャリアについて相談して頂く機会も増え、少しでもお役に立てていると良いのですが。

3. Ad:tech Tokyo 2021 登壇
 東京国際フォーラムにて11月に開催されたアドテック東京に登壇する機会を頂きました。note や twitter 等で関連するトピックの発信をしていたこともあって、"プラットフォーマーID経済圏 vs 自社ID経済圏"というセッションに参加したのですが、学びの多い機会となりました。

 普段考えていることや、複雑な事象を、人にわかりやすく、興味を持ってもらえるように伝えるためには思考の整理と精査が必要で、この機会に改めて、LINEというプラットフォームが保有する可能性と機会についての棚卸しが出来ました。

 素晴らしいモデレーターとスピーカーの方々に恵まれたのもありますが、この規模のオフラインイベントでの登壇は初めてで、とても良い経験でした。

大学院 & プライベート編

1. 大学院が2年目に突入
 もう、遠い、遥か遠い昔のように感じますが、今年は早稲田大学ビジネススクールの一年目が終了し、二年目が始まりました。

 二年目は必修科目が無く、選択科目を履修したので、「経営学における理論と実践」、「多極化時代におけるグローバル・ビジネス・マネジメント」、「両利きの経営と組織開発」、「企業の経済学」、「経営者の意思決定」、「科学技術とアントレプレナーシップ」などより専門的な領域で、どれも示唆に富んだ授業で学びのある半年間だったのは間違いないです。

 また、二年目ということで後輩ができ(多くの方々が年上ですが)、noteを執筆していたことにも助けられ様々な方と交流することが出来ました。改めて、一学年に150人以上の社会人大学院生を有するWBSの多様性と、そこから得られるネットワークとシナジーを実感する日々でした。

 リカレント教育の認知度上昇と、コロナによる意識改革・時間の創出によってビジネススクールの志望者数は右肩上がりを続けているようで、2020年に入学した自分は個人的にベストタイミングだったのでは無いかなと思います。

2. ゼミ活動と修士論文
 WBSの夜間主総合プログラムでは二年目からゼミが始まるのですが、私は戦略とファイナンスを専攻とする佐藤克宏客員教授のゼミに所属しました。もう一度やり直したとしても同じゼミに入りたいと考えるくらい、この一年は充実したものでした。

 戦略とファイナンスに加えて一流をテーマにしたゼミ活動では、バーニーの企業戦略論やファイナンスの輪読などは勿論、教授との数時間にわたる1on1(人生や仕事へのメンタリング)、プロフェッショナルとしての教養を学ぶためのワイン講座・お香作り・美味しいご飯を食べる会、ゼミ合宿など、これまでに無い世界を知ることができたのが良かったです。

 マッキンゼーでパートナーを務めながら、複数の大学で教鞭を執り、誰よりも人生をポジティブに楽しんでいる佐藤教授から学ぶことは多く、間違いなく人生に多くの影響を与えて頂きました。

 異なるバックグラウンドを持ち、教授の愛のある指導へ共に切磋琢磨したゼミの同期にも非常に感謝しております。この note では多くを語りませんが、大学院二年目から取り組んだ修士論文の執筆には非常に苦労致しました。半年以上の間、自分で解きたいリサーチ・クエスチョンと仮説を立て、それを検証するプロセスについて取り組んだのは、知的体力の向上に大きくつながったと感じています。

3. サービス作り
 詳細はまた具体的な形になってから共有できればと思いますが、大学院の同期とサービス作りに取り組んでいます。LINEを退職する予定はありませんが、大学院での二年間の学びを活かして、形に残るアウトプットを出す予定です。

4. Podcast、はじめました
 テキストから音声の領域にアウトプットを拡大しました。友人である田島ひかるさん(https://note.com/azit/)と、IT企業でプロダクトマネジメントに携わるゲストをお呼びして、サービスづくりや業界の裏話などについて好き勝手にしゃべる番組です。

 noteとはまた違った面白さ、難しさなどがありますが、実際に自分達で配信してみたいとわからない学びがあったり、いろいろなPMの話をガッツリ聞くことができたりと、本当に初めて良かったと思っています。直近は修論に追われていたので更新できていませんでしたが、年明けに再開出来ればと思ってますので、ぜひぜひ感想 & フィードバックをよろしくお願いします!

5. 日常の思い出
 今年は昨年と比べてもコロナが比較的落ち着いていた雰囲気もあり、オフラインで人と会ったり出かける機会が増え、少しづつ日常が戻ってきた実感が有りました。来年は、海外に行きたいですね。

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2021年も、本当にありがとうございました。

2022年も楽しく、新しいことにチャレンジし続ける一年にしたいと思います!引き続き、よろしくお願い致します。

それでは、良いお年を。

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