美容部員の仕事編6【忘れられないお客様2】

前回の美容部員の仕事編5【忘れられないお客様】の続きです。

その方は、当時、美容学生で、3週間連続で来てくれました。もっとかな?

さすがに、こんなに来てくれたら他人に興味のない僕も覚えます!
ただ、それにしても、未だ、忘れられないくらい覚えていて、頻繁に思い出すくらい覚えてます。

リップのパッケージがやたらゴージャスな外資系ブランドでの唯一の思い出です。

話を戻すと、

その方は、1回目、お母さんと一緒に来てくれて、リップをいくつかタッチアップさせて頂いて、2つの商品で迷う事になりました。

色はこっちの方が良いけど、パッケージはこっちのやたらゴージャスなやつの方が良い!


色をとるか。パッケージを取るか。

いや〜、これは迷いますよね〜!

この新色めっちゃ好き!やのに、なんでこのパッケージやねん。あのやたらゴージャスなパッケージが欲しかったのに。


どっちも捨てがたい。

で、その方とお母さんと僕で三者会議の末、、、


どっち取ったと思います?



その方は、






色をとりました〜!

さすが美容学生ですね!

その色番号まで覚えてます。
あんなに品番があるのに。

で、帰り際には、お父さんも来られて、気さくにお話して下さりました。


そして次の週、

別の方の接客中に、後ろで、お父さんとその方が来られたのを発見しました。

ただ、ちょうど混み合っていたので順番待ち状態で、

なぜかその時、何がなんでもその方の接客もう一回、つきたいと思ったのを覚えてます。



でも、僕は、別の方の接客中だし、、、


待たせすぎたら、帰っちゃうかな。別の店員がもうすぐ手、開きそうから、はよせなあいつ(別の店員)に接客入られるやん。とか、


もう、そっちが気になって仕方なかったです。

僕は、神様など信じてないので、祈ったりはしません。なので、自力でなんとかしないとと思い、必死でした。


そんなこんなしてると、案の定、別の店員は、接客が終わり、手が空きました。

おい、お前まさか、、、

まさかとは思うけど、あの方の接客行くんやないやろな!行くなよ、行くなよ、行くなよ!と横目で全神経を集中させて注目してましたが、 




その店員、


まぁ、接客行きますよねーーー。。。


僕が前接客したことなんて、僕しか知らないし、なんなら、前接客した人が接客するなんてルールも店に無いし、むしろ手が空いて、待ってるお客様がいるのに、声掛けないわけが無くて。



あー、終わった。

全てが終わった。



ただ、もう一度、眼を向けると、


なんと、お父さんとその方は、
別の店員の接客を断って僕を待ち続けてくれてました!!


え!マジで!!!



先程も言ったように、物理と論理にしか興味がない僕は、宇宙から生命、人生までを物理的にしか考えません。なので、神様のなんてものは、これっぽっちも信じてません!






でもあの瞬間、間違いなく、

神の力が働きました。

以上。



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