空揚げの場のリセット
久々に空揚げした。
今回、いい感じだったことについても書き残しておこうと思う。0リセット勧進という独自のクラウドファンディングのようなものを水面下で始めているところなのだけど、それに伴って「0リセット」という言葉で物を思考することが増えている。
空揚げの場での0リセット。いい感じになってきたのは片付けと掃除だ。空揚げをすると、キッチンで油が飛んだり、たくさん洗い物が出てきたりする。レンタルスペースではないところを一時的に使わせていただくことが多いので、場を分かち合ってくださる方と一緒に片付け・掃除をすることが多いのだけど、これを行う心持ちが変わってきたように思う。コンロ、シンク、備品を綺麗にすることは当然のことなんだけど、床の雑巾掛けまでやると気持ちがいい。キッチン以外の主要フロアの雑巾掛けまで行うと、いい感じだ。
片付けと掃除をするにあたって、滞在できる時間が少ないと、それらが雑になってしまう。だから、ありがたいのは余裕を持って滞在することができる場所で揚げさせてもらうことだ。滞在時間が短い時には、少しばかりアップテンポで片付けていくことになる。以前、イベントを企画・運営する仕事をしていたことがあるのだけど、その時のことを思い出す。会場が時間貸しの場合に作業をスピーディにやっていくのは必須だ。しかし、今の空揚げはそこまでの時間的制約を受けることが少ない。だから少しだけテンポを落としつつ、丁寧にすることを意識したい。ダラダラとやりたいわけではなく、丁寧にやる。
改めて今、なぜ片付けと掃除について考えているのかというと、今年、片付けと掃除に関する手痛い”やらかし”を何回か体験していたからだ。空揚げを揚げてもいいよと場を分かち合ってくださった方々とはできるだけ仲良くやっていきたい。片付けと掃除は空揚げの場の終盤で行うことになるから、そこが微妙な感じになると、その後の関わりにわだかまりが生まれやすくなってしまう。片付けと掃除は、良き関係を紡いでいく技術の一つだと思うくらいに、大事にしたいことだと思った。
片付けと掃除を行うことに対する気持ちが変わりつつある。より身体に定着してきた感じがある。実際、片付けと掃除を行うと、心がすっきりする。いい感じになる。場を分かち合ってくださった方にとっても心証が良いだろうし、何より自分が気持ちよく一つの場所を離れることができるのはありがたいことだ。つまり、心がリセットできる。手間ひまをかけて場所を調えることで、執着することとは異なる感覚が生まれる。愛着を持って場を大切にするということを片付けと掃除から学ばせて頂いている。
0リセット勧進における空揚げの立ち位置は、まだそれほど明確でもないのだけど、空揚げという小さな祭りを行い、副産物として生じてくる片付けと掃除を通して、場を調えていくことは、これからも探究していく。
さらに考えていきたいのは、買った食材を余すところなく使い切り、手元の荷物をリセットするにはどうしたら良いのか?ということ。そして、できるだけ環境負荷を下げるにはどうしたら良いのか?ということだ。
移動しながら、荷物のほとんどを手放していく。これと食材の持ち運びは相性が良くない。心地よく継続していくためには、引き続き 空揚げのやり方を進化させる必要がありそうだ。
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