これでは儲からないし売れないし

私が10年管理監督職を勤めた勤務先の工場兼支社が来月で無くなるようである、20年前から撤退売却の噂があったので恐らくここにきて銀行に売却を迫られたのであろう。

私の在籍時から万年赤字会社であるから結局なにも変わらないのねである、私はボーナスが出せなかったタイミングであの会社に見切りをつけたのだが、そもそも役職定年で先輩上司がリストラされるのを見て自分の将来を考えて会社、サラリーマンを辞めたのである。

そこは同族経営の典型で偉いのは創業者だけで、そこから先はエラソー同族バカ社長が代々継ぎボロボロになったがそれを反面教師としたか現社長は比較的高偏差値大を出て、現場でもバイトをするような跡継ぎのようである。

が、結果は大惨敗。歴代のエラソーバカ社長と実績はなにも変わらない、それどころか基幹工場を閉鎖したダメダメボンボンである。ネット記事のインタビューを読んだが結局本質がわかってない。

簡単な話であるが誰でも出来る単純労働、しかも安ギャラ24時間年中無休の超絶ブラック職場なんていうところにはまともな人材なぞ来ないのである。

私もそこに行った理由は、前職を辞めて半年遊んでいたがついに現金が底をついたので現金日払いと書いてあったそこに面接に行っただけである。そのまま社員になって長く管理監督者になるとは思ってもみなかった。

そんな環境であるからマニュアルなぞ成立しないのである、支配するものがその都度指示をすることでしか成立できない。それを回避したければ新しい機械を導入するのみが正解である。

そこの設備は私の小学校入学と同じ頃の機械だったり、すでに減価償却も済み毎日のように壊れるポンコツ機械のオンパレード。

ついに絶命してようやく最新型の機械が導入されると、今までの苦労が何だったのであろうと思うほどの生産効率しかも廃棄や不良品も少ないのである。

そんなことを何回稟議に上げたところで何も変わらない、だからまともな人材は見切りを付けて出ていくのである。

同じような人材しか集まらないカテゴリーで生きるには自分もそこに合わせなければ生き残れない。営業も同じ、自分とは違うカテゴリーに売りに行ったところで相手にされることもない。

昨日のメシは久々にうまかった。

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