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ごめん、ただいま。

2月8日に日本を出発し、これまでモロッコ/シェフシャウエンで唯一の焼き鳥屋を目指し日々奮闘してきましたが、このたび新型コロナウイルスの影響にどうしても抗えず、涙を飲んで日本へ帰国して参りましたことをご報告いたします。

せっかく多くの方々が応援してくださったのにこんな形になってしまい、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

昨日関西国際空港へ降り立ち、さっそくコロナの抗原定量検査を行い、陰性でした。しかしまだ100%感染していないとは言い切れないらしく、厚生労働省の定める規定に則り、14日間の自主隔離を行います。(大阪の実家に滞在しています)

しかしまだモロッコ開業を諦めたわけではありません。

物件もアパートも既に契約済みで、半年分の家賃も支払ってきました。開業に必要な荷物は全て、アパートに置いて帰って来ています。なので少なくとも向こう半年以内には再びモロッコへ戻り、再挑戦するつもりです。

ここ半年間モロッコのシェフシャウエンという街で過ごしてきて、僕は本当にこの街が大好きになりました。

旧市街を歩くと2分に1回は顔馴染みと会うし、探し物はその辺の人に聞けば数珠繋ぎでだいたい何とかなる。

論理的に行動する日本人とは対称的に、感情的に行動するモロッコ人と共に過ごす時間は、とても心地がいい。

「神のみぞ知る」という意味のインシャアッラーの精神は、よく考えてみれば、実に現実的で効率的で忖度しない精神だ。

開業準備のために、世界中のインスタ女子が歓喜して止まない青い街並みを何百周と歩き回った結果、今や《#シャウエン》とタグ付けされた大半の写真の撮影された場所は、ほぼ正確に説明できるようになりました。

数々のやり残したこともあります。開業は勿論ですが、エッサウィラ・ワルザザート・マラケシュ・タンジェ・サハラ砂漠にも行ってないし、モロッコ彼女だってまだ…。

当然うまくいかないことも多いんだけど、そんな時には必ずなだめてくれる人がそばにいたりする。

最終的に何とかなるということを、彼らは細胞レベルで熟知している。

あかん、モロッコ愛が止まらん(笑)

開業の地に、シェフシャウエンを選んで本当よかった。

また必ず帰ります。

インシャアッラー。

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