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敬意があればなんでもたのしい~世代を越えた柔道の楽しさ~

 現在、咲柔館の中高生・大人クラスには、10代から60代までの方が通われています。写真の日は、10代、30代、60代の方が一緒に稽古をされました。当然、年齢に関係なく組み合います。投げたり、投げられたりもします。こうして稽古を重ねるうちに、お互いの関係性が深まり、稽古後は柔道談議に花を咲かせることも。皆さんは世代を越えてすっかり「柔道仲間」といった感じです。

稽古後の柔道談議

 年齢、体力、運動歴が異なる方たちが、安全に楽しく柔道をするために必要なことは何か。そのヒントをコピーライターの糸井重里さんが教えてくれました。糸井さんは、10月末に行われた「前橋BOOK FES」というイベント後、ご自身の会社のウェブサイトでこのようにおっしゃっていました。

終わったばかりの当日の夜、あえてひとつだけ、
ぼくが言っておきたいことがあります。
それは「敬意」ということばです。
人と人の間に、前橋の人と外から来た人の間に、
本と人との間に、いつも敬意があったと感じたのです。
締めに、あえて一行だけ言っておきましょう。
「敬意があればなんでもたのしい」と

(ウェブサイト ほぼ日刊イトイ新聞 より抜粋)



 「敬意があればなんでもたのしい」。糸井さんの文章を読んだ時、「まさにこれだ」と思いました。敬意があるから相手を安全に投げようと気遣う。敬意があるから相手の技に対して潔く受身がとれる。もちろん、安全に柔道をするためには、一定の技術力、体力が必要です。ただ、この敬意こそ「みんなが笑顔になれる柔道」の土台となります。
 心を込めた礼をする。さわやかな挨拶をする。丁寧な言葉を使う。こういった面も含め、咲柔館の塾生様たちは、常に相手への敬意を大切にされています。敬意に満ちた柔道は、見ていても、やっていても清々しい気持ちになります。
 年齢に関係なく、お互いに敬意を持つ。このことを大切にし、世代を越えた柔道の楽しさ、素晴らしさをもっと広めていきたいと思います。

「柔道家が増えることで、社会はより良くなる」      
文武一道塾 咲柔館


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