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「当たり前」のレベルアップ

 咲柔館では、柔道場で様々な生活習慣を身につけることを大切にしています。そこで、道場内の心がけとして標榜しているのが「咲柔館 7つの習慣」です。

【咲柔館 7つの習慣】
1・自分から元気に挨拶をする。
2・大きな声ではっきりと返事をする。
3・靴・トイレのスリッパを揃える。
4・背筋を伸ばして礼をする。
5・時間を守る。(稽古開始時間・着替え等)
6・心を込めて丁寧に掃除をする。
7・物を大切に使う。

 最初はなかなかできなかったり、忘れてしまっても大丈夫です。1つひとつの行動の意味や大切さを教える、大人がまず見本を見せる、そして、できた時はしっかりと誉める。こうしたことを根気強く続けていくと、1つずつ、少しずつ、行動が習慣化されていきます。

 「習慣化」とは、ある行動が意識せずにできる「当たり前」の状態になったということです。ただ、「7つの習慣が全てできた」と思ってもそこはゴールではありません。この「当たり前」もレベルアップすることができます。
 ある女の子は、「しわが1つもないようにするの。」と言いながら、柔道衣を一折り一折り心を込めてたたんでいました。ある男の子は、下足箱に靴を置く際に、かかとをきっちりと揃えて置いていました。「とりあえず形式的にやればいいや」という気持ちは一切なく、「もっと良くできる、上手くできる」と向上心を持って行動するお子さんたちの姿には感心させれます。きっと、柔道場だけではなく、幼稚園や学校、何よりご家庭でこういったご教育を徹底されているからこそ、自発的にこうした行動がとれるだと思います。

 保護者様が、お子様に柔道を始めさせたい理由で最も多いのが「礼儀作法」に関することです。「三つ子の魂百まで」という言葉があるように、「幼少期のうちに良い習慣を身につけさせたい」という想いで入塾をご希望される保護者様が多くいらっしゃいます。良い習慣は、お子さんにとって一生の財産です。これからも、柔道「を」教えるだけでなく、柔道「で」良い習慣を身につけることも大切にしていきます。

「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」
文武一道塾 咲柔館


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